9/23 磐越東線(いわき側)駅めぐり
いわきからは磐越東線のいわき側の駅を巡ります
いわき13:13発普通郡山行き737D(キハ111-106+キハ112-106)に乗車
午後一番の列車で前の列車は8:41発だというのだから本数がいかに少ないかが分かります
13:41発の川前で下車
真新しい駅舎は平成28年に改築されたもので、それ以前は築100年近い木造駅舎がありました
次の列車まで50分ほどの時間があるので周辺を散策します
いわき市役所川前支所
旧石城郡川前村役場で、敷地内には川前村歴代村長の顕彰碑が建てられています
旧川前村は夏井川沿いのわずかな平地にあった小さな村で現状は少し大きめの集落といった感じです。駅近くにある小中学校は運動場に草が生えていたので廃校かと思いったのですが後で調べてみたら現役の学校でした
川前14:23発普通いわき行き732D(キハ112-103+キハ111-103)で赤井へ
旧平市域の外れにある駅で駅周辺はそれなりに住宅が建て込んでいます
駅舎は建物財産標によれば今年1月30日に竣工した真新しいもの
それまでは川前同様開業時に建てられた築100年以上と思われる駅舎が残っていました。磐越東線のようなローカル線にも駅舎改築の波は着実に押し寄せています
赤井15:47発普通郡山行き743D(キハ111-103+キハ112-103)で江田へ
夏井川渓谷への下車駅で、ホーム上に木造待合所があります
待合所には何故か机があったのでその上で駅ノートへの記入を済ませましたがガタガタしていて少し苦労しました
ホームは道路沿いの集落より一段高いところにあり、階段で結ばれています
その集落も小さなもので人の気配もあまりしないので準秘境駅といった雰囲気です
次の列車を待っていると外国人のカップルがやってきました
最近は夏井川渓谷のような日本人でも知らない人もいるような有名とは言えない観光地にやってくる外国人観光客も増えてきているようです
江田16:23発普通いわき行き736D(キハ112-108+キハ111-108)で小川郷へ
旧石城郡小川町の中心地にある駅で、駅舎だけでなくホーム上の待合室や上屋、地下道入口の屋根に至るまで木造のものが残されています
木造駅舎は大正4年開業時に建てられた大きなもので、昔の姿をよく留める貴重な存在です
待合室内には大量の本棚が置かれ、郷土誌の本から児童書まで幅広く揃えられたミニ図書館のようになっています
「小川郷(さと)の会」によって管理されているようで、利用者数の割に大きな駅舎でもちゃんと図書館としての存在意義が与えられているのなら川前や赤井のように解体されないだろうということを信じたいと思います
旧小川町は詩人・草野心平の出身地で、駅舎とホームを結ぶ地下道には心平の詩やそれをイメージして地元の子どもたちによって描かれた絵が飾られています
駅前のガソリンスタンドの敷地内には「ナヤ11-2」という交直流電車用教習車の車体が置かれています。地域の集会所として使われているそうですが、なんでまたこんなマイナーな車両を選んだのでしょうか
17:17発の折り返し普通いわき行き1754D(キハ112-108+キハ111-108)で小川郷を後にし帰途に就きます
乗り換え時間に慌ただしく撮影と駅弁購入を済ませ、いわき17:37発普通土浦行き570M(クハE500-1001)に乗車
車内はガラガラでどう考えても10両編成は過剰な気がしますが、それだけ空いているおかげではばかりなく駅弁を食べることができます
日没後にずっと長距離列車に揺られるのはなかなかいいものですが人間工学に配慮した椅子(笑)なのでずっと座っていると疲れてきます
とはいえE501系の活躍もそう長くないでしょうからこれも貴重な機会です
土浦には20:04着 20:12発普通品川行き1260M(クハE530-5)に乗り換えます
日暮里で21:25発山手線内回り2104G(クハE234-15)に乗り換え、高田馬場には22:02着
この日の新規訪問駅は13、総訪問駅数は1979に達しました