まだ見ぬ駅を求めて~逆瀬の駅巡り旅~

駅巡りの記録をひたすら載せていくブログです。やたら更新する時と全く更新しないときがあります。

【北海道ドライブ旅】9/16 北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線廃駅巡り(愛冠~池田)

前回の記事でも書いたとおり、予定ではこの日に営林署で林道の鍵を借りてタウシュベツ川橋梁に接近する予定でした。

ところが、この日は祝日。営林署は祝日は休みなので鍵を借りることができません。

さて、タウシュベツの代わりにどこへ行こうか、そう思いながら地図を見ていると、上士幌から足寄が案外近いのに気が付きました。ということで、予定を変更してこの日の午前中はふるさと銀河線の廃駅を巡ることにしました。

7:53 上士幌の宿を出発。

f:id:Sakasegawa3019:20191013123634j:plain

愛冠駅 駅舎

8:38 国道241号、242号を経て途中で給油もしつつ愛冠駅へ。平成18年の廃止後、レールは撤去されたものの、駅舎とホームが残されています。駅舎は駅名にちなんでかメルヘンチックなデザインになっています。後で調べて分かったことですが、駅舎は夏季のみうどん屋として使われているとのこと。カップルで訪れるのが良さそうな廃駅ですが、生憎我々はむさい男子大学生3人組。いつか、彼女をつくって一緒にここへ来ようと心に誓ったのでした。

f:id:Sakasegawa3019:20191013124600j:plain

足寄駅 旧駅舎(復元)

8:55 足寄駅跡へ。よさげな感じの木造駅舎がありますが、これは本物ではなく廃止後に昭和14年から平成16年まで使われていた旧駅舎を復元したもの。内部は食堂として使われています。旧駅舎の特徴をよく再現してあるので、これから歳月を経て風格が出てくることでしょう。

f:id:Sakasegawa3019:20191013125408j:plain

道の駅あしょろ銀河ホール21

平成18年の廃止まで使われていた本物の駅舎はこちら。道の駅との複合施設で、駅としての廃止後も引き続き道の駅として使われています。駅舎内のホーム跡は一部がモニュメントとして残されており、駅名標も保存されています。

ちなみに足寄町は歌手の松山千春さんの出身地なので、銀河ホールの入口に「大空と台地の中で」の歌碑が設置されています。

f:id:Sakasegawa3019:20191013130113j:plain

仙美里駅跡を発車する陸別行きバス

9:37 仙美里駅跡へ。ちょうど駅前を、ふるさと銀河線を転換した陸別行き十勝バスが発車するところでした。

f:id:Sakasegawa3019:20191013130327j:plain

仙美里駅 駅舎

平成4年12月24日から廃止までの13年4か月しか使われなかった駅舎はコミュニティーセンターとの合築で、廃止後はバス待合室に転用されています。

駅舎内の一部は「仙美里鉄道資料室」となっており、ふるさと銀河線陸軍省軍馬補充部十勝支部バロン西こと西竹一氏に関するパネルが展示されています。

f:id:Sakasegawa3019:20191013130944j:plain

本別駅跨線橋

9:59 本別駅跡へ。中川郡本別町の中心地にあった駅で、平成3年改築の駅舎は「道の駅ステラ★ほんべつ」に転用されています。

年季の入った木造跨線橋も残されており、内部が鉄道記念館として整備されています。

f:id:Sakasegawa3019:20191013131350j:plain

本別駅跡近くの洋館

同行の二人が道の駅の方を見に行っている間、私は一人で、来る途中に見て気になった駅近くの洋館を撮りに行っていました。

f:id:Sakasegawa3019:20191013131555j:plain

岡女堂駅跡

10:17 岡女堂駅跡へ。甘納豆などを製造する「岡女堂」が出資して平成7年9月4日に開業した駅で、駅として営業したのは10年ちょっとと短命でした。「十勝豆工房 岡女堂本家(旧岡女堂本別工場)」に隣接しており、線路が撤去された以外はそのままの姿で残されています。廃止当時の時刻表もそのままホーム入口に掲げられていました。

f:id:Sakasegawa3019:20191013132226j:plain

南本別駅跡近くの橋台跡

10:36 南本別駅跡付近へ。製糖工場の裏手にあったホームと待合室だけの簡素な無人駅でしたが、駅跡は草に覆われて近づくことができませんでした。

とりあえず今回は橋台跡だけ見て立ち去りましたが、また草の少ない時期にリベンジしたいと思います。

f:id:Sakasegawa3019:20191013132715j:plain

勇足駅 駅舎

10:47 勇足駅跡へ。平成5年11月27日改築の駅舎は仙美里の駅舎とよく似ています。駅舎はコミュニティセンターとしてそのまま残っていますが、中に入ることはできません。ホーム跡はパークゴルフ場になっていました。

f:id:Sakasegawa3019:20191013133143j:plain

大森駅

11:01 大森駅跡へ。仮乗降場から昇格したホームと待合室だけの簡素な駅で、駅の痕跡は全くと言っていいほど残っていません。仮乗降場として開業する前から列車が停車していたそうで、調べてみればなかなか奥の深そうな駅です。

f:id:Sakasegawa3019:20191013133732j:plain

高島駅

11:10 高島駅跡へ。現役当時は木造駅舎のあった駅ですが、残念ながら平成20年に解体されており、線路と駅名標がモニュメントとして残るのみとなっています。

駅舎が残っていればさぞかし見ごたえのある駅だったんでしょうね。

f:id:Sakasegawa3019:20191013134104j:plain

様舞駅跡?

11:23 様舞駅跡付近へ。大森同様、仮乗降場として開業前から列車が停車していた駅で、航空写真を使って下調べをしてきたわけではないので、場所がはっきりと分かりませんでした。とりあえずこの辺だろうと思われると見込みをつけて写真を撮ってきましたが、自信が無いので、いずれ再調査することになりそうです。予定を急に決めるとこういうところでツケが回ってくるのだと実感しました。

f:id:Sakasegawa3019:20191013134604j:plain

池田駅 駅舎

11:36 池田駅へ。ふるさと銀河線根室本線から分岐していた駅で、もちろん今も現役の駅です。せっかくなのでご当地入場券を購入しました。

ふるさと銀河線の廃駅めぐりはこれで終了、この後はしばしご当地入場券目当ての旅となります。いずれは北見~池田の全線を辿ってみたいものですが、果たしていつになるのやら。