まだ見ぬ駅を求めて~逆瀬の駅巡り旅~

駅巡りの記録をひたすら載せていくブログです。やたら更新する時と全く更新しないときがあります。

4/2 密を避けつつ宇野線・山陽本線駅めぐり

この日は密を避けつつ宇野線山陽本線の駅を巡りました

 

宝塚を5:37発普通京都行き1102C(クモハ207-1028)で出発し、尼崎で6:04発快速姫路行き701M(モハ225-310)に乗り換え。大阪環状線内で発報された緊急停止無線を受信したため大阪駅手前で停止したことにより8分遅れで尼崎を発車しました。当初の予定では姫路で7:31発普通新見行き1307Mに乗り継ぐ予定でしたが、遅延により乗り継げなかったので8:01発普通岡山行き1309M(クハ111-2070)に乗り換えて岡山へ。

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早島駅

岡山からは9:41発普通児島行き531M(クハ115-1235)で早島へ。岡山で最も面積が小さく、最も人口密度が高い都窪郡早島町の玄関口で、快速マリンライナーの一部列車が停車します。昭和31年3月改築の駅舎はブロック造りで、訪問時はみどりの窓口が営業していましたが、4月10日を以て営業を終了し、無人駅となりました。駅前には市街地が形成されていますが、駅裏は一面の田んぼです。

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備前西市駅

早島10:15発普通岡山行き530M(モハ114-1155)で備前西市へ。岡山市南区の住宅街の中にある駅で、駅舎はありません。対向式ホームのそれぞれの岡山寄りに出入口が設置されているほか、跨線橋も設置されています。昭和27年まで駅の所在地は旧御津郡芳田村でしたが、今ではマンションや住宅が立ち並び、すっかり県庁所在都市の郊外らしい景観を見せています。3月14日ダイヤ改正からは当駅折り返し列車も一日一往復設定されるようになりました。

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茶屋町駅東口

備前西市10:44発普通児島行き533M(クハ115-1120)で茶屋町へ。宇野へ向かう宇野線と四国へ向かう本四備讃線の分岐駅ですが、特急の通る本四備讃線に直通する列車の方が多いため、宇野線の方が支線のように見えます。駅舎は昭和63年3月の本四備讃線児島開業に合わせて高架化されたもので、構内は島式2面3線です。駅名は昭和47年5月に倉敷市編入された旧都窪郡茶屋町に由来していていますが、町名が「ちゃやちょう」なのに対し、駅名は「ちゃやまち」と異なっています。昭和47年4月までは下津井電鉄が乗り入れており、部分廃止後もホームが残されていましたが、駅高架化に伴って撤去されています。

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八浜駅

茶屋町11:14発普通宇野行き1647M(クハ115-1203)で八浜へ。昭和30年2月に玉野市編入された旧児島郡八浜町の駅で、昭和45年5月に無人化されています。1番ホーム上にはブロック造りの待合室があり、平成28年3月に「瀬戸内国際芸術祭2016」に合わせてアート化されています。イタリア出身の現代アート作家、エステル・ストッカー氏のデザインになるものだそうで、宇野・備前田井・常山も同時にアート化されています。

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彦崎駅

八浜11:46発普通茶屋町行き1650M(クモハ213-7)で彦崎へ。明治43年に「味野(あじの)」駅として開業し、大正3年7月に改称された駅です。八浜と同時に無人化されており、駅舎はありませんが、1番ホーム上に大正7年9月築の木造待合所が、2番ホーム上に昭和46年3月設置のブロック造りの待合室があります。所在地は平成17年まで旧児島郡灘崎町でしたが、合併により岡山市南区となりました。

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備前田井駅

彦崎12:14発普通宇野行き1649M(クハ213-101)で備前田井へ。玉野市の市街地を見下ろす斜面にあるホームだけの無人駅で、ホーム同士は遮断機のない構内踏切で結ばれています。1番ホーム上の待合室は平成28年10月にアート化されました。

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備前片岡駅

備前田井12:44発普通茶屋町行き1652M(クモハ213-7)で備前片岡へ。平成17年3月に岡山市編入された旧児島郡灘崎町の役場最寄り駅ですが、駅舎のないシンプルな無人駅です。開業は昭和14年1月1日ですが、翌年11月1日に営業休止となり、再開されたのは10年後の昭和25年11月14日でした。

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宇野駅

備前片岡13:18発普通宇野行き1651M(クハ213-101)で終点の宇野へ。玉野市の代表駅で、かつては宇高連絡船への乗換駅であったため四国への玄関口として栄えていました。連絡船廃止後の平成6年12月に岡山寄りに移転改築され、再開発が行われたため連絡船時代の面影はほとんど残っていません。縮小・再開発された港町の終着駅という点に稚内駅と似たものを感じるのですが如何でしょうか。

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迫川駅

宇野13:41発普通茶屋町行き1654M(クモハ213-7)で迫川へ。明治43年に「由加(ゆが)」駅として開業した駅で、昭和27年11月に改称されました。由加の駅名は由加神社本宮に由来するもので、駅名標を模した説明板が設置されています。

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由加駅の説明板

何らかの事情で改称された駅は全国に数多くあれど、旧駅名についての説明がある駅となるとなかなか見かけないのが現状です。

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常山駅

迫川14:21発普通宇野行き1653M(クハ213-101)で常山へ。備前片岡と同時に開業、翌年に営業休止し、戦後に再開という同じ経緯を辿った駅で、宇野線では唯一の棒線駅です。待合室は平成28年7月にアート化されました。所在地は玉野市で、昭和29年4月までは旧児島郡荘内村でした。駅名は目の前にある「常山」という山に由来しており、訪問時は中腹の桜が綺麗に咲き誇っていました。

 

常山14:52発普通茶屋町行き1656M(クハ213-7)と茶屋町15:09発普通岡山行き540M(クモハ115-1550)を乗り継いで岡山へ。宇野線の駅はまだ少しだけ残っていますが、次の機会に回すとしましょう。

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鴨方駅

岡山15:36発普通三原行き427M(クハ115-1239)で鴨方へ。旧浅口郡鴨方町金光町寄島町が合併して平成18年3月に誕生した浅口市の代表駅です。開業時の所在地は浅口郡六条院村で、町制施行を経て昭和30年の合併で鴨方町となりました。開業にあたっては六条院と鴨方での誘致合戦や水運衰退を懸念した鴨方村民の一部による反対などで、所在地を六条院、駅名を鴨方とすることで落ち着いたという経緯があるそうです。

駅舎は平成23年3月に完成した近代的な橋上駅舎で、ホームは島式。旧駅舎のあった北口駅前には旧駅舎の上屋に使われていた支柱の一部が保存されています。

なんとも立派な駅舎ですが、4月10日でみどりの窓口の営業を終了、同時に無人化されました。

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西阿知駅

鴨方16:28発普通姫路行き1760M(クハ111-2115)で西阿知へ。平成26年9月7日以来5年半ぶりの訪問です。この駅も4月10日で無人化されるとのことで再訪しました。

昭和28年に倉敷市編入された旧浅口郡西阿知町の駅で、大正9年5月25日開業なので、今年5月25日で開業100周年を迎えました。ただし、駅舎の建物財産標には「大正7年7月」とあるので、駅舎は開業よりだいぶ前に完成していた可能性があります。いずれにせよ100年ものの駅舎ですが、よく手入れされているのでそれほど古さは感じさせません。無人化後も末永く残ることを祈るばかりです。

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万富駅

西阿知16:54発普通岡山行き432M(クハ111-256)と岡山17:34発普通吉永行き722M(クモハ115-1546)を乗り継いで万富へ。縁起駅名として知られる駅で、昭和12年11月改築の木造駅舎が残されています。明治30年の開業以来、所在地は磐梨郡太田村→赤磐郡太田村→赤磐郡万富村→赤磐郡万富町→赤磐郡瀬戸町→岡山市岡山市東区と6度も変化しています。みどりの窓口は令和元年5月31日限りで営業を終了、翌6月1日より無人駅となりました。

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2番線に停車中の工臨列車

訪問時、2番ホームにはDD51 1179牽引の工臨列車が停車していました。普通列車を退避してから発車するのかと思いきや、ずっと停車したままでした。

 

万富からは18:23発普通姫路行き1330M(クハ111-253)、姫路19:26発新快速長浜行き3526M(クモハ223-2048)、尼崎20:28発快速宝塚行き5525M(クモハ320-6)を乗り継いで宝塚へと帰りました。