まだ見ぬ駅を求めて~逆瀬の駅巡り旅~

駅巡りの記録をひたすら載せていくブログです。やたら更新する時と全く更新しないときがあります。

3/28 春雨の日南線駅めぐり その3

日南線駅めぐり最終日も前日と同じく油津を6:08発普通志布志行き1921D(キハ40-8060)で出発。

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谷之口駅

谷之口で下車。山裾にあるホームだけの無人駅ですが、昭和24年の開業時は有人駅で駅舎もありました。昭和30年4月と早々に無人化されています。目の前を南郷川が流れており、集落はその対岸にあるため、駅から見える範囲にある人家は数軒程度です。

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折生迫

谷之口6:44発普通佐土原行き1926D(キハ40-8098+キハ40-8069)で折生迫へ。日南線全通後の昭和41年に開業した駅で、駅前に青島小学校があります。駅前に学校以外の建物は少なく、街外れのような立地ですが、これは宮崎交通線時代とはルートを変更したことによるものでしょう。

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青島駅

17分歩いて青島駅へ。有名観光地・青島の最寄り駅ですが、平成4年に無人化されて寂しげな雰囲気です。駅舎は昭和38年5月8日開業時に建てられたもので、今年3月16日にリニューアルが完成したばかりです。構内は2面3線で、一日一往復の折り返し列車は駅舎側の1番線に発着します。

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青島

一日一本の折り返し列車1928Dを撮影してから青島へ。この手の観光地には珍しく駅からは徒歩10分もかからずアクセスは良好です。朝の8時台と時間が早いこともあってか観光客の姿も少なく、やはり人の多い有名観光地は早朝に来てこそだなと思います。ただし、有名な鬼の洗濯板は満潮で水中に没していました。

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青島神社

島の中央に鎮座する青島神社に参拝。現在の社殿は昭和49年に焼失して再建されたものだそうです。私が着いた時には老夫婦一組しかいませんでしたが、入れ違いにツアー客がやってきました。ツアー客とかち合ってしまうと集・近・閉を避けるどころではないのでそそくさと退散します。橋を渡って駅へと戻る途中にも何組かの家族連れとすれ違いましたし、この状況下でも観光客はそれなりにいるもんだなと思いました。何はともあれちょうど観光客が増える前に「オフピーク観光」できて良かったです。旅先で人混みに揉まれて病気をもらったり、あるいは他人に知らず知らずのうちにうつしたりしては大変ですからね。手洗い・うがいや人混みを避けるといった基本的なことは、パンデミックが終息したとしても続けていかねばなりません。

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曽山寺駅

青島9:12発普通南宮崎行き1930D(キハ40-8099+キハ40-8128)で曽山寺へ。民家の裏にひっそりと存在する影の薄い駅で、入口に案内看板もないので車で来ると見落としそうです。ホームの前にずらりと並ぶビニールハウスに小学校の社会科で習った「宮崎県は促成栽培がさかん」という事実を思い出します。

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子供の国駅

曽山寺9:32発普通油津行き1929D(キハ40-8065+キハ40-8054)で子供の国へ。遊園地「青島リゾートこどものくに」の目の前にある駅で、国鉄らしからぬ個性的なデザインのモダニズム駅舎が残っています。この駅の前身は宮崎鉄道(宮崎交通線の前身)が開業させた青島温泉駅で、昭和14年のこどものくに開園に合わせて廃止と移転の上子供の国駅として再開業、昭和24年に「こどものくに駅」に表記が変更されました。昭和37年に宮崎交通の駅としては廃止、翌年に日南線の駅として再開業しました。

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南宮崎

子供の国9:43発普通宮崎行き1932D(キハ40-8060)で南宮崎へ。日豊本線日南線の分岐駅で、昭和17年までは「大淀」を名乗っていました。駅舎は昭和51年に改築された半橋上駅舎で、改札・待合室は2階にあります。

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ライオンのチキン南蛮定食

一時間の乗り換え時間を利用して駅一階の「お食事処 ライオン」で早めの昼食を食べ、午後の日豊本線駅めぐりに備えます。チキン南蛮定食は800円とは思えないくらいボリュームたっぷりでした。