まだ見ぬ駅を求めて~逆瀬の駅巡り旅~

駅巡りの記録をひたすら載せていくブログです。やたら更新する時と全く更新しないときがあります。

1/5 中央本線・東北本線駅めぐり

この日は18きっぷを使い、中央本線東北本線の未訪問駅をめぐりました

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大月駅

高田馬場4:38発山手線内回り0462G(クハE234-28)、新宿5:16発快速高尾行き443T (クハE232-19)、高尾6:15発普通大月行き427M(クハ210-4)を乗り継いで大月へ。富士急行線が分岐する、大月市の代表駅で、東京方面からの直通列車もあることから、首都圏の西端といった感じのする駅です。富士山などを控える駅らしく、昭和3年11月改築の駅舎は丸太造りの山小屋風。数年前には再開発で取り壊されるという計画もあったようですが、結局計画の変更で生き延び、今なお現役で活躍しています。

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大月市役所

徒歩5分ほどの大月市役所を撮影。北向きに建てられているので日中なら逆光気味になってしまいそうですが、山に囲まれた谷底の大月市街にはまだ日が当たっていないので難なく撮影できました。大月市役所は昭和34年に建てられた古いもので、老朽化が進んでいることから建て替えが計画されていますが、未だ具体化はしていないようです。

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JAクレイン農業組合大月支店(旧北都留郡大月町役場)

市役所から少し東に行ったところには、現庁舎が完成するまで使われていた大月市役所初代庁舎が農協の支店に転用されて残っています。大正時代に北都留郡広里村役場として建てられたと思われるもので、昭和8年の町制施行で大月町役場となり、昭和29年の市制施行を経て昭和34年まで使われていました。増築を重ねていますが、昔の役場らしい造りを残しています。ただ、農協大月支店は10月23日に笹子川支店と統合して移転したとの貼り紙が貼られており、この建物の将来が気にかかります。

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猿橋駅

大月駅に戻り、7:58発普通高尾行き1452M(モハ211-2)で猿橋へ。日本三奇橋の一つ猿橋の最寄り駅で、平成9年12月に橋上化されました。駅裏手の山の上には清水建設JR東日本が開発した分譲住宅地「パストラルびゅう桂台」があり、エレベーターで結ばれています。平成18年まではシャトル桂台というモノレールのようなもので結ばれていましたが、故障によって廃止されてしまいました。

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猿橋駅 旧ホーム

駅の北口側には旧ホームが残されています。煉瓦積みのかなり古そうなもので、おそらく明治35年の駅開業時に設置されたものでしょう。使われなくなったのはだいぶ昔のようで、ほとんど嵩上げされておらず、明治時代の客車に合わせたホームがいかに低かったかが窺えます。

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四方津駅

猿橋8:21発普通高尾行き528M(モハ210-1010)に乗り、特急通過待ちの7分停車を利用して四方津駅を撮影。この駅は以前に訪問済みですが、改築されるとのことで再訪しました。中央東線でもすっかり珍しくなった木造駅舎で、明治43年12月開業時に建てられたものと思われますが、生憎の逆光でした。やっぱり駅めぐりは曇りの日がベストだと思います。

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四方津駅 新駅舎完成イメージ

新駅舎は6月完成予定。コモアしおつの斜坑式エレベーターに接続して橋上駅舎になるものだとばかり思っていましたが、結局は予算の都合でしょうか。

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上野原駅

引き続き四方津8:39発普通高尾行き528M(クモハ211-1001)に乗り、上野原へ。平成17年に北都留郡上野原町南都留郡秋山村が合併して誕生した上野原市の代表駅で、山梨県最東端の駅でもあります。駅舎が島式ホーム上にあるという珍しい造りの駅で、跨線橋によってホームより高い北口、ホームより低い南口と結ばれています。平地が少ないところに苦心して造ったような駅ですが、駅舎はスペースに制約がありながらもしっかりした造りで、内部にはキオスクも営業しています。

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上野原駅

南口には平成29年10月に5階建ての立派な昇降塔が建てられました。一見駅ビルのようですが、内部はエレベーター3基と階段のみで、駅としての機能はホーム上に集約されています。駅前にはバスロータリーが整備され、山間の市の玄関口として申し分のない姿を見せています。

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西八王子駅

上野原9:07発普通高尾行き422M(クハ211-6)と高尾9:35発中央特快東京行き910H(モハE233-608)で西八王子へ。八王子市街の西部にある駅で、昭和53年3月に橋上化されています。北口は駅前も狭くごちゃごちゃとしているのに対し、南口にはロータリーが整備され、法政大学多摩キャンパスなどへのバスが発着しています。

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国立駅

1分遅れの西八王子9:47発快速東京行き984T(モハE232-410)で国立へ。箱根土地グループが開発し、一橋大学を中心に街づくりが行われた国立市の代表駅で、平成21年から22年にかけて高架化されています。大正15年4月の駅開業時に建てられたお洒落な旧駅舎は高架化に際して平成18年10月に一度解体されましたが、令和2年4月に復元されました。旧駅舎にはもはや駅としての機能がなく、晩年ではなく建設当初の姿を復元したため、晩年の旧駅舎に掲げられていた大きな駅名表示の方は取り付けられていません。せっかくなら駅舎前の電線を地中化してくれるともっといい景観になると思うのですが、いずれやってくれないものでしょうか。

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きそば 天ぷらうどん

国立10:28発快速東京行き1092T(モハE232-421)と新宿11:10発湘南新宿ライン快速宇都宮行き4524Y(クハE231-8018)で小山へ。1月14日で閉店となる駅そばの名店「きそば」で天ぷらうどんを頂きました。無くなるということもあって多くの人から注目されているようで、食べている間にも行列が長くなっていきました。果たして人気のご当地のお店を閉店させて他の駅にもある「いろり庵きらく」に替える必要性はあるのだろうかと思ってしまいます。

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間々田駅

腹ごしらえの後は12:46発普通平塚行き1577E(モハE231-1535)で間々田へ。昭和38年に小山市編入された旧・下都賀郡間々田町の駅で、間々田宿の中心から離れているため駅前は閑散としています。昭和54年2月に橋上化されており、ホームは2面3線ですが、中線は廃止されています。

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古河駅

間々田13:14発普通熱海行き1579E(サハE231-6016)で古河へ。茨城県西部の中心都市・古河市の代表駅で、明治18年7月に茨城県最初の鉄道駅として開業しました。両隣はそれぞれ埼玉県と栃木県で、東北本線では茨城県内にある唯一の駅です。昭和59年に高架化されました。

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栗橋駅

古河市内を少し散策してから14:18発普通沼津行き1585E(サハE231-1110)で栗橋へ。平成22年に久喜市と合併した旧・北葛飾郡栗橋町の駅で、東武日光線の駅が隣接しています。平成12年12月に橋上化されました。東武線との間には連絡線が設けられ、新宿と東武日光を結ぶ特急「日光」が当駅から連絡線を通って東武日光線に乗り入れています。

栗橋駅でスタンプを押そうとしたところで、スタンプ帳に挟んでいた黒磯駅のスタンプ台紙を失くしたことに気付き、探すために14:40発宇都宮行き2540Y(クハE230-6064)で古河、古河15:00発普通宇都宮行き1594E(モハE233-3418)で間々田へと戻り探しましたが、結局見つかりませんでした。

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久喜駅

気を取直し、4分遅れの間々田15:14発普通小田原行き1591E(クハE233-3009)で久喜へ。久喜市の代表駅で、東武伊勢崎線の駅が隣接しています。昭和45年11月に橋上化されており、東武の橋上駅舎とは自由通路を共用しています。

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新白岡駅

2分遅れの久喜15:51発普通逗子行き2551Y(モハE233-3421)で新白岡へ。南埼玉郡白岡町の2つ目の駅として昭和62年2月に開業した駅で、当駅の開業と前後してニュータウン開発が行われたこともあって人口が急激に増加した白岡町は、平成24年10月1日に市制施行して埼玉県で46番目の市となりました。今のところ埼玉県で一番新しい市です。

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蓮田駅

新白岡16:06発普通熱海行き1593E(サハE231-6027)で蓮田へ。蓮田市の代表駅で、昭和47年10月に橋上化されました。西口駅前には昭和35年に建てられた二代目駅舎が残っており、現在は便所のみ使用されています。二代目駅舎は橋上化までのわずか12年しか使用されなかったようで、その後は蓮田市役所駅西口連絡所などとして使用されてきました。果たしていつまで残るか分かりませんが、駅舎としての役目を終えてから今年で半世紀を迎えます。

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東大宮

蓮田16:27発(モハE230-1537)で東大宮へ。昭和39年3月に開業した駅で、大宮から見て東ではなく北の方角にありますが、既に北大宮駅が存在していたことから「東大宮」と命名されました。地名の方もその後駅名に合わせて変更されていますが、そんな方角に合わない命名をするくらいなら地名から「砂町」にすればよかったのではないかと思います。「砂」というシンプルな地名は戦国時代から続く由緒ある地名だったようです。「東西南北」を冠した安直な駅名にはどうも地名の歴史への敬意が足りないものが多く見受けられ、個人的にはもやもやとしてしまいます。

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土呂駅

東大宮の撮影を終え、次の土呂へ行こうと次の16:37発快速逗子行き4533Y(モハE232-3025)に何も考えずに乗ったところ、一旦土呂を通り過ぎて大宮まで行ってしまいました。仕方ないので2分遅れの大宮16:43発普通宇都宮行き1628E(サハE231-1087)で折り返して土呂へ。昭和58年10月に開業した駅で、駅名は明治22年の町村制施行で大砂土村が成立するまで存在した旧・北足立郡土呂村に由来します。地元では大正時代より駅の設置を求めてきましたが、それが実ったのは分割民営化4年前のことでした。橋上駅舎はオレンジを基調としたデザインで、地味な色合いの多い周辺駅と比べると親しみやすい外観です。この駅への下車を以て埼玉県内のJR在来線は全駅制覇。土呂17:08発湘南新宿ライン逗子行き2553Y(モハE231-1107)と池袋17:40発山手線内回り1680G(モハE235-105)で帰宅しました。