まだ見ぬ駅を求めて~逆瀬の駅巡り旅~

駅巡りの記録をひたすら載せていくブログです。やたら更新する時と全く更新しないときがあります。

12/29 名古屋市営地下鉄(名城線・桜通線)改称予定駅+αめぐり

飯田線駅めぐりの後は名古屋市営地下鉄の改称予定駅とその隣駅を巡りました

堀田駅

金山でドニチエコきっぷを購入し、11:15発名城線左回り115(2107)で堀田(ほりた)へ。空港線妙音通が交差する地下鉄堀田交差点の地下にある駅で、昭和49年3月に4号線の駅として開業しました。同名の名鉄堀田駅とは300mほど離れています。当駅は改称予定駅ではありませんが、乗換駅でもないのに同名なのはややこしいので、地名からとって「苗代町」とでも改称した方が良かったのではないでしょうか。

伝馬町駅(現:熱田神宮伝馬町駅)

堀田11:36発名城線右回り130(2615)で伝馬町(てんまちょう)へ。訪問後の1月4日に「熱田神宮伝馬町」に改築されました。熱田神宮正門の最寄り駅で、参詣駅として多くの利用があることが改称の理由とされています。伝馬町の地名は馬が交通の主役であった時代の「伝馬制」という制度に由来するもので、江戸時代の城下町では領主の移動や通信のための「伝馬」の世話をし、費用を負担した地区が「伝馬町」と呼ばれました。

神宮西駅(現:熱田神宮西駅)

伝馬町11:48発名城線右回り134(2632)で神宮西へ。訪問後の1月4日に「熱田神宮西」に改築されました。その名の通り、熱田神宮の西側にある駅で、改称内容もどの神宮の西側なのかをはっきりさせたにすぎません。地上に出ると東南側の駅前には神宮の森が広がっています。

西高蔵

神宮西12:10発名城線右回り142(2620)で西高蔵へ。高座結御子(たかくらむすびみこ)神社西参道と伏見通が交差する西高蔵交差点の地下にある駅で、名古屋有数のターミナル駅の一つ・金山駅の隣駅にしては静かなところです。高座結御子神社熱田神宮境外摂社の一つで、熱田神宮と同じく尾張の祖神を祀る歴史ある神社です。祭神は高倉下命(たかくらじのみこと)。西高蔵の地名はこの神社の西にあることから付いたのでしょうが、地名(および駅名)・神社名・祭神名の3つでいずれも「くら」の漢字が違うのが面白いところです。

名城公園

西高蔵12:22発名城線右回り146(2616)で名城公園へ。名城公園の最寄り駅で、名古屋城の最寄り駅と勘違いされることが多いことから、駅のあちこちに「名古屋城ドルフィンズアリーナの最寄りは隣の市役所駅です」との案内があります。名城公園名古屋城跡を活用した面積80.41ヘクタールの広い公園で、スポーツ施設のある北園と名古屋城愛知県体育館ドルフィンズアリーナ)のある南園からなります。名城公園の最寄りはこのうち北園。

市役所駅(現:名古屋城駅)と名古屋市役所

名城公園12:51発名城線左回り159(2124)で市役所へ。訪問後の1月4日に「名古屋城」に改築されました。名古屋市役所・愛知県庁をはじめ、多くの官庁が集まる官庁街にある駅で、名古屋城の最寄り駅です。昭和40年10月、名城線で最初に開業(当時は2号線)した市役所~栄町(現:栄)間の始発駅で、昭和46年12月の市役所~大曽根間開業で途中駅となりました。「市役所前」は路面電車の停留場も入れれば全国で8つと日本では最も多い駅名ですが、「前」の付かない「市役所」を名乗るのは全国でここだけでした。ただし、当駅の改称と同日に長崎電気軌道の「市民会館」停留場が「市役所」停留場に改称されたため、「市役所」という駅名は遠く長崎で復活しています。

市役所駅と愛知県庁

3号出口が最寄りの名古屋市役所昭和8年9月竣工。昭和天皇即位の記念事業として公募によって選ばれた平林金吾の設計で建てられました。市役所の南隣に建つ愛知県庁は昭和13年3月竣工。名古屋城天守閣をイメージした瓦屋根が目を惹くデザインです。いずれも、近代的なビルに瓦屋根を載せた和洋折衷の「帝冠様式」で、共に国の重要文化財に指定されています。どちらの建物もカッコいいですが、個人的に愛知県庁の方が好みです。

市役所駅(現:名古屋城駅) 7番出入口

市役所駅のうち、名古屋城に一番近い7番出入口は名古屋城高麗門をモチーフとしたデザイン。改称によって見た目と名前が一致することになりました。

久屋大通駅 案内路線図

市役所13:08発名古屋港行き165(2612)で久屋大通へ。名城線桜通線の乗換駅で、あまりに大きな駅なので今回は改札外には出ず、駅名標や路線図を中心に撮影。従って、訪問駅にもカウントしません。1月4日に改称された4駅が名城線桜通線に固まっていたので、幸いにも改称予定駅めぐりは楽でした。

中村区役所駅(現:太閤通駅)

久屋大通13:26発(6815)で中村区役所へ。平成元年9月に開業した桜通線の起点で、訪問後の1月4日に「太閤通」に改築されました。太閤通環状線が交差する太閤通三丁目交差点地下にあります。中村区は豊臣秀吉(太閤)の出身地として知られるところで、その縁で愛知県道68号名古屋津島線の一部が太閤通と呼ばれるようになりました。

名古屋市中村区役所 旧庁舎

駅の北側には中村区役所の旧庁舎があります。昭和39年12月竣工の区役所は3階までが庁舎、4階から10階までがマンションという構造で、訪問前日の12月28日限りで業務を終えていました。老朽化のため、東山線本陣駅近くに建設された新庁舎に移転して、1月4日より開庁。これにより中村区役所の最寄り駅は本陣駅に替わっています。

名古屋駅

中村区役所14:00発徳重行きK1400T(6113)で名古屋へ。名古屋市営地下鉄駅めぐりはこれで終了し、名古屋からは再び東海道本線に乗り、西岐阜へと向かいます。