3/28 復旧間もない名松線の駅を巡る その2
伊勢奥津11:30発普通松阪行き410C(キハ11-304)で伊勢竹原へ
昭和10年開業時に建てられた古い木造駅舎が残っています
正面の窓が板で塞がれていますが、外壁が板張りのままあまり手が加えられていないため、大変趣があります
扉も木製のまま使われていますが、古いものゆえに建てつけが悪く開閉に苦労します
駅舎の横にはこれも開業時に建てられたトイレがあります
造りなどもかなり古いですが、綺麗に清掃されています
駅周辺には元商店と思われる古い建物が何軒か見受けられますが、その中にはこんなトタン張りの建物も
既師感があるなと思ったら上厚内駅前で似たようなものを撮ってました
大きさは違いますが似ていますね・・・
村特産の美杉杉を使って建てられた木造一部2階建ての合築駅舎は、駅と言うより豪農の屋敷といった感じです
かつては伊勢竹原と同じような駅舎があったのでしょうか
次の列車まで結構時間があるので周辺を散策しました
旧美杉村中心地の外れにある美杉リゾート魚九
設備投資に失敗して40億円の負債を抱えて倒産したそうです
ホテルの経営者からすればとんでもないと思われるかもしれませんが、個人的には巨大なホテルの廃墟が醸し出すなんとも言えない雰囲気が好きです。無常感が感じられるからなのかな・・・
不法侵入になるので間違っても入って探検してみようとは思いませんが・・・
駅前に建つ津市美杉庁舎(旧美杉村役場)
昭和47年に建てられたもので、現役の施設のはずですが、かすかに廃墟感が漂っています
ホーム上に待合室があるのみで、開業時から無人駅だそうです
待合室は閉め切りも可能で、その気になれば駅寝ができそうです
駅前には物凄い朽ち果て方を見せる廃屋があります
道路側の壁が崩れ落ちていて中が丸見えで、撮影してて寒気を感じるほど生活の跡が生々しく感じられます
写真の廃屋の後ろにある建物も廃屋で、駅から少し離れたところにある家にだけ人が住んでいるようです
その家で飼われていると思われる犬がしきりに吠えていて怖かったです
田舎なら放し飼いもあるでしょうし・・・
駅近くで見かけた少し怖い交通安全の標語
こんな交通量の少ない所に立てて果たして効果はあったのでしょうか
伊勢鎌倉14:14発普通伊勢奥津行き415C(キハ11-304)で比津へ
山深い川沿いの集落にある小駅で、新しい待合室だけが周辺の景色から浮いて見えます
駅ホームとその後ろに広がる集落
たまには都会の喧騒を忘れてこんなのどかなところでぼんやりと列車を待つのもいいもんですね
雲出川の河原より駅方を望む・・・と言ってもここからだと駅が見えていませんね
いいですよね・・・こういう山間を流れる川の河原って
比津駅周辺を散策した後は、松阪行きの列車で帰路へと向かいます