まだ見ぬ駅を求めて~逆瀬の駅巡り旅~

駅巡りの記録をひたすら載せていくブログです。やたら更新する時と全く更新しないときがあります。

9/1 秋口の三陸鉄道リアス線駅巡り その1

盛駅

三陸遠征二日目は盛~岩手船越間の各駅を巡りました。宿から盛駅まで歩き、フリーきっぷを買って出発です。

恋し浜駅

盛5:43発宮古行き201D(36‐R1+36-715)で恋し浜へ。昭和60年10月15日に「小石浜」として開業、平成21年7月20日に改称された駅です。待合室に大量のホタテ絵馬が奉納されている様子は圧巻。高台にあるので、ホームからの景色もなかなか絶景です。

陸前赤崎駅

恋し浜6:16発盛行き202D(36‐713)で陸前赤崎へ。震災からの復旧時に移転した駅で、待合室には復旧工事や試運転列車の写真が飾られています。

甫嶺駅

陸前赤崎6:51発久慈行き203D(36‐713)で甫嶺(ほれい)へ。難読駅名として知られる駅で、震災では築堤やレールが被害を受けたものの、ホームや待合室の損傷は軽微で、昭和48年7月1日開業時のものが引き続き使用されています。

綾里駅

甫嶺7:14発盛行き204D(36‐715+36-R1)で綾里(りょうり)へ。昭和45年3月1日、国鉄盛線の終点として開業した駅で、三陸鉄道への転換時に観光センター「銀河」との合築駅舎が建てられました。観光センターは令和5年3月21日で営業終了し無人化、駅舎も3月31日で閉鎖されて立ち入れなくなっていました。立派な建物だけに勿体ない限りです。

唐丹駅

綾里8:17発久慈行き5205D(36‐715)で唐丹(とうに)へ。築堤上にある交換可能駅で、昭和59年4月1日開業時の雰囲気を色濃く残しています。岩手県議選が近いこともあって、選挙カーが行ったり来たりしていました。

三陸

三陸

唐丹9:46発盛行き5210D(36‐105+36-101)で三陸へ。平成13年11月25日に大船渡市に編入された旧:気仙郡三陸町の玄関口です。駅舎には三陸町観光センターが併設されて窓口もありましたが、令和5年3月20日で終了し、無人化されています。

吉浜駅

三陸10:29発宮古行き2207D(36‐711)で吉浜へ。昭和48年7月1日に盛線の終点として開業、昭和59年4月1日の三陸鉄道南リアス線開業までは終点だった駅です。大船渡市出張所が入居する「きっぴんセンター」との合築駅舎は顔のようなデザインで、「キット、ずっとプロジェクト」により桜の花が描かれています。駅舎内の出張所は岩手県知事選の投票所になっていました。

釜石駅

吉浜11:40発宮古行き2209D(36‐101+36-105)に乗車し、17分の停車時間で釜石駅を撮影。釜石線との接続駅で、かつてはこの先もJR山田線でしたが、平成31年3月23日の復旧に合わせて三陸鉄道に移管されています。

織笠駅

引き続き宮古行き2013Dに乗り、織笠へ。平成31年3月23日の復旧に合わせて移転した駅で、新海誠監督の映画『すずめの戸締まり』にも登場しています。

吉里吉里

織笠13:11発釜石行き12D(36‐704)で吉里吉里(きりきり)へ。難読駅名として知られる駅で、震災後に木造駅舎が解体されました。井上ひさし吉里吉里人』に登場する吉里吉里村は岩手・宮城県境の油島有壁辺りにあるかのように描かれているので、当地がモデルというよりは名前だけ借りているといった方が正しいでしょう。

浪板海岸

海を見ながら駅間を浪板海岸まで歩きます。震災から10年以上が経ちますが、高台への集落移転等もあって、空き地のままの場所が目立ちます。

浪板海岸

浪板海岸駅もまた津波で被害を受けた駅で、ホームや待合室も復旧に際して再建されたものです。駅前には津波到達地の碑があります。

岩手船越

浪板海岸14:38発宮古行き15D(36‐704)で岩手船越へ。本州最東端の駅で、船越半島の付け根に位置しています。駅舎はJR時代の平成15年3月改築。盛岡支社管内ではよく見かけるログハウス風簡易駅舎です。

平田駅

岩手船越15:03発盛行き5014D(36‐716)で平田(へいた)へ。釜石市街南部にある築堤上の高架駅で、ホームからは釜石大観音が見えます。

大槌駅

平田16:06発宮古行き2213D(36‐R1)で大槌へ。上閉伊郡大槌町の玄関口で、平成31年2月1日竣工の駅舎は「ひょうたん島」を模したデザインです。これは大槌湾内の蓬莱島が「ひょっこりひょうたん島」のモデルと言われていることにちなんだものです。

両石駅

大槌17:17発釜石行き16D(36‐712)で両石へ。高台にあるために津波被害を免れた駅ですが、復興に際して駅前の土地が嵩上げされたために高台という印象は薄くなりました。震災前の写真と見比べると集落との高低差が縮まったのがよくわかります。

鵜住居

歩いて恋ノ峠を越えて鵜住居へ。釜石市北部・鵜住居地区にある駅で、駅舎はなく、駅前に物産館と公民館があります。震災以前は地下通路でホームに接続していましたが、復旧に際して構内踏切に変更されています。

宮古駅

鵜住居18:16発宮古行き19D(36‐712)で宮古へ。この日はホテルビッグウェーブに宿泊しました。