今年を振り返って 消えた駅舎2015
2015年も残すところ1日となりました。そこで今年を振り返ってみれば、結構多くの駅舎が消えて行ったなと感じます。ここでは、今年消えて行った駅舎たちを月ごとに振り返って行きます。駅舎改築・解体情報が把握できていない月については割愛します。訪問できていない駅舎については写真を載せることはできませんがご了承ください
1月
大正11(1922)年11月開業時からの木造駅舎。1月10日に新駅舎の利用を開始し旧駅舎は1月14日から解体されました。
リニューアルされた様子もなく比較的昔の雰囲気を留めた駅舎でしたが、末期には老朽化が進み、満身創痍といった様子でした。
大正9(1920)年7月開業時からの駅舎。昨年11月16日に仮駅舎に移行し役目を終えていましたが、旧駅舎はその後もしばらく残存し、今年の1月24日から解体されました。
昭和9(1934)年10月開業時からの駅舎。仮駅舎への移行は昨年11月26日で、旧駅舎の解体が行われたのは1月26日から29日でした。
2月
昭和11(1936)年12月開業時の駅舎。2月8日、仮駅舎に移行
昭和29(1954)年12月改築の2代目駅舎。平成18(2006)年4月の路線廃止後も残存していたが、2月に解体
3月
昭和21(1946)年4月開業時の駅舎。線路付け替えに伴う駅の移転により昨年9月24日に旧駅での営業を終了。旧駅舎の解体は3月中に完了したようです
旧駅舎は平成32(2020)年を目指して新駅の隣に復元される予定です
吉都線 小林駅(宮崎県小林市)
3月15日に新駅舎の利用を開始、旧駅舎はその後解体されました。
昨年9月6日に新駅舎が完成。旧駅ビルは解体工事のために3月21日に閉館し、その後解体されました。
5月
大正15(1926)年6月開業時からの駅舎。4月11日に新駅舎が完成し、旧駅舎は5月に解体されました。
昨年12月訪問時には、新駅舎建設工事に伴い一部が解体されていましたが、主要駅らしい風格は残していました
6月
宗谷本線 比布駅(北海道上川郡比布町)
昭和9(1934)年11月に改築、昭和28(1953)年に増築された駅舎。駅舎改築工事のため、6月19日に旧駅舎の利用を終了し、その後解体
高架化工事が完了したことに伴い、6月27日に旧駅舎の利用を終了。旧駅舎は7月下旬までに解体された
9月
昭和11(1936)年改築の駅舎。9月1日に仮駅舎に移行。旧駅舎は9月中に解体
昭和4(1929)年改築の駅舎。8月24日に仮駅舎に移行。旧駅舎は9月上旬に解体
昭和7(1932)年7月開業時?の駅舎。9月6日に仮駅舎に移行。旧駅舎は9月中に解体
昭和4(1929)年10月改築の駅舎。9月5日に新駅舎の一部を使用開始。旧駅舎は9月中旬から解体。
8月15日に訪問した時にはすでに駅舎の右半分が解体されて痛々しい姿になっていました。何度も改装されていたのかあまり古さは感じさせませんでした。
10月
大正10(1921)年10月開業時からの駅舎。9月19日に新駅舎の利用を開始。旧駅舎は10月から11月の間に解体されました。
1月18日に訪問した時には竹やぶの裏に古い駅舎がひっそりとした雰囲気で佇む静かな駅でしたが、12月28日に訪問した時には旧駅舎も竹やぶもすっかり消え失せ、真新しい橋上駅舎が古い家並みや田園風景の中で目立っていました
11月
昭和24(1949)年改築の3代目駅舎。11月1日に仮駅舎に移行しました。
天井の高い大きな駅舎で、国鉄主要駅の雰囲気を色濃く残していました。
明治32(1899)年10月開業時の駅舎。11月3日に旧駅舎の利用を終了し、翌日より解体工事を開始
昭和2(1927)年12月開業時の駅舎。11月2日から解体されました。
昭和2(1927)年12月開業時の駅舎。11月2日に新駅舎の使用を開始し、旧駅舎はその後解体。
11月下旬から来年2月上旬にかけ駅舎改築。11月下旬に旧駅舎及び便所の使用が停止された模様。詳細不明
→翌年1月19日より解体開始
12月
12月7日より駅舎解体。駅舎跡地は整備され駐輪場になるようです
昭和15(1940)年改築の駅舎。当初の予定では昨年度中に解体される予定でしたが、延期され、駅舎改築工事が始まったのは今年12月12日でした。
平成2(1990)年改築のログハウス風の簡易駅舎。12月上旬に解体。
昭和6(1931)年9月開業時の駅舎。12月20日ごろ解体されました。