3/3 ゆりかもめ・りんかい線駅めぐり
牛込柳町8:06発都営大江戸線光が丘行き751B(12-211)で出発し、汐留へ。ゆりかもめとの乗換駅で、日本で最初に開業した初代・新橋駅の後身「汐留貨物駅」跡地の再開発地区に所在します。ゆりかもめ、大江戸線の汐留駅は共に路線開業時にはなく、平成14年11月の再開発時に合わせて開業しました。いずれも路線開業時に躯体は完成していましたが、周辺が未整備なことから開業を遅らせたとのことです。
汐留9:02発豊洲行き105(7381)で終点・豊洲へ。平成18年3月27日に有明から延伸して開業した駅で、関東大震災後の瓦礫埋め立てで誕生した埋め立て地・豊洲地区に所在します。長らく工業地帯でしたが、近年は再開発が進んでおり、臨海部の拠点の一つになっています。
線路の終端部は西に少し曲がって途切れていますが、これは勝どき方面への延伸構想があったことに由来します。見るからに不自然な曲がり方で延伸する気満々といった印象を受けますが、実現可能性は低いようです。
豊洲9:43発新橋行き126(7436)で新豊洲へ。新東京火力発電所跡地の再開発地区にある駅です。東京オリンピック開催決定後に周辺の開発が進み、マンションが多く立ち並んでいます。
新豊洲9:49発新橋行き128(7556)で市場前へ。平成30年10月11日に開場した豊洲市場の最寄り駅で、市場の開場前は「都会の秘境駅」と言われるくらい何もない所でした。築地市場から移転してきた豊洲市場については一時期大きく騒がれていましたが、最近ではとんと話題を聞かなくなりました。あのバカ騒ぎは結局何だったのでしょう。
市場前9:56発新橋行き130(7346)で有明テニスの森へ。東京オリンピック・パラリンピックの会場として使われた有明テニスの森公園の最寄り駅で、周辺にはスポーツ施設が集中しています。現在は駅前で再開発が行われているため、広大な更地が広がっているのをホームからも見ることができます。
有明テニスの森10:03発新橋行き132(7536)で有明を飛ばして東京ビッグサイトへ。平成31年3月16日に「国際展示場正門」から改称された駅で、その名の通り東京ビッグサイト(国際展示場)の最寄り駅です。ゆりかもめの車両基地は当駅と有明駅の中間地点から分岐した線路の先にあり、本社も併設されています。
東京ビッグサイト10:11発新橋行き134(7336)で青海へ。青海埠頭の最寄り駅で、その名の通り駅のすぐ目の前に青い海が広がっています。青梅線の「青梅」と混同されることで有名ですが、正直東京からかなり山の方に行った青梅と間違えるのは無理があるのではと個人的には思います。
青海10:18発新橋行き136(7546)でテレコムセンターへ。テレコムセンターや東京税関の最寄り駅で、駅舎からテレコムセンターおよび青海フロンティアビルに通路が直結しています。
テレコムセンター10:25発新橋行き138(7526)で東京国際クルーズターミナルへ。「船の科学館」から改称された駅で、その名の通り東京国際クルーズターミナルと船の科学館の最寄り駅です。船の科学館が本館展示を無期限休止したことに伴う改称でしょうが、15文字(ひらがなだと18文字)の駅名は正直長すぎて不便だという気がします。
東京国際クルーズターミナル10:32発新橋行き140(7486)で台場へ。お台場と聞いて誰もが連想するフジテレビ本社や自由の女神像の最寄り駅で、隣駅とは違ってシンプルな駅名です。「台場」の地名はペリー来航を受けて江戸幕府が整備した品川台場に由来しており、平成8年に予定されていた世界都市博覧会の会場として開発が進みました。ゆりかもめが開業したのは青島幸男都知事が博覧会の中止を決定した直後で、まだまだ開発途上でした。その後、フジテレビが移転してきたことやドラマ『踊る大捜査線』のロケ地になったことでお台場の知名度は急上昇しています。
台場10:44発新橋行き144(7456)でお台場海浜公園へ。人工の砂浜で知られるお台場海浜公園の最寄り駅で、ゆりかもめがレインボーブリッジを渡ってすぐのところにあります。「都市景観との連続性を前提とした駅舎で歴史と新しいものが一体となった駅」を理由に関東の駅百選に選定されていますが、駅舎の造りはゆりかもめの他の駅と同じです。
お台場海浜公園10:50発新橋行き146(7446)で芝浦ふ頭へ。レインボーブリッジの本土側にある駅で、駅舎は首都高速11号台場線の直下にあります。周辺には倉庫や工場が多く、華やかなお台場の駅とは雰囲気を異にします。
あと2駅残っていますが、芝浦ふ頭11:01発新橋行き148(7406)で新橋へ。JRや地下鉄と接続する、ゆりかもめの起点です。平成7年11月の開業時は仮駅で、平成13年3月22日に移転して現在の駅になりました。ホームは新橋駅前ビル1号館と2号館に挟まれています。昼食は新橋駅前ビルの肉汁麺ススムで頂きました。
新橋12:15発豊洲行き191(7311)で竹芝へ。ゆりかもめで唯一相対式ホームの駅で、伊豆諸島や小笠原諸島へのフェリーが発着する竹芝桟橋の最寄り駅です。浜松町駅にも近く、運が良ければ当駅の手前で車内から遠くを走る東京モノレールの車両を見ることができます。
竹芝12:29発豊洲行き195(7441)で日の出へ。水上バスや東京湾クルーズの船が発着する日の出桟橋の最寄り駅で、東京港防潮堤の外側にあります。
日の出12:40発豊洲行き199(7461)で有明へ。りんかい線との乗換駅で、平成7年11月の開業から平成18年3月の豊洲延伸までの10年間は終着駅でした。ホームは2面3線で当駅を始発・終着とする列車もあるので、ゆりかもめ線内最大の駅と言っていいでしょう。ゆりかもめはこれにて全駅訪問達成。
歩いてりんかい線の国際展示場駅へ。ここからはりんかい線の駅を巡っていきます。乗換駅ですが、直結はしておらず駅名も別です。東京ビッグサイト駅と並ぶ国際展示場の最寄り駅で、コミケ開催時には始発ダッシュが話題になります。地下駅ですが改札口は地上にあり、「屋根が半透明なテフロン膜で、幌馬車をイメージさせる駅」として関東の駅百選に選定されています。
国際展示場13:23発新木場行き1348K(クハE233-7002)で東雲(しののめ)へ。りんかい線の途中駅では唯一地上にある駅で、ホームは線内唯一の相対式。当初の計画では設置予定ではありませんでしたが、江東区の請願により開業。既に京葉貨物線として建設されていた高架に後付けしたために相対式になりました。
東雲13:55発新木場行き1284F(モハE233-7027)で新木場へ。りんかい線の起点で、京葉線・有楽町線と接続しています。線路は京葉線に繋がっているものの改札は別でホームも階が違います。りんかい線は当初京葉線と一体の貨物線として建設されましたが、計画変更により放置、その後世界都市博覧会を控えた台場へののアクセス路線として旅客線化されました。
新木場14:11発各停大崎行き1431K(クハE232-7026)で東京テレポートへ。平成8年3月にりんかい線が開業した当初の終点で、天王洲アイル延伸までの5年間は終着駅でした。お台場の中心部に位置し、駅名は臨海副都心の当初の愛称「東京テレポートタウン」に由来します。地下駅ながら採光窓があるためホームは明るいです。
東京テレポート14:28発快速川越行き1469F(モハE233-7402)で天王洲アイルへ。平成13年3月に開業した駅で、平成14年12月の大崎延伸までは終着駅でした。りんかい線は東京テレポート~大崎間の一括開業を予定していたものの、当駅~大崎間の工事が遅れたために当駅が一時的な終着駅となりました。終着駅時代は1番線を閉鎖し、2番線で折り返しを行っていました。先に開業した東京モノレールの駅には、りんかい線開業時に南口が開設されています。
天王洲アイル14:49発各停大崎行き1487T(モハE232-7233)で品川シーサイドへ。日本たばこ産業品川工場跡地を再開発した品川シーサイドフォレストにある駅です。かつては楽天本社が立地しており、ラッシュ時の混雑に対応するために改札機の増設が行われました。楽天が平成27年に二子玉川に移転すると一時的に利用者数は減少しましたが、その後回復しました。
品川シーサイド15:06発各停大崎行き1461K(クハE232-7019)で大井町へ。京浜東北線・東急大井町線との乗換駅で、JRの駅を間借りするように地下出入口があるだけなので、りんかい線の駅は地上では目立ちません。ホームは2層構造で、地下3階に下りホーム、地下5階に上りホームがあります。
大井町15:36発快速川越行き1545K(モハE233-7201)で大崎へ。りんかい線の終点かつJRとの接続駅で、一部を除き列車は埼京線に直通しています。平成14年12月のりんかい線開業に際しては5~8番ホームが増設され、埼京線が恵比寿駅から当駅まで延長されたほか、湘南新宿ラインも停車するようになりました。この時、駅の拡張も行われ、南改札口が新設されています。