まだ見ぬ駅を求めて~逆瀬の駅巡り旅~

駅巡りの記録をひたすら載せていくブログです。やたら更新する時と全く更新しないときがあります。

3/14 弥生の日豊本線・鹿児島本線駅巡り(鹿児島地区)

九州遠征六日目は鹿児島県内の日豊本線鹿児島本線の駅を巡りました。

北永野田駅

鹿児島を5:28発普通都城行き6920M(クモハ817-515)で出発し、北永野田へ。日豊本線および鹿児島県内では最も標高の高い329Mにある駅で、山間の集落のどん詰まりのような寂しいところにあります。駅舎は鹿児島・宮崎ではよく見るタイプの簡易駅舎。昭和7年12月6日、日豊本線最後の区間である大隅大川原~霧島神宮間開業時に開設されました。同じ県内の大隅線永野田駅と区別するために「北」が冠されています。

霧島神宮駅

北永野田6:34発普通鹿児島中央行き6927M(クハ816-1506)で霧島神宮へ。霧島神宮への参拝駅で特急も一部が停車しますが、駅から神宮へは6㎞以上も離れています。昭和41年2月改築の駅舎は鉄筋コンクリート造平屋建てで、九州新幹線部分開業に合わせて平成16年2月21日に神宮をイメージしたデザインに改装されました。昭和5年7月10日に国分から伸びてきた国都西線の終点として開業、当時の所在地は姶良郡東襲山村でした。東襲山村は昭和10年7月10日に霧島村に改称し、昭和33年11月3日に町制施行して姶良郡霧島町となりました。霧島町は平成17年11月7日の合併で霧島市となっています。

国分駅

霧島神宮7:39発普通鹿児島中央行き6933M(クハ816-515)で国分へ。平成17年11月7日の合併で誕生した霧島市の代表駅で、鹿児島方面からの列車の大半が当駅で折り返します。駅舎は昭和44年10月改築で、平成19年6月1日の改装で自由通路が増設されています。昭和4年11月24日、西国分(現:隼人)からわずか一駅間の国都西線の終点として開業。当駅開業までは西国分駅が国分を名乗っていたため、二代目となります。当時の所在地は姶良郡国分町で、昭和30年2月1日に市制施行して国分市となり、平成17年11月7日の合併で霧島市となりました。昭和47年9月9日には大隅線が開業していますが、昭和62年3月14日にわずか15年で廃止されています。

錦江駅

国分8:15発普通鹿児島中央行き6935M(クハ816-521)で錦江へ。加治木団地の最寄り駅として昭和61年3月3日に開業した駅で、鹿児島県住宅供給公社が全額を負担して建設されました。ホーム入口に小さな駅舎があるだけの簡素な駅ですが、平成27年3月14日に無人化されるまでは有人駅でした。

加治木駅

錦江8:37発普通国分行き6928M(クモハ817-529)で加治木へ。平成22年3月23日の合併で姶良市となった旧:姶良郡加治木町の玄関口で、特急「きりしま」も停車します。昭和27年3月改築の駅舎はかなり年季の入ったもので、内部にはみどりの窓口が設置されています。明治34年6月10日に鹿児島線の駅として開業。当時の所在地は姶良郡加治木村で、明治45年6月1日に鹿児島県内では初めて町制を施行して加治木町となりました。

6753D

加治木9:15発普通鹿児島中央行き6753D(キハ47-515+キハ47-8124)で竜ヶ水に向かおうとしましたが、昨年10月ダイヤ改正で通過になっていたため降りることができず一旦鹿児島へ。最新版の時刻表で行程を組まなかったが故の失敗ですが、どうせ運転停車するな客扱いくらいしてくれてもいいのにと思います。

帖佐駅

鹿児島9:47発普通国分行き6932M(クモハ817-515)で帖佐(ちょうさ)へ。姶良市の代表駅で、平成22年3月23日の合併で姶良市となった旧:姶良郡姶良町の中心近くに位置します。有人駅ながら窓口は営業しておらず、特急「きりしま」は一部のみの停車と代表駅ながら加治木駅よりは格下という感じですが、開業も遅く、大正15年4月1日でした。当時の所在地は姶良郡帖佐町で、昭和30年1月1日の合併で姶良町となりました。石造りの重厚な駅舎は昭和25年改築。

重富駅

帖佐10:33発普通鹿児島中央行き6939M(クハ816-1505)で重富へ。車内から何やら工事をしているのが見えたので駅舎改築かと思いきやトイレの改築でした。昭和25年4月改築の駅舎は瓦屋根の風格ある和風駅舎で、地元NPOによる簡易委託の窓口が設置されています。明治34年6月10日に鹿児島線の駅として開業。当時の所在地は姶良郡重富村で、昭和30年1月1日の合併で姶良町となりました。

姶良

2分遅れの重富10:56発普通国分行き6934M(クハ816-25)で姶良へ。姶良町の請願と費用の一部負担により昭和63年3月13日に開業した駅で、小さな駅ながら特急「きりしま」の一部列車が停車します。ホーム入口の小さな駅舎には駅員が詰めているものの、切符の販売は行いません。

鹿児島中央駅

姶良11:33発普通鹿児島中央行き6943M(クハ816-25)で鹿児島中央へ。鹿児島市の代表駅で、九州新幹線も乗り入れる鹿児島県最大のターミナル駅です。大正2年10月11日、川内線の鹿児島~東市来間開業に際し「武(たけ)」として開設。昭和2年10月17日の鹿児島本線全通に際して「西鹿児島」に改称されました。戦後は鹿児島駅に代わって鹿児島市の玄関口として機能するようになり、平成16年3月13日の九州新幹線部分開業に合わせて「鹿児島中央」に改称されています。

木場茶屋駅

ここからは鹿児島本線の駅を巡っていきます。鹿児島中央12:30発普通川内行き2440M(クハ816-518)で木場茶屋(こばんちゃや)へ。山間の国道沿いといった感じの立地の駅で、駅前を国道3号が通っています。昭和53年3月30日改築の駅舎は鹿児島ではよく見るタイプのものですが、階段の上にあるだけで随分と風格が感じられます。大正3年6月1日に川内線の駅として開業。当時の所在地は薩摩郡隈之城村でした。

市来駅

木場茶屋13:30発普通鹿児島中央行き2449M(クモハ817-518)で市来へ。平成17年10月11日の合併でいちき串木野市となった旧:日置郡市来町の玄関口で、平日のみ簡易委託の窓口が営業しています。駅舎は昭和25年10月改築の古いものですが、改装されているためそこまで古そうには見えません。大正2年12月25日に「西市来」として開業。当時の所在地は日置郡西市来村で、昭和5年4月1日に町制施行して市来町となりました。駅名も同年11月3日に改称されています。

隈之城駅

市来13:57発普通川内行き2442M(クハ816-1512)で隈之城へ。城を模したデザインの駅舎がある駅で、肥薩おれんじ鉄道から一駅だけ乗り入れて折り返す列車が朝3本夕方2本設定されています。大正3年6月1日開業時の所在地は薩摩郡隈之城村で、昭和4年5月20日の合併で川内町となりました。「隈之城」はかつて当地にあった二福城の別名です。

東市来駅

隈之城14:25発普通都城行き2451M(クモハ817-1512)で東市来へ。平成17年5月1日の合併で日置市となった旧:日置郡東市来町の玄関口で、簡易委託の窓口が設置されています。大正2年10月11日に川内線の終点として開業、当時の所在地は日置郡東市来村で、昭和12年4月1日に町制施行して東市来町となりました。

神村学園前駅

東市来15:13発普通串木野2446M行き(クハ816-1510)で神村学園前へ。平成22年3月13日に開業した駅で、駅舎やホーム等の設置費用は神村学園が、階段・エレベーター・駅前広場等の設置費用はいちき串木野市が負担しています。新駅設置要望が出されたのは串木野市時代の平成2年2月とかなり早い時期でしたが、駅の設置に向けて色々動き始めたのは合併でいちき串木野市が成立してからでした。

湯之元駅

神村学園前15:34発普通鹿児島中央行き2453M(クモハ817-1510)で湯之元へ。湯之元温泉の最寄り駅で、簡易委託の窓口が設置されています。昭和51年4月3日改築の駅舎は開放的な造り。駅周辺は明治の町村制で東市来村となる前は日置郡湯田村でした。

串木野駅

湯之元16:18発普通串木野行き2450M(クハ816-1008)で串木野へ。いちき串木野市の代表駅で、平成17年10月11日の合併まで串木野市でした。折り返し列車も設定される駅ながら、令和4年3月12日に無人化されています。駅舎は平成19年3月18日改築。大正2年12月15日に川内線の終点として開業。当時の所在地は日置郡串木野村で、昭和10年4月1日に町制施行して串木野町となり、昭和25年10月1日に市制施行して串木野市となりました。

広木駅

串木野17:02発普通鹿児島行き2459M(クモハ817-1502)で広木へ。平成21年3月14日に開業した駅で、鹿児島市が設置費用の9割を負担しています。一見山間の駅のように見えますが、近くには星ヶ峯ニュータウンがあり、利用者数はかなり多いです。

上伊集院駅

広木17:53発普通川内行き2458M(クハ816-506)で上伊集院へ。鹿児島本線で最も高い標高141mの駅で、鹿児島と伊集院を隔てる峠越えの最中に設けられています。昭和60年3月改築の駅舎は六角形のとんがり屋根のメルヘンチックなデザイン。大正2年10月11日に「饅頭石」として開業。駅名は島津貴久が休憩したと伝わる巨石に由来していました。当時の所在地は日置郡上伊集院村で、昭和24年12月15日に駅名が改称されました。上伊集院村昭和35年4月1日の町制施行時に改称して日置郡松元町となり、平成16年11月1日に鹿児島市編入されています。

川内駅

上伊集院18:18発普通川内行き2460M(クモハ817-19)で川内(せんだい)へ。薩摩川内市の代表駅で、鹿児島本線は当駅以北が平成16年3月13日に肥薩おれんじ鉄道に移管されています。大正3年6月1日に川内線の終点「川内町」として開業。当時の所在地は薩摩郡平佐村で、昭和4年5月20日の合併で川内町となりました。薩摩郡川内町は昭和15年2月11日に市制施行して川内市となり、平成16年10月12日の合併で薩摩川内市となっています。この日は川内ホテルに宿泊しました。