まだ見ぬ駅を求めて~逆瀬の駅巡り旅~

駅巡りの記録をひたすら載せていくブログです。やたら更新する時と全く更新しないときがあります。

2/13 厳冬の函館山線駅めぐり

北海道遠征最終日は函館山線の駅を巡ります。

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早朝の小樽駅

小樽を6:13発普通蘭越行き1926D(キハ150-16+キハ40-820)で出発。宿から駅までの坂道が凍っていて何度も転びそうになりながら駅にたどり着きました。ここまで怖い道を歩いたのは生まれて初めてかもしれません。坂道も雪景色も好きだけど、雪国に住むのは無理だなと改めて思いました。

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昆布駅

8:17着の昆布で下車。磯谷郡蘭越町の国道沿いにある駅で、駅裏には温泉施設があります。駅舎は昭和63年10月に改築されたもので、室内には不届き者が捨てていったゴミが散乱していました。壁に落書きも多く少々荒れた印象を受けますが、交通量の多い国道に面した立地ゆえでしょうか。駅名はアイヌ語に由来すると言われていますが、詳しいことは不明で、山間の立地ゆえに周辺で昆布が採れるわけでもありません。

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比羅夫駅

昆布8:59発普通倶知安行き1931D(キハ40-820+キハ150-16)で比羅夫へ。駅舎が民宿になっていることで有名な駅で、駅前には民宿の離れと数軒の民家以外目立った建物はありません。駅前の坂を少し登ってから振り向くとニセコアンヌプリ雄大な姿を見ることができます。駅舎民宿は全国でここだけなのでいつか泊まってみたいと思います。

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蘭越

比羅夫9:51発普通蘭越行き1932D(キハ150-16+キハ40-820)で蘭越へ。磯谷郡蘭越町の玄関口で、簡易委託の窓口では補充券を販売しています。駅舎は昭和43年10月に改築されたもので、地元の人たちによって綺麗に保たれています。

折り返し列車も2往復設定されており、朝の札幌行き快速ニセコライナーは当駅を始発としていますが、夜のニセコライナー倶知安止まりで、蘭越はおろかニセコまでも行きません。

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ニセコ駅

蘭越11:04発普通倶知安行き1935D(キハ40-820+キハ150-16)でニセコへ。世界的観光地ニセコの玄関口で、明治37年に「狩太」として開業、同39年に「真狩」に改称し、昭和43年に現駅名になりました。駅舎は一見新しく見えますが、昭和41年10月改築のものを昭和63年12月にリニューアルしたもので、築50年を越えています。

みどりの窓口くらいあっても良さそうに思えますが、簡易委託駅で、駅舎内には喫茶店と観光案内所が入居しています。

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虻田郡ニセコ町役場

駅前の坂を上ると虻田郡ニセコ町中心市街地で、台地の上に公共施設が集中しています。ニセコ町役場の現庁舎は開基70周年となる昭和42年に建てられたもので、道を挟んだ隣に新庁舎を建設中です。ニセコ町は昭和39年までは狩太町で、町の玄関口だった狩太駅を観光振興のために改称すべく町名変更が行われました。

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ニセコ駅遠景

役場を見た後は坂を下ったところのセイコーマートでこの旅最後のホットシェフ弁当を購入してニセコ駅へ戻りました。駅の背後にはニセコアンヌプリが聳えていますが、生憎雲がかかっていました。

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熱郛

外国人観光客で満員の3分遅れニセコ12:52発普通長万部行き2938D(キハ150-16+キハ40-820)で熱郛へ。寿都郡黒松内町の山間の集落にある駅で、平成2年12月改築の駅舎には「熱郛ホール」という名称が付いていますが、正直名前負け感が否めません。

明治37年から一年間だけ「歌棄(うたすつ)」を名乗っていました。

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倶知安駅

熱郛13:54発普通倶知安行き2943D(キハ150-17+キハ150-13)で倶知安へ。後志の中心都市・虻田郡倶知安町の玄関口で、令和13年には北海道新幹線の停車駅となる予定です。昭和35年6月改築の駅舎は鉄筋コンクリート造2階建ての国鉄主要駅タイプで、新幹線開業の暁には高架化される予定です。

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銀山駅

倶知安15:18発普通小樽行き1945D(キハ150-11+キハ150-107)で銀山へ。集落を見下ろす山の中腹にある駅で、ホームからの眺めは絶景です。駅舎内には昔の駅ノートの書き込みを抜き出したものが貼られていました。地元の人によって管理されているようです。

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木村商店で販売されている補充券

簡易委託駅で、駅から少し坂道を下ったところにある木村商店で補充券が販売されています。一番安い小沢までの切符は売り切れていたので然別までのものを購入。

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小沢駅

銀山16:05発普通倶知安行き1944D(キハ150-106+キハ150-15)で小沢へ。岩内郡共和町の外れにある駅で、昭和60年7月までは岩内線が分岐していました。駅舎は岩内線廃止後の昭和63年11月に改築されたもので、かつては分岐駅らしく立派な木造駅舎がありました。駅前には有名なトンネル餅の店がありますが、訪問時には営業していませんでした。

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小沢駅 跨線橋

構内にはかつての栄華を示すかのように立派な跨線橋が残っており、踊り場には駅員が描いたと思われる観光イラストが掲げられています。竣工年は不明ですが、文化財になってもおかしくないほどの風格が感じられます。今回の旅の締めくくりにふさわしい駅でした。

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小樽駅構内のH100形

小沢16:56発普通小樽行き1949D(キハ150-15+キハ150-106)で小樽へ。小樽駅構内にはダイヤ改正から函館本線で走り始めるH100-5が留置されていました。今度来る時にはキハ150の代わりにこの車両が主力となっているのでしょう。

 

小樽からは18:08発区間快速いしかりライナー江別行き3455M(クハ731-121)と札幌18:50発快速エアポート186号新千歳空港行き3970M(モハ733-3103)を乗り継いで新千歳空港へ。梅光軒のラーメンを食べてから21:00発SKY730便で羽田へと飛びました。

 

羽田空港からは、国内線ターミナル22:50発エアポート急行高砂行き2253T(5315-8)と品川23:17発山手線外回り2203G(モハE235-90)を乗り継いで高田馬場へと帰りました。