まだ見ぬ駅を求めて~逆瀬の駅巡り旅~

駅巡りの記録をひたすら載せていくブログです。やたら更新する時と全く更新しないときがあります。

2/7 砂川・士別・旭川の市役所と函館本線旭川口3駅へ

今回からは一週間にわたる北海道遠征の模様をお伝えしていきます。

 

初日は成田空港からジェットスターGK101便で新千歳へと飛び、旭川方面へ。

往路は安いからという理由で成田からの早朝便を利用したのですが、これが安物買いの銭失いみたいなもので、おそらく2度と使うことはあるまいと思います。

成田出発が6時と早いので、前夜から成田駅前の快活クラブに宿泊し、始発列車で空港へと向かったのですが、快活がほぼ満席でマッサージチェアで寝る羽目になった上に、チェックアウト時にレジが故障して会計が長引くというトラブルがありました。

その上、空港第2ビル駅から第3ターミナルが恐ろしく遠く、搭乗まで時間の余裕が無かったのでもう少しで乗り遅れるところでした。

いくら安くても乗り遅れたら洒落になりませんし、成田まで行くのに想像以上に体力を削られるので、二度と使わないと思います。これからはちょっと高くても羽田からスカイマークかエアドゥを使うことにしましょう。

 

さて、本題に入ることにしましょう。GK101便は新千歳に少し遅れて到着。予定ではこの日は室蘭本線安平エリアの駅を巡るはずでしたが、乗り換えが間に合いそうにないので急きょ予定を変更。砂川・士別・旭川の市役所と深川~旭川間の途中駅を巡ることにしました。

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特急カムイ7号

新千歳空港8:15発快速エアポート81号3851M(クモハ721-3203)で札幌へ出て、9:00発特急カムイ7号2007M(モハ7899-1001)に乗り換え。今回は北海道フリーパスを使っているので特急にも自由に乗れます。

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砂川駅

砂川で下車。砂川市の代表駅で、かつては歌志内線・上砂川支線が分岐していただけあって大きな駅です。洋館風の駅舎は平成元年10月に改築されたもの。

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砂川市役所

粉雪舞い散る中を5分ほど歩いて砂川市役所へ。駅から近い市役所は駅めぐりついでで簡単に来れるので助かります。現庁舎は昭和45年に竣工した4代目で、来年春に新庁舎が完成する予定。雪の中の市役所というのもまた北国らしさが感じられていいですね。

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旭川駅前のバス

滝川駅に戻り、15分遅れの10:17発特急カムイ9号2009M(サハ788-1002)で旭川へ。宗谷本線への乗り換え時間を使い、駅前でバスを撮影。旭川駅に来るのはこれが初めてですが、想像以上に大都会でした。日本最北の大都市といった感じでしょうか、さすが北日本第4位の人口を誇る都市だけあります。

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士別駅

旭川11:30発快速なよろ1号名寄行き3221D(キハ40-829)で士別へ。士別市の代表駅で、特急を含む全列車が停車します。駅舎は昭和41年11月に改築されたもので、待合室内には売店もあります。

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士別市役所

20分ほど歩いて士別市役所へ。昭和39年に竣工した古い庁舎で、新庁舎(右)がほとんど完成していたので、そう遠くないうちに役目を終えると思われます。

駅へ戻る時には別の道を通りましたが、小さいながらも歓楽街がありました。古い建物が多い辺り、ここも古くから栄えてきた街のようです。

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旭川駅

士別13:46発快速なよろ6号旭川行き3324D(キハ40-829)で旭川へ。平成22年10月に高架化されたガラス張りの立派な駅で、北の大都市の玄関口にふさわしい構えを見せています。内部は木材が多用されており、落ち着いた雰囲気です。

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旭川市役所

15分ほど歩いて旭川市役所へ。途中何度も信号に引っ掛かり、距離の割には時間がかかりました。昭和33年10月竣工の市役所総合庁舎は、巨匠・佐藤武夫の代表作の一つで、日本建築学会賞作品賞を受賞しています。佐藤氏は軍人だった父の転任に従って中学生の3年間を旭川で過ごしており、ゆかりの地に残る作品ということになります。

62年もの歳月雪に耐えてきた風格も感じられますが、デザインに関して言えばそれほど古さは感じさせません。同じく佐藤作品の矢板市役所や大津市役所もそうですが、やはり傑作は古びないんだなと思わされます。

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伊納駅

旭川16:12発普通岩見沢行き2336M(クモハ721-3)で伊納へ。小さな集落にある寂しい駅ですが、駅前に人家があるので思っていたほど秘境感はありません。駅舎は昭和60年改築の貨車駅舎で、かつては学生の利用が多かったことから2台設置されていましたが、高校の閉校で利用者が減少したことから1台が撤去されています。今となっては利用者も少なく、廃止候補にも上がるほど。この駅もいつまで残るか分かりません。

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近文駅

伊納17:00発普通旭川行き2331M(クハ721-2)で近文へ。旭川市郊外の住宅街の中にある無人駅で、平成元年に改築されています。利用客はそこそこ多そうですが、函館本線の特急偏重ダイヤのために残念ながら本数はあまり多くありません。特急の一部列車を停めてもいいのではないかという気がしますが。

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近文駅待合室

島式ホーム上には明治44年11月築の古い木造待合室が残されています。これで駅舎も古ければ完璧でしたが、待合室が残っているだけでもいい方でしょう。文化財になってもおかしくないくらい古い待合室内に暖房はありませんが、裸電球の灯りのおかげで暖かそうな雰囲気は出ています。

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納内駅

近文17:40発普通岩見沢行き2338M(クモハ721-2)で納内へ。平成11年改築の合築駅舎には深川市役所の支所が入居しています。それほど辺鄙な立地の駅ではありませんが、日没後の駅に人気は無く寂しげでした。まだ18時なのに深夜のような静かさです。

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オスパーコート宮前

日も暮れてしまったので18:17発普通旭川行き2333M(クハ721-11)で旭川に戻り、セコマに寄るために遠回りしてからこの日の宿・オスパーコート宮前へ。

客室は昭和のワンルームマンションみたいな感じで、部屋のシャワーは壊れかけでしたが、大浴場は立派でした。ちょっと駅から遠いですが、値段が安いので貧乏旅行には欠かせない宿です。