まだ見ぬ駅を求めて~逆瀬の駅巡り旅~

駅巡りの記録をひたすら載せていくブログです。やたら更新する時と全く更新しないときがあります。

1/27 一般公開された博物館動物園駅へ

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この日は期間限定で一般公開されている博物館動物園駅を見に行ってきました
公開日の10時から入場整理券が配布され、無くなり次第配布終了とのことなので9時15分に行ってみると既に行列ができていました。その列に並んで、11:30~12:00の入場整理券をもらったので、入場開始までの時間を使って上野周辺の近代建築めぐりへ
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せっかく上野に来たのだから上野駅の駅舎も見ていきます
昭和7年に建てられた駅舎は東京の北の玄関口にふさわしい重厚な造りで、瀟洒なレンガ造りの東京駅とは好対照をなしていると思います
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入場時間が近づいたので博物館動物園駅へ
昭和8年12月開業の地下駅で、西洋風にも東南アジアの寺院のようにも見える石造りの荘厳な見た目が特徴です。利用客減少により平成9年4月に営業休止、平成16年4月に廃止されました。廃止後も入口を塞がれた形で残されていましたが、昨年11月より改修の上一般公開されています
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中に入ってすぐ目に飛び込んでくるのが床にめりこんだ巨大なウサギ
20年封印されていた地下駅という埃っぽい環境に置かれてきたためなのか黒ずんできています
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入口から地下へと降りる階段
壁には休止前に書き込まれたのであろう落書きがありました
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階段を降りたところには窓口でもあったような跡があります
塞がれているとこうした部分はあまりローカル線の木造駅舎と変わらないものですね
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立ち入れるのはここまでで、さらに地下にあった改札口はガラス戸越しに見ることができます
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ガラス戸越しに見た改札口は20年前から時間が止まっていました
まさにタイムカプセル
休止前の乗車人員は200人前後と少なかったそうなのでこれくらい小規模な改札口でも客を捌けたんでしょうね
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改札ラッチは木製
自分の生まれるつい2年前までこんなのが東京の大手私鉄でも使われていたというのは衝撃ですが、関東では自動改札機の普及が遅かったそうですから97年ならまだこんなのが残っていても不思議ではないのかもしれません。ICが普及した今からは隔世の感があります

公開されていたエリアこそ小さかったものの色々と貴重なものも見れて企画展示も楽しめて充実した30分間を過ごせましたが、これで無料だというのだから驚きです
いつか並ばなくても入れる一般公開があるなら、入場料を取られても入るので、是非今回入れなかった改札口も公開してもらいたいものです