まだ見ぬ駅を求めて~逆瀬の駅巡り旅~

駅巡りの記録をひたすら載せていくブログです。やたら更新する時と全く更新しないときがあります。

2/18 北海道百年記念塔と東風連駅へ

2月18日から一週間、極寒の北の大地で駅めぐりをしてきました。

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JAL501便

高田馬場4:48発山手線内回り0360G(モハE234-58)で出発し、品川5:15発快速特急羽田空港行き580A(1040)で羽田空港へ。6:30発JAL501便に搭乗し、雪景色の新千歳空港には8時前に着陸。

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森林公園駅

新千歳空港8:19発快速エアポート83号札幌行き3825M(クハ721-3222)と札幌9:10発普通岩見沢行き145M(モハ721-1009)を乗り継いで森林公園へ。

昭和59年8月に開業した、築堤上の高架駅で周辺は札幌でも屈指の人気住宅街です。駅名は野幌森林公園に由来します。今回、この駅に降りたのは駅そのものが目的ではなく、野幌森林公園内にある北海道百年記念塔を見るため。地図で見ると案外遠そうですが歩いて向かいます。

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住宅街の奥に聳える百年記念塔

googleの案内では東口の存在が無視されていたので西口から出てしまい、少し遠回りをしてから駅東側の住宅街へ。住宅街の奥にようやく百年記念塔が見えてきました。

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まるで雪山登山

あと少しと思いきや住宅街を抜けて公園内に入ったところで除雪された道が終了。どうやら雪の下には小川も埋もれているようなので注意して雪の中を進みます。気分はまるで雪山登山。

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北海道百年記念塔

それでも何とか開けたところに出てきました。雪に覆われた野原の真ん中に聳え立つ百年記念塔は、北海道開道百年を記念し、昭和43年11月に着工され、45年7月に完成した高さ百メートルのモニュメントです。設計は今金町出身の青年建築家、井口健氏(久米設計所属)

複雑な構造ゆえ老朽化が早く進み、維持費も嵩むことから解体が予定されています。建てられたのは高度経済成長期真っ只中、当時と比べて全体的に先細りな現代の日本ではこのような独創的な巨大建築はもう建てられることはないでしょうね。

代わりにまた巨大モニュメントを建てるならともかく、跡地に建つモニュメントがかなり小規模になるということにこの国の衰退が感じられ寂しい気持ちになってしまいます。

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江別駅

帰りはちゃんと除雪された歩道付きの道(こちらが最短ルートのようです)で森林公園駅に戻り、10:36発普通江別行き157M(クモハ721-4)で江別へ。江別市の代表駅で、札幌方面から来た列車の多くが当駅で折り返します。しかし市の中心はむしろ野幌駅周辺のようで代表駅の割に駅前は賑やかではありません。

駅舎は昭和47年12月改築の鉄筋コンクリート造平屋建て。平成13年の写真と見比べると入口部分の屋根が増築されています。

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名寄駅に停車するキハ40

江別11:01発普通岩見沢行き159M(クハ731-119)と岩見沢11:25発特急ライラック13号旭川行き3013M(クハ789-201)を乗り継ぎ旭川へ。この日、宗谷本線は低気圧の影響で名寄~稚内が終日運休、比布~名寄は午前中運休でした。駅めぐりをするには不安が大きい天候です。

旭川12:34発普通名寄行き325D(キハ40-730)は幸いにも動いてくれたのでそれに乗って名寄へ。3月改正から宗谷本線にもH100形が導入されるのでキハ40の活躍もあと少しです。

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東風連駅

名寄から40分歩いて東風連へ。名寄市郊外の田園地帯の中にある無人駅で、通過列車が多く、一日4往復しか停車しません。幸いにもダイヤ改正での廃止を免れましたが、来年3月に1.2㎞名寄寄りの名寄高校前に移設して「名寄高校前」として移転開業することが決定しています。1.2㎞も移転して駅名も変わるならもはや別の駅のような気がしますが、移転によって宗谷本線の利用が促進されるのならそれは喜ばしいことだと思います。ホーム、待合室共に平成11年の移設改良時に造り直された比較的新しいものなので、勿体ないような気がしますが、元より簡素な構造なので十分役目を果たしたと言えるでしょう。今の駅の姿が見られるのもあと一年、夏にもまた訪れてみたいものです。

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この日初の停車列車327D

15:40発普通音威子府行き327D(キハ54-527)で東風連を後に名寄へ。午前中の列車は運休だったので、これがこの駅に停車するこの日最初の列車となります。

他の駅は全て訪問済みなので、この列車への乗車を以て宗谷本線は全駅訪問達成となりました。停車列車の少ない駅ばかりで苦労させられた路線ですが、それだけに全て訪問した時の達成感は大きいです。もっとも訪問した53駅のうち12駅は来る3月13日ダイヤ改正で廃止となる予定で、全駅訪問の難易度自体は多少下がりそうです。

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旭川四条を発車する326D

名寄16:15発普通旭川行き326D(キハ54-504)で旭川四条へ。石北本線に乗り換えるだけなら終点旭川まで行ってもいいのですが、旭川駅なら今回の旅でこの後何度も訪れることになるのでそれもつまらないと思い、こちらを再訪することにしました。

大都会の中にある高架の無人駅で、とても単行のディーゼルカーばかりがやって来るような駅には見えません。待ち時間が30分以上あるので駅近くのセコマまで往復し、弁当を買って待合室で食べました。

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上川駅

旭川四条18:20発普通上川行き4531D(キハ54-504)で上川へ。この日は上川駅前の池乃屋旅館に宿泊。翌日は廃止予定の将軍山、北日ノ出を再訪しつつ石北本線の未訪問駅を片付ける予定です。