

5010‐5510‐5060+5011-5511-5061
という編成を組んでいました
昭和59年に2071系を中間に組み込んで8連化され
5010-2090‐5510-5060+5011-2171-5511-5061
となりましたが、同年の六甲事故で廃車された2050の代車を手配するための編成組換えにより
5010-2090‐5510-5060+5011-2886-5511-5061
となり、2800系が組み込まれました
この時編成から外された2171は、阪神大震災により被災廃車された3159F3109の代替として3109に改番された3072F3022の穴を埋める形で3022に改番され3072Fに組み込まれ、3078Fに置き換えられる平成20年3月まで今津線で活躍していました
その後、昭和62年の車体更新(表示幕設置)の際に5202Fとの間で中間車の交換を行い
5010-2090‐5510-5060+5011-5563-5511-5061
この時2886と入れ替わりに組み込まれた5563は5012Fが宝塚線に転属した昭和44年秋に製造されて組み込まれた車両で、5000系として新製された車両では唯一の付随車です
5563と交換された2886は組み込み先の5202Fと運命を共にし、平成4年に廃車されました
こうして複雑な編成組換えを経てきた5010Fですが、再び大規模な更新工事を受けることになり、平成12年10月に一旦運用を離脱し、アルナ工機へ
そして翌13年9月30日、新車同然の姿となって神戸線での営業運転を再開
5000系の更新工事施行1本目の編成となり、他の編成も当編成に引き続いて更新されましたが、2本目の5008Fからは前面車番の位置が左側の窓下に変更されています

更新の際、中間に組み込まれた5060と5011の運転台は撤去され、5560と5531に改番。2090は休車となった後に3064Fへ、5663は5001Fへ
2090と5663の代わりには5100系の付随車を改造した5580と5581の2両が編入され編成は以下のようになりました
5010-5510-5580-5560-5531-5511-5581-5061

5010-5510-5560-5531-5511-5061
5060と5011が中間化され改番されているものの結果的には製造当初と同じ組成となりました

この2両は昭和46年6月に5110Fの中間車5660と5661として誕生し、複雑な編成組換えにより様々な編成を行き来した末に5010Fに落ち着きました
宝塚線で現役の5100系未更新車に比べれば車体の状態はいいはずですが、車齢45年で既に他系列になっていることを考えれば、再び改造して5100系に組み込むよりそのまま廃車した方が手間がかからないのかもしれません
他の車両と屋根の高さが違うこと以外特に気にも掛けませんでしたが、45年間お疲れさまでした