8/7 真夏の只見線駅めぐり
会津若松からは13:07発普通会津川口行き9429D(キハ40-2021+キハ40-534)に乗車。
北海道のキハ40と違って冷房車なので快適です。会津若松発車時はそれなりに学生が乗っていましたが、山奥へと分け入る手前の会津坂下でほとんど降りてしまいました。
1時間46分乗り続けて、終点会津川口の一駅手前、会津中川で下車。山間の秘境駅みたいなところかと思いきや、駅前にちゃんと集落があり、交通量の多い道路も通っています。だいぶ標高が高いので涼しいかと思いきや、全然そんなことはありません。
待合室は虫の死骸が多い上に、風通しが悪いので入口の庇の下で列車を待ちました。
ホームは片面ですが、貨物ホームの跡も残っています。列車待ちの時間に夏らしい写真も何枚か撮れたので、暇なときにツイッターかインスタにでも貼ろうかと思います。
列車を待っていると駅前に突然外車がやってきたので、何事かと思いきや列車でどこかへ行く学生が送られてきただけでした。
山間から一気に盆地へと戻り、会津本郷で下車。旧大沼郡会津本郷町(現会津美里町)の玄関口ですが、駅自体は境界を越えた隣の旧北会津郡北会津村(現会津若松市)にあります。
ホームは片面ですが、対向ホームの跡が残っており、一部がソーラー発電所に転用されています。
再び山間に分け入り、会津水沼で下車。只見川の岸辺にある秘境駅で、夕立でも降ったのかしっとりとした空気に包まれていました。
ホームは片面ですが、かつては島式だったようです。貨物ホームの痕跡も残っていますが、この時は夏草に覆われていたので近寄ることができませんでした。
駅舎は平成23年7月の豪雨で水没して再建されたもので、旧駅舎のデザインが継承されています。駅前には民家と旅館の建物がありますが、いずれも廃屋のようで、人が住んでいる集落は只見川の対岸にあります。
駅周辺はツキノワグマの出没地帯とのことで、不安だったのでスマホで音楽を流しながら駅周辺を散策しました。集落からは離れているので住民の迷惑にはなっていないはずです。日暮れ時、駅はヒグラシの「カナカナ…」という声に包まれていますが、駅前を通る国道はそこそこ交通量が多いので、時折物凄いスピードで飛ばしていく車の音が響き渡ります。
待合室は利用者がちゃんと扉を閉めて行ってくれているおかげで虫も少なく綺麗でしたが、風通しが悪くムッとした空気がこもっていました。駅ノートを見つけたので記入。
40分ほどの滞在はあっという間。熊に気を付ける必要がありますが、のどかでいい感じの駅でした。
会津水沼19:20発普通会津若松行き434D(キハ40-502+キハ40-584)には男性が一人乗っているだけで、実質貸切状態でした。ワンマンカーではないので、乗客より乗務員の方が多いという事態もありえそうです。
会津若松には20:58着。乗ってきた列車は40分後、会津川口へ向け再び夜の山へと分け入っていきます。
この日は駅から徒歩20分ほどの快活CLUBE会津インター店に宿泊。駅から若干遠いですが、シャワーもランドリーも充実しています。
令和元年8月7日
新規訪問駅:4
総訪問駅:3156