まだ見ぬ駅を求めて~逆瀬の駅巡り旅~

駅巡りの記録をひたすら載せていくブログです。やたら更新する時と全く更新しないときがあります。

12/15 師走の米坂線駅めぐり

師走の南東北駅めぐり最終日は、米坂線の残りの駅を全て降りてから、東京への帰途に就きます。

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夜明け前の米沢駅

夜明け前の米沢駅からスタート。幸いにも雨は降っていません。

米坂線の下り始発列車である5:56発普通坂町行き1123D(キハ110-216)に乗り、7:28着の小国で下車します。

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小国駅

新潟との県境の街である西置賜郡小国町の玄関口で、昭和10年10月開業時に建てられた風格ある木造駅舎が現役で使用されています。上り下りとも終列車は当駅止まりで、夜間滞泊が行われる線内最大の運行拠点駅で、みどりの窓口も設置されています。

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小国駅待合室の熊の剥製

待合室にはツキノワグマの剥製が置かれています。名前は、クマ駅長「おぐたん」だそうで、剥製の動物駅長も、クマ駅長もおそらく全国でここだけだと思われます。

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羽前小松

小国8:23発普通米沢行き1128D(キハE120-5+キハ110-203)で羽前小松へ。東置賜郡川西町の玄関口で、地元住民管理の出札窓口があります。宿場の建物をモチーフにした駅舎は平成26年3月改築。

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しょこら駅長

現地に行って初めて知ったのですが、この駅には10月12日に就任したばかりの猫駅長「しょこら」がいます。元は保護された迷い猫でしたが、駅で面倒を見るうちに乗客から親しまれるようになったそうで、全国の猫駅長の中でも一番の若手なので今後の活躍が期待されます。米坂線に乗る機会があれば皆さんも是非会いに行ってみてください。

Twitterではかわいらしい動画も見れます→@chocolat_komatu

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嵐山酒造

次の列車までの時間を利用して小松の市街地を散策。6月にも車で来ていますが、その時は車を停める場所をなかなか見つけられず、役場と掬粋巧芸館くらいしか見れていませんでした。歩いて探してみるとなかなかいい建物が多い街です。

ちなみに小松は作家・井上ひさし氏の出身地だそうで、街のあちこちに「ひょっこりひょうたん島」のキャラクターが描かれています。

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犬川駅

羽前小松10:50発普通坂町行き1129D(キハ110-203+キハE120-5)で犬川へ。川西町の田園地帯にある駅で、駅舎は平成12年に改築されています。待合室は国鉄仕様のものがありますが、駅名がかすれて読めませんでした。

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成島駅

犬川11:05発快速べにばな米沢行き3822D(キハ112-203+キハ111-203)で成島へ。米沢市の田園地帯にある駅で、少し大きめの木造待合室があります。

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中郡駅

30分歩いて米沢市と川西町の境界を越え、中郡駅へ。駅舎は平成13年3月に改築されたもので、併設された立派なホーム上屋が特徴です。トイレだけは古いものがそのまま残っていました。

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今泉駅

2分遅れの中郡12:33発普通坂町行き1131D(キハE120-4+キハE120-6)に乗り、14分間の停車時間を利用して今泉駅を撮影。フラワー長井線との乗換駅で、大正3年長井線の駅として開業した当時の駅舎が今も使われています。昭和20年の終戦の際、当時18歳だった作家・宮脇俊三氏は当駅の駅前広場で玉音放送を聞いたそうで、著作の中でもたびたび言及されています。

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羽前松岡

13:41着の羽前松岡で下車。昭和10年開業時からのものと思われる古い木造待合室が残っています。駅ノートを読んでいると壁の中からなにやら虫のようなものが動く音が聞こえてきました。

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米沢駅

羽前松岡14:17発普通米沢行き1130D(キハ110-212)で南米沢へ。駅名の通り、米沢市街地の南に位置する駅で、山形大学米沢キャンパスをはじめとした多くの学校への最寄り駅であることから利用が多いです。駅前には広い自転車置き場があり、高校ごとに区分けされています。駅舎は平成23年5月に改築されたもので、扉の位置が微妙にズレているのが気に掛かりますが、これは右側のトイレ部分が後から増築されたことに関係していそうです。

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西米沢駅

南米沢16:20発普通坂町行き1133D(キハ110-217+キハ110-211)で西米沢へ。米沢市街地の西の外れにある駅で、駅舎は平成26年3月に改築されています。米沢藩主上杉家の菩提寺である法音寺の最寄り駅です。この駅への下車を以て米坂線全駅訪問を達成。

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米沢の駅弁で夕食

西米沢16:50発普通米沢行き1146D(キハ112-203+キハ111-203)で終点の米沢へ。駅弁を買ってから板谷峠を越える17:44発普通福島行き442M(クハ718-5012)に乗り換えます。

ところが、走り出して3分ほどで急停車。車両の故障を知らせるランプが点灯したそうで、安全の確認が取れるまで運転を見合わせるとの放送が入りました。

あんまり遅れられると今日中に東京に帰れるかどうか不安でしたが、幸いにも17:53に運転を再開し、関根には8分遅れで到着しました。

終点の福島には6分遅れで到着、18:50発普通新白河行き2156M(クハ700-1515)に乗り換えます。新白河で20:28発普通黒磯行き4152M(クハE531-4004)に乗り換え、黒磯20:56発普通宇都宮行き686M(クハ205-605)、宇都宮21:50発普通上野行き570M(サハE231-1088)、赤羽23:37発普通新宿行き2350K(クハE232-7012)、池袋23:51発山手線内回り大崎行き2364G(モハE234-30)と乗り継いで高田馬場へと帰りました。