まだ見ぬ駅を求めて~逆瀬の駅巡り旅~

駅巡りの記録をひたすら載せていくブログです。やたら更新する時と全く更新しないときがあります。

8/19 夏の北海道遠征 六日目 根室本線(花咲線)駅めぐり

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6日目の朝は4時半前に起床

ちょうど日の出直前で幻想的な光景を見ることができました
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西和田の駅舎は、北海道でよく見られるタイプの車掌車を転用したいわゆる「ダルマ駅舎」で外壁は綺麗に塗り直されています
隣の花咲駅もダルマ駅でしたが、平成28年3月に廃止されています
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始発の5:43発普通釧路行き5624D(キハ54-514)で西和田を後に厚床へと向かいます
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平成元年に廃止された標津線の分岐駅で、それを示す看板も経っていますが駅舎も当時のものから改築されているためその面影はほとんど残っていません
待合室の扉を開けると寝袋にくるまったおじさんと目が合いました。どうやら自転車旅の人のようですが、同じように駅寝をしてる身からすれば、始発列車ももう動いてて駅の利用客も何人か来てるだろうによく寝続けられるなという感じです
駅近くのコンビニまで歩き、食料を調達して戻ってきてもサイクリスト氏はまだ寝ていました

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標津線があったころは片面ホームと島式ホームからなる2面3線のいわゆる国鉄型配線の駅でしたが、廃止後に2番線が撤去されてからは島式ホームを片面使用していました。平成28年3月ダイヤ改正での大減便によって当駅での列車交換が消滅すると2番線(旧3番線)に停車する列車が消滅。2番線は現在放置状態で廃線跡のような光景を見せています
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厚床7:11発快速はなさき根室行き3625D(キハ54-521)で昆布盛へ
車内では昨日飛行機で釧路入りしたという同じ大学鉄研のKくんと遭遇。このまま納沙布岬を目指すそうです
Kくんと別れて降り立った昆布盛駅は人家の見えない森の中にあり、集落とは少し離れています
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駅入り口部分には木造待合室が建っていますが、何故か床が盛り上がっています。数年前からこの状態のようですが原因は何なのでしょうか
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駅全景
仮乗降場ではありませんが、当初から無人駅として開業したためか似たような雰囲気があります。列車で降りたのは自分だけでしたが滞在中に車やバイクでやってきて写真を撮って去っていく人は何人かいました
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昆布盛8:39発普通釧路行き5626D(キハ54-521)で初田牛へ
鉄道ファンには「秘境駅」としてよく知られている駅で、訪問後に来年春ダイヤ改正での廃止についてJRと自治体が協議に入ったことが報道されました
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周囲には人家が一軒もなく熊でも出てきそうな雰囲気
駅裏には交通量の多い道道が通っていますが、そちらには出入口がなく背を向けた感じです
駅舎は昭和52年改築で、簡易駅舎としてはかなり初期のものに分類されます
待合室で駅ノートを読んでいると駅裏側からおじいさんが現れました。近くに住んでいる方だそうで、根室市が市内在住の高齢者に配布しているJR券を利用して根室市中心部へ出かけられるそうで、『所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ!」で安田大サーカスの団長が3日間張り込んでも出会えなかった生活利用者にあっさり出会ってしまいました
おじいさんに昔の駅周辺の様子について聞いてみると「昔は駅前に官舎が何軒も建っていた」とのこと。その官舎跡も今では跡形もありません
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初田牛10:07発普通根室行き5627D(キハ54-522)で東根室
東根室では2分間の停車時間があるので大勢の乗客が外に出ていましたが、発車時間になると車内に戻ってしまい、降りたのは自分だけでした
日本最東端の駅として最近では鉄道ファン以外にも有名で、記念撮影をする人のために停車時間が数分間取られています
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仮乗降場を彷彿とさせるホームだけの無人駅で、待合室の類はないので雨が降った時は大変そうです
駅の利用者は少ないものの周囲は住宅街です
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11:05発快速はなさき釧路行き3628D(キハ54-522)で東根室を後にします
自分と入れ違いに納沙布岬まで行って戻ってきた同じ大学鉄研のKくんが下車
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12:05着の浜中で下車
モンキー・パンチ氏の出身地・厚岸郡浜中町の玄関口で、浜中町中心部や霧多布へ行くバスが出ています
駅舎は平成元年に改築されたもので、簡易委託の窓口が廃止されたため人の気配がありません。昨日の茶内駅と同じく駅のあちこちにルパンと仲間たちのパネルが置かれています
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浜中12:25発快速ノサップ根室行き3629D(キハ54-517)で落石へ
ホームは相対式で、日本最東端の交換可能駅です
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駅舎は古くからの木造駅舎をコンパクト化したもので、内部は地元の人によって装飾されて美しく保たれています。無人駅にしては広めの待合室ですが、上尾幌と違って広さゆえの寂しさは全然感じられません
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落石13:54発普通釧路行き5630D(キハ54-517)で姉別へ
昭和54年改築の簡易駅舎は初田牛のものとよく似ていますが、こちらの方が少し大きいようです
駅周辺にも人家は多く、地元利用者は結構多いようです
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駅舎のホーム側の窓にはルパンと銭形が貼られています。浜中町内の駅はどこもルパンがいるようですね
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姉別15:01発普通根室行き5631D(キハ54-514)で別当賀へ
花咲線駅めぐりもこの駅が最後です。滞在時間は約1時間20分と長め
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駅舎は貨車駅舎で、宗谷本線などによくあるものと同じような色に塗られています
内部も最近塗り直されたようですが、同じダルマ駅の西和田と比べると内部はゴミや虫の死骸が多くあまり綺麗とは言えません
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時間がたっぷりとあるので駅近くの別当賀神社に参拝
木の様子なんかがいかにも北海道らしいです
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駅舎の隣には国鉄時代の駅名標を転用した観光案内と思わしきものが草花に埋もれるような感じで放置されていました
 
駅周辺の散策を終えて待合室へ戻り、駅ノートを書いていると16:10ごろに突然明かりが点きました
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16:46発普通釧路行き5632D(キハ54-514)で別当賀を後に釧路へと向かいます
茶内での4分間の停車時間を利用して駅舎を再撮影
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釧路には定刻より若干早く18:50着
すっかり夜の帳が下りた駅前では祭りが行われていました
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コンビニで夕食を購入し、すでに入線していた19:26発普通新得行き2532D(キハ40-1755)に乗り込みます。この列車は音別から先へ向かう最終列車です
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20:25着の尺別で下車
釧路への最終列車とはここで交換を行います
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この日の宿となる尺別駅
駅前には明かりが全くありません
上下最終列車が行ってしまった後、21:25に釧路行きの特急が通過していきました