1/9 和歌山線・桜井線・大和路線駅めぐり
冬季の青春18きっぷ最後の一日分は、近畿地方の未制覇駅を降りていくために使用しました
宝塚を5:24発普通松井山手行き4414M(クモハ321-18)で出発し、尼崎で5:47発普通京都行き100B(クハ207-10)に乗り換えて大阪へ
まずは和歌山線を目指します
王寺からは6:58発普通高田行き2453M(クハ200-66)に乗車して2駅目の志都美で下車
香芝市にある駅で、駅舎は平成22年12月に橋上化されました
写真は橋上化に伴って新設された西口。駅前はきれいに整備されていますが、早朝ということもあって人気がありませんでした
志都美7:29発普通奈良行き528S(クモハ105-504)で桜井線に入り、畝傍で下車
乗車してきた列車は105系SP002+SW010の4両編成でした
かつては橿原神宮や神武天皇陵への最寄り駅として賑わった駅で、皇室の方の利用に備えて貴賓室も設けられていますが、近くを通る近鉄に利用客を奪われ、今では一日400人台の利用客があるだけの無人駅に成り下がっています
今の天皇皇后両陛下(当時は皇太子夫妻)も結婚間もない昭和34年に利用された貴賓室。入口は固く閉ざされていますが、たまに一般公開されるそうです
畝傍8:05発普通王寺行き527S(クハ220-10)で金橋へ
築堤上にあるホームだけの無人駅で、周辺には住宅街が広がっています
駅東方にはおそらく開業時以来のものと思われるレンガ造りの古い陸橋があります
1.8mと高さは低いですが、この橋がつくられたと思われる明治の終わりは自動車もまだ普及しておらず、平均身長も今よりはるかに低かったのであまり問題なかったのでしょう
金橋8:16発普通奈良行き530T(クハ221-7)で天理へ
昭和40年9月に完成した巨大な高架駅で、言わずと知れた天理教本部最寄り駅です
この2日前に訪問した金光駅同様、宗教行事の際には臨時列車が発着します
駅前の地下道に貼られていた現駅舎完成時の写真
今と比べて駅前はずいぶんとすっきりしています
高架2面4線の広いホーム
都会の駅顔負けの大きさですが、臨時列車もない普段は1面2線の中程が使用されるだけに過ぎません
天理9:22発普通奈良行き532S(クモハ105-513)で櫟本へ
明治31(1898)年5月開業時に建てられた渋い木造駅舎が残っています
周辺は昔ながらの街並みが結構残されており、いい雰囲気です
跨線橋も古いものが原型を留めながら使用されています
塗装されていない木目剥き出しの外壁が何とも言えない雰囲気を醸し出しています
バリアフリー化等の問題もあるでしょうができることならこのまま残しておいてほしいものです
写っている列車は9:51発和歌山行き535T(105系SW013編成)
平城山駅は昭和60年に開業した駅で、今となっては少々古びたデザインの手狭な橋上駅舎があります
時間があまりなかったので駅舎は碌な写真が撮れていません
言わずと知れた古都奈良市の代表駅で、平成22年3月に高架化が完成しました
写真は高架化後によって誕生した南口
地平時代の表口だった北口
駅前はこちらの方が賑わっています
駅前には高架化前に使用されていた2代目駅舎が総合観光案内所として鎮座しています。昭和9(1934)年に竣工した鉄筋コンクリート造の寺院風駅舎で、古都の玄関口としては申し分のないデザインです
高架化工事に伴って解体される予定でしたが、市民の熱心な運動の末保存されることになり、曳家で18m移動しました
訪問日は成人の日だったので、旧駅舎をバックに写真を撮る振り袖姿の女性の姿も見かけました
奈良10:53発みやこ路快速京都行き2612M(クモハ221-16)で京都へ
京都で乗り換えて今度は湖西線で駅めぐりをしていきます