1/10 暖冬のえちぜん鉄道三国芦原線駅めぐり(田原町~西春江)
吹き鉄道との相互直通運転開始に向け工事中のえちぜん鉄道田原町駅の駅舎は仮駅舎になっていました
プレハブを3つ繋げた「いかにも仮駅舎」といった感じの見た目ですが、冷暖房付きの広い待合室があります
一昨年7月に訪問した時は一部を解体されながらも木造駅舎がまだ残っていました。改築工事の進展に伴い昨年12月に解体されました
駅舎解体のニュース(福井新聞)http://megalodon.jp/2016-0215-2129-37/www.fukuishimbun.co.jp/localnews/railway/59830.html
ゾンビが出てくる某日常系アニメに登場する犬を連想させる駅名ですねw
上屋の無いホームと簡易な待合室、バリアフリー対応のトイレからなる駅です
トイレの外壁にはえちぜん鉄道のイラストを描いた駅名表示が掲げられています
太郎丸13:06発普通福井行き1238M(MC6109)で中角へ
堤防上にあるので駅は道路や集落より高い位置にあり階段で結ばれています
ここから仁愛グランド前駅を通って鷲塚針原駅まで2.5kmを歩きます
何もない冬の田園地帯の中を仁愛グランド駅目指して歩いて行きます
山も集落もない平坦な中をひたすら進んでいきます
中角~仁愛グランド前間を走る普通三国港行き1309M(MC6104)
中角駅を出て歩くこと18分、13:32仁愛グランド前駅着
駅前にある仁愛学園中角グランドで学校行事が行われる際にだけ列車が停車する臨時駅で、学校関係者以外は降りることができないという珍駅です
降りられないという点で言えば北海道の秘境駅などはるかに凌ぐ乗降難易(というより不可能)駅です
ホーム入口はチェーンで封鎖され、立ち入ることができなくなっています
駅周辺には集落や工場などもあり、常設駅に昇格してもそれなりの需要が見込めそうな気がします。どうせなら鷲塚針原までのLRT化に合わせて新駅として開業させた方が「えちぜん鉄道がまた新駅を造って利便性を向上させるらしい」ということで宣伝効果もあると思いますがね・・・実際最近になってから新駅を次々開業させてますし
仁愛グランド前駅から歩いて10分で鷲塚針原駅に到着
昭和3年12月開業時からの洋風木造駅舎が建っています
この駅舎は国指定登録文化財にも指定されています
待合室内は地元の人によって綺麗に飾り付けられていて心がなごみます
ただ、LRT発着ホームが建設されると思われる場所はやっと基礎を造り始めたといったところで、果たして3月に間に合うのだろうかと気にかかりました
鷲塚針原14:00発普通三国港行き1339M(MC6109)で西春江へ
列車の交換が行われる駅ですが、相対式ホーム上には待合室とトイレだけで、駅舎はありません
列車待ちの時間に周辺を散策し、八幡神社へ
西春江14:35発普通福井行き1408M(MC6104)で日華化学前へ
平成19年9月に開業した新駅で開業時から将来のLRT化を見越した構造で造られました
古いのか新しいのかよくわからない駅舎のある有人駅です
ホームは狭くて古いもので最近改修の手が入れられた様子もなく、LRT対応化工事はまだ行われていないようです
新田塚15:14発普通福井行き1438M(MC6109)で福大前西福井へ
昭和54年改築の地方私鉄には珍しい駅ビルで、オープン当時はさぞかし注目を集めたことでしょうが、スーパー「平和堂」は平成14年に撤退、その後に入ったスーパー「みつわ」も平成24年に閉店、現在は「えちぜんCULSA」が入っています
1階のスーパーはそれなりに賑わっているようですが、2階以上は使われていないようで少々寂しい雰囲気を醸し出していました
ホームに停車する普通福井行き1508M(MC6107)
ホームは1階にあり、上部を駅ビルですっぽり覆われているので地方私鉄の駅ではあまり見られない無機質なコンクリートで囲まれた薄暗い雰囲気の駅です
味わい深い木造駅舎もいいですが、こういう個性的な駅もなかなか気になります
こちらも低床ホームがほとんど完成しており、柵さえ外せばすぐにでも使用できそうです