まだ見ぬ駅を求めて~逆瀬の駅巡り旅~

駅巡りの記録をひたすら載せていくブログです。やたら更新する時と全く更新しないときがあります。

11/14 埼玉県民の日フリー乗車券で行く埼玉県北東部(東武日光線編)

11月14日は埼玉県民の日ということで、毎年埼玉県内の私鉄各社がフリーきっぷを販売しています。そのうち東武鉄道については東上線を除き年間を通して乗り降り自由な切符がなく、この日が多くの駅を巡れる唯一の機会となっています。

私は埼玉県民ではありませんが、せっかくの機会を利用して駅を巡り、埼玉県民の日の恩恵に与ってきました。

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谷塚

高田馬場を7:35発山手線外回り0735G(モハE234-138)で出発し、日暮里7:57発取手行き781H(クハE231-43)、北千住8:13発普通北越谷行き712S(13508)と乗り継いで谷塚へ。伊勢崎線が埼玉県に入って最初の駅で、埼玉県民の日フリー乗車券使用可能区間の最南端です。川を越えるとすぐ都区内という立地のためか駅の雰囲気は都区内の下町の駅と大して変わりません。

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南栗橋駅西口

谷塚8:34発普通北越谷行き809(15659)と草加8:39発急行南栗橋行き719K(5514)を乗り継いで南栗橋へ。特急以外の全ての列車が系統分離される日光線屈指の運行拠点駅で、車両基地も併設されてます。都心部から直通してきた10両編成の列車から短い4両編成の列車(時には2扉車も)への乗り換えとなるので、遠くに来たなと感じられる駅でもあります。駅自体は昭和61年開業とそれほど古くなく、駅周辺は新興住宅地が広がるだけで、特に大きな町があるというわけではありません。

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柳生駅

南栗橋9:36発普通新栃木行き223(12257)で柳生へ。埼玉・栃木・群馬の三県境近くにある駅で、一駅先の板倉東洋大前駅群馬県。つまり埼玉県民の日フリー乗車券使用可能エリアの一番端にある駅です。そのためか同業者の姿も見かけました。

駅舎は昭和4年11月開業時に建てられたと思われる木造駅舎ですが、綺麗にリニューアルされています。こんな小さな駅でもちゃんと自動改札機が付いているのはさすがに埼玉県内といった感じです。同じ日光線でも新栃木以北に行くと自動改札機どころか券売機すら無かったりしますからね。

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新古河駅東口

柳生10:03発普通南栗橋行き226(21412)で新古河へ。橋上駅舎なので柳生江距離は都会っぽく見えますが、駅前は柳生以上に閑散としています。こちらは駅名で分かるように茨城県との県境付近にある駅で、所在地は埼玉県加須市向古河。

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三国橋の対岸は茨城県古河市

次の列車まで30分あるので、駅近くの三国橋へ。下総(茨城)・下野(群馬)・武蔵(埼玉)の三つの国を跨ぐことからその名が付いた橋で、対岸には茨城県古河市の市街地が見えています。茨城側を見ても埼玉側を見ても延々と平地が続いているので、関東平野雄大さを感じ取れる場所でもあります。

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栗橋駅西口

新古河10:36発普通南栗橋行き228(11261)で栗橋へ。JR東北本線との乗換駅で、駅構内の連絡線を利用して新宿ー日光・鬼怒川温泉を結ぶ特急列車の乗り入れが行われています。駅舎は平成12年12月に橋上化されており、その際にJRと東武の改札が分離されました。

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栗橋駅 旧駅舎

JRのホームは東武のホームより南にずれた位置にありますが、これは水害からの復旧時に移転したことによるもので、かつては東武のホームと並ぶ位置に国鉄のホームがありました。旧駅時代に使われていた駅舎は今も東口を北に直進したところに残っています。築年は不明ですが、駅として使われなくなってからでも既に70年近くが経過している辺り、相当古いものと見て間違いないでしょう。

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幸手駅東口

栗橋11:12発普通南栗橋行き230(11252)と南栗橋11:21発急行中央林間行き1164T(51058)を乗り継いで幸手へ。幸手市内唯一の駅で、平成31年3月16日に橋上化されたばかりです。間接照明や木目調の内装が落ち着きを感じさせるピカピカの新駅舎がこれから永きに渡って利用者から愛される駅舎となっていくといいですね

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旧野口堂電機

交通費等を考えるとそう簡単に来れる場所ではないので、市内も散策していきましょう。街並みは首都圏のベッドタウンというよりは北関東の地方都市といった趣で、町家や近代建築が所々に残っています。街中の建物の中で特に存在感があるのが写真の野口堂電機で、今は使われておらず窓も一部が塞がれているものの風格を感じさせます。

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幸手市役所

幸手市役所は昭和42年に幸手町役場として建てられたもので、昭和61年の市制施行を経て今に至っています。庁舎入り口わきに建つモニュメントは「せをにする」という市名にちなんだものだそうで、有名人の手形のモニュメントなんかも並べられています。市長は暴力を手にしましたけどね・・・

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石井酒造

線路を越えて今度は駅の南西側へ。スーパーマーケットの裏手の石井酒造には素敵な洋館が残っています。状態はかなりよく、所有者から大事にされているのが伝わってくる物件でした。

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幸手駅西口

一通り駅周辺を散策したところで、橋上化に伴って開設された西口へ。橋上化から一年も経っていないこともあってまだまだ駅前は開発途上といった感じです。

幸手12:55発急行中央林間行き1289S(08503)で東武動物公園へと向かいました。