まだ見ぬ駅を求めて~逆瀬の駅巡り旅~

駅巡りの記録をひたすら載せていくブログです。やたら更新する時と全く更新しないときがあります。

3/22 春雨の上越線駅めぐり

この日は日帰りで上越国境を越えて上越線の駅を巡ってきました。

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長岡行き1729M

高田馬場をいつものように4:48発山手線外回り0403G(クハE234-21)で出発し、池袋5:00発普通川越行き545K(クハE232-7037)と赤羽5:23発普通高崎行き821M(クハE231-8509)、高崎7:11発普通水上行き723M(クモハ211-3025)を乗り継いで水上へ。

水上からは8:28発普通長岡行き1729M(クモハE129-127)に乗車。E129系は新潟地区で走っている車両なので、遠くに来たなというのを実感します。

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越後堀之内駅

一時間以上乗り続け、越後堀之内で下車。今年は暖冬だったというのもあってか国境の長いトンネルを越えてもそれほど雪はありませんでした。越後堀之内は、平成16年の合併で魚沼市となった旧北魚沼郡堀之内町の玄関口で、みどりの窓口が設置されています。昭和43年改築の駅舎は高床式で、入口の大きな階段が風格を感じさせます。

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石打駅

越後堀之内10:28発普通越後湯沢行き8730M(モハE128-9)で石打へ。かつてはスキーシーズンに優等列車が停車するなどして大いに栄えた駅で、昭和43年改築の駅舎も2階建ての立派なものです。ホームは2階と同じ高さにあり地下通路で結ばれていますが、1番ホームは閉鎖されています。その閉鎖されたホームをはじめとして、謎の通路や団体用改札など見ていて楽しいものが多く残っていっるので見ていて飽きることはありません。ちなみに窓口の営業時間は9:50~12:10と非常に短いです。

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大沢駅

石打11:27発普通長岡行き8733M(モハE128-9)で大沢へ。昭和54年改築の駅舎は新潟管内の標準スタイルで、駅舎を経由せずともホームに行ける構造になっています。スキーシーズンはほとんど終わっているはずですが、駅舎前に観光客が多くいて写真を撮るのに苦労しました。

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土合駅

大沢11:41発普通水上行き1732M(クモハE128-131)で土合へ。下りホームがトンネル内にあることからメディアで取り上げられることが多く有名な駅です。昭和42年改築の駅舎は、谷川岳をイメージした三角形が特徴のモダニズム建築で、近くで見ると迫力があります。この季節なら谷川岳も山開きしていないし、雪もあるだろうから人が少ないだろうと思いきや、車で来た観光客だらけでした。すっかり観光地化されてしまっているようで、ゆっくりと駅を楽しめる雰囲気ではありません。こうなる前に来ておけばよかったなと後悔することしきりです。

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下りホームへの階段

地下深くにある下りホームへの階段は462段。車で来た観光客はこれを律義に往復するわけですからご苦労さんという感じです。今回の私の行程では下るだけなのでそれほどきつくはありません。上ってくる観光客とすれ違いながら下っていきます。

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土合駅下りホーム

8分ほどかけて下りホームに到着。地下70mの新清水トンネル内にあります。幸いにも観光客がいなかったので、ここぞとばかりに撮りまくります。せっかくの地底駅、他に人がたくさんいると遠慮してあまり撮れませんからね。一応、ホーム上にも待合室があり、駅ノートが置かれていますが、荒れていて書こうという気が起きませんでした。

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地底ホームに列車が到着

地底ホームから13:49発普通長岡行き1739M(クモハE129-127)に乗車。入線時には身を乗り出して撮っていた観光客が警笛を鳴らされていました。ホームには多くの人がいましたが、乗り込んだのは自分以外に一人か二人だったように思います。

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上越国際スキー場前駅

1739Mで上越国際スキー場前へ。平成9年に開業した駅で、当初は冬季のみの営業でしたが、平成15年より通年営業になりました。とはいえ、今でもほくほく線からの乗り入れ列車をはじめとして通過する普通列車が多数存在します。ホーム上に上屋や待合室は無いので、券売機室で雨をしのぎながら列車を待ちました。

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土樽駅

上越国際スキー場前14:53発普通水上行き1736M(クモハE128-2)で土樽へ。戦時中に信号場から昇格した駅で、川端康成『雪国』には列車がトンネルを抜けて最初に停車する信号場として登場します。元が信号場だっただけあって周囲に人家は少なく、駅前を通る関越自動車道くらいしか目立つものはありません。駅裏にはスキー場があったようですが、今は閉鎖されています。

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越後中里駅

雨の中、足元を泥だらけにしながら一時間歩いて越後中里へ。昭和30年まで存在した旧南魚沼郡土樽村の中心地にある駅で、駅前にはスキー客相手の店や旅館が立ち並んでいます。昭和55年12月改築の駅舎は立派なものですが、無人化されて窓口は閉鎖さされています。

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湯沢中里スキーリゾートの客車

駅裏には駅直結の湯沢中里スキーリゾートがあり、青く塗られた客車9両が休憩所として置かれています。できれば近くで見たかったのですが、駅構内からスキー場への通路が封鎖されていたので近寄ることができませんでした。

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湯檜曽駅

越後中里17:02発普通水上行き8740M(クモハE128-123)で湯檜曽へ。山間の小さな温泉地・湯檜曽温泉の玄関口で、上りホームは地上にありますが、下りホームは土合同様にトンネルの中にあります。コンクリート打ちっぱなしの駅舎は平成22年に改築されたもので、中にはトイレしかありません。現駅舎の隣には旧駅舎の土台が残っています。

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湯檜曽駅下りホーム

トンネル内にある下りホームですが、直線だった土合駅と違い、左に大きくカーブしています。地下の深さでは土合駅に負けていますが、雰囲気ではこちらの方が上だと個人的には思います。人が少なくて写真が撮りやすいのもいいですね。さすがに土合駅みたいに人だらけで、トンネルに声が反響しているようじゃ雰囲気ありませんし。

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1742Mが湯檜曽駅に到着

湯檜曽18:23発普通水上行き1742M(クモハE128-125)で帰途に就きます。水上からは18:44発普通高崎行き750M(クハ210-3026)、高崎20:07発普通小田原行き1947E(サハE231-1106)、赤羽21:46発普通新宿行き2150K(クハE232-7012)、池袋21:59発山手線内回り2110G(モハE234-27)を乗り継いで高田馬場へと帰りました。