8/8 合宿前に磐越西線駅めぐり
北海道・東日本パス最終日、この日は午後から猪苗代で旅行サークル(鉄研ではない)の合宿があるので、それまでの時間を利用して磐越西線の駅を巡ります。
早朝の会津若松を新潟行きで出発します。普通列車ですが、堂島・笈川・姥堂・会津豊川には停まりません。編成はキハ110-204+キハ110-201+キハE120-8+キハE120-4+キハ110-212の5両編成。もちろん編成の長さの割に人は乗っていません。無駄に長い編成は新潟地区で朝ラッシュ時に走るためのものなのでしょうね。
6:07着の尾登で下車。山間の小さな集落にある駅で、ホームは一面一線。待合室は扉が開け放たれていたので虫だらけで蜘蛛の巣も多いです。
駅舎は簡素なコンクリ造で、隣に同時期に建てられたと思われるトイレがあります。
トイレは間違いなく虫が多いだろうと思ったので覗いて見てすらいません。
まだ6時過ぎということもあって、駅周辺は非常に静かです。夏場の駅めぐりはこの静かな時間帯の駅を堪能できるところに良さがあるわけですが、昼は暑すぎてあちこち行く気にもなりません。
尾登6:21発普通会津若松220D(キハ40-2141+キハ40-2026)で姥堂へ。普通列車すら大半が通過する本数の少ない駅で、朝の時間帯を除けば訪問は容易ではありません。
片面ホームだけの棒線駅で、ホーム上の待合室は昨年12月21日に改築された新しいものです。本数が少ない駅なのでどれだけ辺鄙なところなのかと思いきや、周囲には人家もそれなりに多く、尾登よりは利用客を見込めそうです。
姥堂7:03発普通新津行き223D(キハ47-519+キハ47-1519)で会津豊川へ。こちらも普通列車の大半が通過します。こちらも駅周辺に人家が多く、小学校もあるくらいの大きな集落の駅なので、ホームに収まりきらない長編成はともかく2両編成の普通列車ですら通過してしまうのはかわいそうに思えます。
会津豊川からは「各駅停車」の普通で一旦会津若松へ。10分後の折り返し8:14発普通新津行き227D(キハ47-1513+キハ47-514)にそのまま乗って鹿瀬へ向かいます。
本当は堂島に降りたかったのですが、227Dは通過駅のある普通列車だったので断念しました。
227Dは途中の野沢で9:02から9:27まで25分間停車。もちろんこの停車時間をりようして駅を撮影します。耶麻郡西会津町の玄関口で、駅舎も立派ですが、みどりの窓口はありません。大山祇神社への参拝駅なので、かつては改札口が赤い鳥居が設置されていたようですが、今は撤去されています。
ホームは2面3線ですが、跨線橋は駅舎と1・2番線の間にしかなく、駅舎から3番線に行こうとすると、一旦跨線橋で1・2番ホームに行ってから、ホームを喜多方寄り先端まで歩き、構内踏切を渡らなければなりません。それなら全部構内踏切か跨線橋に統一すればいいじゃないかと思うのですが。
227Dは徳沢駅でも8分間停車。新潟との県境付近にある駅で、駅舎は「西会津町徳沢出張所」「徳沢簡易郵便局」との合築です。昭和の終わりから平成にかけて全国に建てられた合築駅舎の走り的存在で、昭和58年5月に建てられた陸羽東線羽前向町駅に続き全国で2例目の合築駅です。2番手ということで歴史には残らないでしょうが、当時は先進的なローカル駅ということでさぞかし注目されたことでしょう。
スタンプは簡易郵便局にあるそうですが、存在を失念していて押し忘れました。
県境を越えて阿賀川に沿って下り、鹿瀬で下車。合併で東蒲原郡阿賀町となった旧鹿瀬町の駅です。木造駅舎の内部はふとん店になっているとのことですが、この日は営業している気配がありませんでした。快速「あがの」も停まる街の玄関口だけあって立派な駅舎で、待合室にはクーラーもありました。駅ノートも設置されていましたが、管理人お手製の観光マップも置かれているなどなかなか手が込んでいました。温泉もあるそうなので、今度は冬に来たいものです。
鹿瀬からは一路会津若松へと戻り、11:58発普通郡山行き1230M(クハE720-15)に乗り換えて猪苗代へ。サークルの合宿に合流してこの日は猪苗代に泊まりました。
令和元年8月8日
新規訪問駅:6
総訪問駅:3162