9/13 初秋の信州・越後遠征 五日目 大糸線駅めぐり(海ノ口以南)
この日も二日目に引き続き大糸線で駅めぐりをしました
この日も6:09発普通長野行き1533M(クハ210-3045)で茅野を出発
ホームと待合室だけの小さな駅ですが、周囲には住宅も多く、訪問時は朝の通勤通学時間帯ということもあって利用者が続々と集まってきました
大正4年に「アルプス追分駅」として開業しその4年後に改称されました
かつては池田鉄道が分岐していましたが、信濃鉄道国有化翌年の昭和13年に廃止されています。高原らしいお洒落な洋風木造駅舎は、ホーム側の柱に付いていた建物財産標によれば大正15年8月改築。大糸線の前身・信濃鉄道が建てたものだと思われます
駅舎は大正4年開業時に建てられた古いもので、ホーム側から見る限りは入母屋造りの原型を留めています
しかしながら駅舎正面には門構えと壁が増築されているため築103年の木造駅舎の姿を見ることはできません。この増築部分、よく見ると既存の駅舎と一体化しているというより前に置かれているだけのようです
駅舎内はリニューアルされてそれほど古さを感じさせませんでしたが、老朽化のため訪問後に改築工事が始まり、10月13日より仮駅舎の使用が開始されています
改築について報じた新聞記事によれば、現駅舎の門構えは残すということです
天井の高い木造駅舎は大正4年開業時に建てられたものの可能性があります
駅名の「柏矢町」は駅所在地の「柏原」と駅東方の「矢原」の合成によるもので、どことなく私鉄らしい響きの名前です
あいにく私は見たことがありませんが「おねがい☆ティーチャー」というアニメの聖地となっているようで、駅ノートはファンの交流の場となっていました
37分かけて徒歩で隣の信濃木崎へ
駅名にもなっている木崎湖までは800mほどとそれほど離れていませんが、駅から湖は見えません。駅舎は平成11年12月に改築された簡易なものです
真正面に木崎湖を望む駅で、ホームと待合室だけの小さな駅です
駅前を国道148号線が通っており、決して秘境というわけではありませんが、一日の利用客はわずか6人しかいないそうです
稲尾12:53発普通松本行き5328M(クモハE127-110)で安曇沓掛へ
ホームと待合室だけの小さな駅で、駅の背後には北アルプスの山々が聳えています
信濃鉄道の駅として開業し、国有化時に「常盤沓掛」から改称されました。
ログハウス風待合室がある駅で、駅前には昭和電工の工場や大型スーパーがあります
南大町14:15発普通松本行き5236M(クモハE127-111)で細野へ
昭和37年改築の待合室とホームだけの駅で、駅周辺には田畑が広がっています
相対式ホーム2面2線の交換可能駅で、「餓鬼岳登山口」の看板が建っています
駅舎は平成17年に改築された簡易駅舎で、和風のデザインなのでよく手入れされたホーム上の庭園と調和しています
訪問時は地元のおじいさんが庭園の手入れをしていました
折り返し列車も設定されている運行拠点駅で、当駅を境にツーマンからワンマンに変わる列車も多数設定されています。駅舎は昭和16年改築の山小屋風のお洒落なもので、鉄道ファン以外にも駅舎にカメラを向ける観光客の姿が多く見受けられます
今でこそ静かな駅ですが、かつては燕岳登山口の駅として急行も停車していました
穂高神社への参拝駅で、昭和15年改築の駅舎は穂高神社をイメージした造りになっています。安曇野観光の拠点であると同時に学生の利用も多く、多くの人で賑わっているので落ち着いて駅舎を眺めることができる雰囲気ではありません
穂高では全然降っていなかったのに降りた途端、突然豪雨に見舞われました
駅舎は昨年12月16日に使用開始された新しいもので、簡易駅舎かと思うほど小さなものですが、窓口が設置されている業務委託駅です
この日の訪問駅数は15、総訪問駅数は1886に達しました