まだ見ぬ駅を求めて~逆瀬の駅巡り旅~

駅巡りの記録をひたすら載せていくブログです。やたら更新する時と全く更新しないときがあります。

12/24 クリスマスイブのいすみ鉄道駅めぐり

この日は青春18きっぷを使って房総半島へ

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上総中野行き5D

高田馬場を5:07発山手線外回り0401G(クハE234-43)で出発し、東京5:42発総武快速線佐倉行き0505F(クハE216-2034)、千葉6:29発普通上総一ノ宮行き229M(クハ208-2105)、上総一ノ宮7:22発普通安房鴨川行き2229M(クハ208-2148)を乗り継いで大原へ。いすみ鉄道の一日乗車券を購入し、大原からは7:44発上総中野行き5D(いすみ351)に乗車します。

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上総中川駅

8:08着の上総中川で下車。民家の裏に隠れるようにひっそりと存在するホームだけの無人駅ですが、昭和29年までは貨物営業も行う駅でした。駅舎はいつ頃まであったのでしょうか。

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西大原駅

上総中川8:29発普通大原行き10D(いすみ352)で西大原へ。昭和35年に開業したホームだけの無人駅で、国鉄仕様の駅名標が錆びつきながらも残っています。

大原市街地の外れのような立地で、家自体は少なくありませんが、入口に駅名表示もなく存在感は希薄です。

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上総東駅

西大原9:03発普通大多喜行き7D(いすみ302)で上総東へ。昭和30年まで存在した長生郡東村の中心部にある駅で、国鉄時代は棒線駅でしたが、転換時に交換設備が新設されました。

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今も残る旧駅舎

昭和5年開業時に建てられた木造駅舎は、国鉄末期時点で役目を終えていましたが、個人所有の倉庫になって駅入り口わきに現存します。旧木原線内では大原を除き唯一原型を留める木造駅舎ですが、鉄道ファンからはあまり顧みられないようです。

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上総中野駅

上総東9:36発普通上総中野行き9D(いすみ352)で終点の上総中野へ。いすみ鉄道との乗換駅ですが、小湊鉄道は9月9日の台風15号の被害を受けて運休中のため、今はいすみ鉄道の列車しかやってきません。駅舎は平成元年に建てられたログハウス風のもので、2つの会社の路線が乗り入れる駅にしては随分と簡素です。

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小谷松駅

上総中野10:34発普通大原行き14D(いすみ352)で小谷松へ。西大原と同時に開業したホームだけの無人駅で、駅前に熊野神社があります。訪問時は業者さんがホームの植栽の手入れをしていました。

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東総元駅

17分歩いて隣の東総元へ。昭和12年に開業したホームだけの無人駅で、当初はガソリンカーのみが停車していました。変わった形の待合所内にはなぜかおみくじが設置されていますが、これは平成20年にテレビ東京系列の「チャンピオンズ~達人のワザが世界を救う~」という番組の企画で建てられたもののようです。

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西畑駅

東総元11:23発普通上総中野行き11D(キハ52-125+キハ28-2346)で西畑へ。まさかキハが平日の普通列車に入るとは思っていなかったので、やってきたときには驚きました。東総元と同時に開業した駅で、同じくガソリンカーのみが停車する駅でした。

待合所は転換後に改築された和風デザインのものです。

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久我原駅

西畑11:56発普通大原行き16D(キハ28-2346+キハ52-125)で久我原へ。西大原・小谷松と同時に開業した里山の中にあるホームだけの無人駅で、「秘境駅」として知られていますが、見える範囲にバス車庫があるのでいまいち秘境感に欠けます。

駅ノートは確認出来るだけでも10冊あり、訪れる人の多さが感じられます。

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総元駅

久我原12:33発普通上総中野行き13D(いすみ302)で総元へ。昭和8年開業時から1年間だけ終着駅だった駅で、国鉄時代は木造駅舎がありましたが、平成4年に改築されています。駅舎は公民館併設のものですが、色も高さも揃っておらずちぐはぐなデザインなのが気になります。まあこの不格好さも駅の個性ではあるのですが。

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大多喜駅

総元13:09発普通大原行き18D(いすみ302)で大多喜へ。本多忠勝が初代藩主を務めた大多喜藩の城下町・夷隅郡大多喜町の玄関口で、いすみ線内では唯一の有人駅です。

駅舎は昭和5年開業時に建てられた木造駅舎ですが、大幅に増改築されていて原型を留めていません。改札横には「チャンピオンズ~達人のワザが世界を救う~」で作成された本多忠勝像が置かれています。

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大多喜町役場

駅から2分ほど歩いて大多喜町役場へ。早稲田大学會津八一記念博物館(旧早稲田大学図書館)などを手掛けた建築家・今井兼次氏の作品で、登録有形文化財です。

オリジナルの姿を残しつつ耐震改修が行われており、なかなかいい雰囲気でした。

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城見ヶ丘

役場から20分ほど歩いて城見ヶ丘へ。平成20年8月9日に開業した線内で最も新しい駅で、新興住宅地「船子城見ヶ丘団地の中にあります。駅名の通り、遠くに大多喜城の姿を望むことができます。

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国吉駅

城見ヶ丘14:20発普通大原行き20D(いすみ352)で国吉へ。国鉄時代からの交換駅で、平成3年に商工会館との合築駅舎に改築されました。貨物ホーム跡には久留里線で活躍したキハ30-62が保存されています。

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いすみ市役所夷隅庁舎

国吉の市街地を抜けていすみ市役所夷隅庁舎へ。昭和45年4月に夷隅郡夷隅町役場として建てられたもので、平成17年の合併でいすみ市となりました。

ソテツの木が南国風情を感じさせます。

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新田野駅

役場を見てから20分ほど歩き、新田野へ。西大原・小谷松久我原と同時に開業したホームだけの無人駅で、駅前を国道が通っています。周囲はのどかな田園地帯ですが、待合所に置かれた日本人形が異様です。

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大原駅

新田野15:48発普通大原行き22D(いすみ351)で大原へ。JR外房線との乗換駅です。いすみ線の前身である国鉄木原線は木更津と大原を結ぶ計画で着工されましたが、木更津側(久留里線)は上総亀山、大原側は上総中野まで開通したきりで、全通には至りませんでした。いすみ線の大原駅には改札口があるものの無人駅です。

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大原駅 駅舎

JR大原駅の駅舎は明治32(1889)年開業時に建てられた木造駅舎で、幾度もの改修を経て築130年を経た今でも現役です。この駅への訪問を以て、千葉県内のJRは全駅訪問達成となりました。

 

大原からは16:43発普通千葉行き280M(クハ208-2126)、千葉18:12発総武快速線大船行き1810F(クハE216-2020)、錦糸町18:52発総武緩行線1873B(クハE230-80)、新宿19:18発山手線外回り1951G(モハE234-6)を乗り継いで高田馬場へと帰りました。