まだ見ぬ駅を求めて~逆瀬の駅巡り旅~

駅巡りの記録をひたすら載せていくブログです。やたら更新する時と全く更新しないときがあります。

2/9 厳冬の根室本線・富良野線駅めぐり

北海道遠征3日目は、富良野周辺の駅を巡りました。

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芦別

滝川を5:49発普通東鹿越行き2421D(キハ40-1745+キハ40-1824)で出発。途中の葦別で18分間の停車時間の間に後ろの車両を切り離し。その時間を利用して駅舎を撮影します。炭鉱で栄えた芦別市の代表駅で、昭和22年10月改築の木造駅舎が残っています。

芦別富良野間は昨年11月21日に発生した橋梁破損事故のため、運休してバス代行となっていましたが、2月5日に無事復旧を果たしています。

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野花南駅

6:54着の野花南で下車。山間の集落にある無人駅で、駅裏に貯木場があるなど林業で栄えてきたことが窺い知れます。駅ノートに最近の書き込みが無かったのでひょっとすると自分が復旧後初の訪問者かもしれません。

駅舎を撮っているとあまりの寒さに指がかじかんできたので昨日と比べてもだいぶ冷え込んでいるようです。

ちなみに野花南は俳優・水谷豊さんの出身地だそうです。

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芦別

富良野での車両点検のため3分遅れてきた野花南7:59発普通滝川行き2424D(キハ40-1759)で上芦別へ。野花南のものを対称にしたような同デザインの駅舎は建物財産標によれば昭和57年12月31日改築。さすがに大晦日から新駅舎を使うとも思えないので、昭和58年の始まりと共に新駅舎を使用開始したのでしょうか。

開業は大正9年1月16日で、運休期間中に列車の来ない状態で今年1月16日に開業100周年を迎えています。

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富良野駅

芦別8:15発普通富良野行き2423D(キハ40-1824)で富良野へ。観光都富良野の玄関口で、駅舎は昭和49年10月に改築されたものですが、タクシー乗り場の屋根のせいで写真を撮りづらいです。

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富良野市役所

日曜なので中を見ることができませんが、富良野線の列車まで一時間ほどあったので10分ほど歩いて市役所へ。昭和44年に建てられたもので、設計は道内で多くの公共建築を手掛けている岡田設計。

 

富良野からは富良野線の駅を巡っていきます。

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緑が丘駅

富良野9:58発普通旭川行き728D(キハ40-827+キハ40-826)で緑が丘へ。平成8年9月に開業した新しい駅で、待合室は地元住民や企業の寄付で建てられています。

駅名からして住宅街の駅と言った感じですが、やはり大都市郊外の駅と比べるとのどかな雰囲気です。

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西御料駅

新興住宅地の中を15分ほど歩いて西御料へ。昭和33年に開業した駅ですが、平成11年11月に隣を走る国道の拡幅に伴ってホームが線路の反対側に移転しています。この駅の待合室も地元の寄付で建てられたものだそうで、室内には寄付者の名前が掲げられていました。

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西神楽駅

西御料11:42発普通富良野行き729D(キハ150-4)で西神楽へ。昭和17年まで「辺別(べべつ)」を名乗っていた駅で、平成元年に改築されています。

昭和43年に旭川市編入された神楽地区の西部に位置し、駅前には小規模ながら市街地が形成されていて賑わいがあります。

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神楽岡

西神楽12:05発普通旭川行き1754D(キハ150-6)で神楽岡へ。昭和33年に開業した駅で、周辺駅に比べると大きめの待合室がありますが、これも地元の寄付で建てられたもののようです。旭川の隣駅だけあって周囲には建物が密集しており、遠くにビル街も望むことができます。

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千代ヶ岡駅

神楽岡12:33発普通美瑛行き1755D(キハ150-6)で千代ヶ丘へ。旭川と美瑛の市境近くの集落にある駅です。平成元年改築の駅舎内には千代ヶ丘小学校の生徒がつくったリーフレットがありましたが、昨年閉校してしまったそうです。

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西瑞穂駅

千代ヶ丘13:19発普通旭川行き1756D(キハ150-6)で西瑞穂へ。昭和33年に開業した駅で、おそらく開業当時からのものと思われる扉のないトタン張りの待合室がホーム上にあります。同じホームだけの駅でも住宅地にあった駅と比べると随分ローカルムードが漂っています。

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北美瑛駅

西瑞穂13:58発普通富良野行き731D(キハ150-3+キハ150-1)で北美瑛へ。山が迫ったところにあるホームだけの駅で、待合室は新しめですが、周辺駅と比べると小ぶりです。

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西聖和駅

北美瑛14:23発普通旭川行き732D(キハ150-4)で西聖和へ。雪原の中にポツンとある駅で、美瑛以北の駅の中だと特に利用者が少なそうな感じがします。一応旭川空港の最寄り駅ですが、この駅から歩いて利用する人はほとんどいないでしょう。

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駐輪場併設の待合室

待合室はホームから少し離れたところにある駐輪場に併設されています。元は西瑞穂のようにホーム上に待合室がありましたが、安全上の観点から撤去され、その後地元有志によって駐輪場内に建てられました。「予算の都合上、それぞれの持ち寄った部材で作製致しましたので、あまり格好良くはありませんが、汚さずきれいに使用いただきますようお願い致します。」と貼り紙にありましたが、例え不格好でも利用者のためを思って作られた手作り待合室には心が温まります。富良野線は結構マイレール意識が高く、住民から愛されているようですね。

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美瑛駅

西聖和14:42発普通美瑛行き1757D(キハ40-721)で美瑛へ。観光都市・上川郡美瑛町の玄関口で、国内外からの多くの観光客で賑わっています。昭和27年改築の駅舎は地元の美瑛石を使って建てられたもので、重厚な印象を見る人に与えます。

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富良野駅

美瑛16:07発普通富良野行き733D(キハ150-4+キハ150-6)で中富良野へ。ラベンダー畑で有名な空知郡中富良野町の中心地にある駅で、平成元年改築の駅舎には観光案内所が併設されています。訪問時には駅裏手でお祭りが行われていたようで、花火も打ち上げられていました。

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西中駅

富良野17:05発普通旭川行き736D(キハ150-6+キハ150-4)で西中へ。雪原の中の小さな駅で、車両がはみ出してしまうくらい短い板張りホームの隣にこじんまりとした木造待合室が設置されています。平成23年11月設置の待合室内は隠れ家感があって不思議と落ち着きます。

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富良野駅

西中17:27発普通富良野行き735D(キハ150-9)で富良野へ。この日は富良野駅近くのHOSTEL TOMARに宿泊しました。