まだ見ぬ駅を求めて~逆瀬の駅めぐり旅~

駅めぐりの記録をひたすら載せていくブログです。やたら更新する時と全く更新しないときがあります。

12/1 函館本線(道南)落ち穂拾い駅めぐり(銚子口・東森・石谷・黒岩・大沼公園・池田園・流山温泉)

北海道フリーパス二日目も引き続き道南の駅をめぐっていきます。

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夜明け前の森駅

まだ暗い森駅を上り始発である5:32発普通函館行き5880D(キハ40-1803+キハ40-1800)で出発。日中は駒ケ岳経由の本線よりも本数の少ない砂原支線ですが、朝の時間帯の上りだけは本線よりも本数が多く確保されています。

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銚子口駅

銚子口で下車。大沼北東端の森の中にある相対式ホームの交換可能駅です。この駅も来年3月ダイヤ改正での廃止が予定されています。天気はあいにくの雨。カメラが濡れてしまうのでありがたくない天気です。

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銚子口駅

駅舎は旧来の駅舎を昭和63年3月に減築・改修したもので、恐らく原型は鹿部や渡島砂原と似たような駅舎だったのでしょう。駅前は広いですが、ここには昭和23年から27年までの短い期間、大沼電鉄の新銚子口駅がありました。大沼電鉄は大沼公園と鹿部を結んでいた鉄道で、昭和4年に開業しましたが、不要不急路線に指定されて昭和20年に廃止。戦後の昭和23年に新銚子口~鹿部温泉間で復活しましたが、道路網の整備によりわずか4年で二度目の廃止を迎えました。駅前には数軒の人家があり、近くにキャンプ場や企業の保養所もあるようです。この後乗車した列車からは入れ違いに地元の方が二名下車しました。

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東森駅

対向列車を待って3分遅れた銚子口6:54発普通森行き5881D(キハ40-1809)で東森へ。渡島海岸鉄道の駅として開業し、昭和20年に国有化された駅で、単式ホームと駅舎の間には構内踏切があります。ホームから直接出られる裏口もありますが、民家の軒先を縫うような裏路地にしか繋がっていません。

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東森駅

昭和54年3月改築の駅舎は見事なまでの三角形の個性的なスタイル。廃止された瀬棚線の美利河駅にも同型の駅舎がありました。駅舎内はベンチもなくガランとしています。茅部郡森町の住宅地の中にありますが、駅前は砂利敷きで短い脇道の先にあり、忘れ去られたような感じです。もっとも上り7本下り5本という本数なら、例え近くに住んでいたとしても森駅の方を利用するでしょうから、当然と言えば当然ですが。

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特急北斗3号

雨の中を25分歩いて森へ。森からは8:24発特急北斗3号札幌行き3D(キハ261-1214)で八雲へ。

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石谷駅ホーム

八雲9:07発普通函館行き820D(キハ40-1813)で森方面へ戻り、石谷で下車。乗客は自分一人だけでした。石谷昭和5年に信号場として開業し、昭和21年に昇格した2面3線の駅で、来年3月ダイヤ改正での廃止が予定されています。

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石谷駅

駅舎は昭和24年2月に改築されたもので、北海道でもすっかり貴重になった木造駅舎。すぐ目の前を国道5号が通っており、時折ネズミ捕りのパトカーも駅前で待機するようです。

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石谷駅(H28-7-31)

平成28年7月31日に訪問した時と駅舎自体は変わりませんが、この時は駅名表示が手描きでした。「石谷」という駅名は「倉」と「蛯」の間にあることから一字ずつ取って名付けられたものですが、正直石倉と紛らわしいですし「蛯谷駅」で良かったのではないかと思います。

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石谷駅 かつての駅名表示

ペンで書いたのであろう安っぽい感じのする駅名表示。これはこれで味があって良かったのですが、平成30年~令和元年の間に撤去されてシールによる駅名に変わってしまったようです。

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蛯谷漁港と石谷駅

駅前は国道5号を挟んですぐ噴火湾。蛯谷漁港の方から駅と海を組み合わせて撮れると聞いていたので行ってみましたが、さすがに雨の中で片手が傘で塞がっていたので、先端まで行くのは断念しました。これからの時期は雪が積もって滑りやすくなっているので先端まで行くのはやめた方がいいかと思われます。この駅の場合はおそらく信号場化で駅舎は残ると思うので、また暖かい季節の天気のいい日にでもリベンジしましょう。

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石谷駅事務室内の新聞

石谷駅の旧事務室はホーム側から中を覗き込むことができるのですが、その窓際には1994年2月11日のスポーツニッポンが置かれたままになっています。トップニュースは若乃花の公園プロポーズ。隣のページは大阪愛犬家殺人事件でした。

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黒岩駅

石谷10:12発普通長万部行き821D(キハ40-1792)で黒岩へ。雨が降り続いていた石谷とはうって変わって黒岩は晴れていました。八雲町北部、商店もある黒岩集落の駅で、駅舎は昭和63年12月改築。訪問時は上り線でレールの点検工事中でした。

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黒岩からバスで八雲へ

一時間ほど待ち、黒岩駅前12:12発函館駅前行き函館バス八雲駅前へ。途中の駅からは人が乗ってくることも少ない列車と違い、途中からもそれなりに乗車があり、周辺住民が八雲市街へ向かうための足としてしっかり活用されているようです。駅まで行かないと乗れない列車と違い、バス停がこまめに設けられているのがその理由でしょうね。新幹線開業の暁には列車は廃止され、代わりにバスが増発されるのではないでしょうか。

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伊勢屋 豚天丼

八雲では一時間ほど時間があるので、駅前の伊勢屋で昼食。豚天丼はボリューム満点で、衣がサクサクとしていて美味しかったです。八雲には北斗が約一時間おきに止まるので、途中下車して一本遅らせて食べてみるのもいいのではないでしょうか。

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特急北斗10号

八雲13:22発特急北斗10号函館行き10D(キハ261-1213)に乗車。強風のため3分遅れで八雲を発車し、森には6分遅れで到着。予定では2分の乗換えで普通長万部行き823Dに乗り、石倉へ向かうはずでしたが、それもできなくなったので予定を変更し、大沼公園まで乗車しました。

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大沼公園駅

大沼公園駅も5年ぶりの再訪。大沼国定公園の玄関口で、昭和3年10月改築の洋風駅舎は名駅舎として有名です。駅前は観光地らしく土産物屋や飲食店などがありますが、シーズンオフの午後ということもあってほとんど閉まっていました。12月3日に亡くなった歌手で作家の新井満さんは晩年を七飯町で過ごしており、ヒット曲「千の風になって」を大沼湖畔の別荘で生み出しました。駅近くにはこれを記念した石碑があるそうですが、この時は見に行きそびれました。

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大沼と駒ケ岳

池田園駅まで歩いて向かう途中、道沿いに大沼と駒ケ岳を望める展望台がありました。この日はあいにくの天気でしたが、雄大な景色を眺めることができました。駅からもう少し近ければひょっとすると駅の存続に繋げることもできたかもしれませんね。

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池田園駅 駅裏

大沼公園駅から40分ほどで池田園駅に到着。ただし道道338号大沼公園線に近いこちらは駅裏。こちら側には大沼牛のステーキで有名なレストラン「ランバーハウス」もありますが、あいにく貧乏学生の私には手が出ません。

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池田園駅 裏口

枕木を積み上げて造られた裏口からホームへ。昔は島式ホームだったようですが、現在は駅舎側の1線しか使われていません。駅舎へは跨線橋で結ばれていません。

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池田園駅

駅舎は昭和55年3月改築。かつては簡易委託の窓口がありました。駅名は当地を公園にすべく開拓した池田醇という人物に由来します。駅前にはそれなりに民家がありますが、他の廃止予定駅同様利用には結び付いていないようです。その気になれば特急も停まる大沼公園駅まで簡単に行ける立地ゆえでしょうか。

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流山温泉駅

2分遅れの池田園15:20発普通長万部行き2841D(キハ40-1813)で流山温泉へ。他に礼儀正しい同業者のおじいさんが一人下車しました。この駅も5年前に訪問しており、予定では再訪するつもりはなかったのですが、予定が変わったことで降りれることになりました。平成14年4月27日に開業したJR北海道の在来線でもっとも新しい駅で、このままいけば来年3月に20年弱の短い歴史に幕を下ろすことになります。JR北海道が開発した観光施設「流山温泉」の最寄り駅として開業しましたが、流山温泉は経営不振によって平成27年2月末で営業を終了。跡地は大沼流山牧場になっています。肝心の施設が閉館したことで存在意義が無くなったも同然の駅ですが、どういうわけか利用者0人のままで営業を続けてきました。

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流山温泉駅 新幹線の連結器カバーと車輪

かつては北海道新幹線早期開業を願って東北新幹線の200系も展示されていましたが、平成25年6月に解体。現在は連結器カバーと車輪だけが残されています。

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流山温泉駅 入口

駅の外は大沼観光牧場の私有地。駅への入口には動物等の侵入を防止するためのワイヤーが貼られており、まるで立入禁止かのような雰囲気。駅の利用者はワイヤーを外すかくぐって通行するようにとの貼り紙があります。

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夜の函館駅

2分遅れの流山温泉15:34発普通函館行き2842D(キハ40-1792)で函館へ。まだ17時前ですがもう駅めぐりするには厳しい暗さ。風が強く、天気も荒れ気味なのでさっさと夕食を済ませてホテルに入って休むことに。

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ラッキーピエロ ハンバーガ

夕食はラッキーピエロハンバーガー。この日はホテルハートイン函館に宿泊しました。