まだ見ぬ駅を求めて~逆瀬の駅巡り旅~

駅巡りの記録をひたすら載せていくブログです。やたら更新する時と全く更新しないときがあります。

7/26 東京の消えゆく近代建築をめぐる

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原宿駅前で朝食を済ませた後、6:42発山手線内回り512G(クハE230-541)で渋谷へ
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渋谷駅から徒歩でジェネス順心アパートへ
昭和13年に建築された、モダンなデザインのアパートですが、近い将来取り壊される運命にあるそうです
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渋谷駅前に戻り、東急百貨店東横店を撮影
昭和9年に建築された東館は解体され、昭和29年築の西館と昭和45年築の南館が残っています。写真は南館
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昭和13年築の玉電ビルを昭和29年に増築した西館
建物の前にはハチ公像と東急5000系のボディが鎮座しています
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渋谷7:03発山手線内回り616G(クハE230-514)で大崎へ
大崎では残り一本のみとなった埼京線205系に遭遇しました
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大崎7:28発普通大船行き2521Y(クハE231-8053)で西大井へ
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西大井駅からは徒歩でニコン101号館へ
昭和8年に竣工したニコンの最初の工場ですが、老朽化等の理由により今年4月から解体工事が開始されています
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西大井駅に戻り、7:55発快速エアポート成田成田空港行き620S(クハE217-2)で東京駅へ
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八重洲口駅前にある東京建物本社ビルを撮影
昭和4年11月竣工の地上8階地下2階塔屋1階のビルで設計は阿部美樹志氏
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東京建物本社ビルと同じく八重洲にある中央区立城東小学校
関東大震災後の昭和3年に京橋昭和小学校の校舎として建てられ、日本橋城東小学校との併合により、昭和37年に城東小学校となりました
八重洲駅再開発事業の一環で超高層ビルに建て替えられる計画があります
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東京8:40発山手線外回り703G(モハE230-577)で有楽町へ
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徒歩で銀座へ行き、竹田ビルを撮影
昭和8年竣工で、設計は竹田設計部
竣工当初はアパートとして使われ、戦後は4~6階が銀座ホテルとして営業していたそうです
年内に取り壊しとなるそうです
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銀座一丁目から9:10発普通和光市行きB853S(10028)で永田町へ行き、9:22発普通押上行きA871S(57067)に乗り換え、九段下へ
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地下鉄の駅から地上に出るとお目当ての建物はすぐに見つかりました
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昭和9年3月に竣工した九段会館
設計は川元良一で、戦前に流行した帝冠様式で建てられた代表的な建物です
ホールやレストラン等を備えた建物で、日本遺族会によって運営され、結婚式やイベント等に使用されてきましたが、東日本大震災でホールの天井板が崩落して死者を出したため閉鎖されました
老朽化が進んでいることから今後は建て替えられる方針だそうですが、建築物としての価値は高く、保存を望む声も多くあります
個人的には何とか外観だけでも残してほしいものですが、死者が出ていることを考えると難しいでしょうね
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九段会館を撮影した後は、隣にある昭和館を見学
訪問時は戦時中の隣組に関する企画展示が行われていました
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昭和館見学後は、水道橋まで歩き、研数学館別館を撮影
昭和4年2月竣工で設計者は不明
予備校の建物ですが、生徒数の減少によって平成13年に廃校となり、その後はテナントが入居していました
今月17日から解体工事が始まる予定です
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研数学館の近くにあるカトリック神田教会
現在の聖堂は昭和3年12月に完成したもので、国の登録有形文化財です
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神田猿楽町町会詰所
大正5年に猿楽町駐在所として建てられた建物で、千代田区景観まちづくり重要物件に指定されています
青いネットが表面に掛けられていましたが、外壁を保護するためでしょうか?
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水道橋からは13:11発普通西高島平行き1203K(3105)と春日13:14発都庁前行き1222A1(12-526)を乗り継ぎ、若松河田へ
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若松河田からは徒歩で東京女子医大
お目当ての1号館・臨床講堂は既に解体工事が始まっていました
昭和5年竣工で、設計は増田清
老朽化により建て替えられ、跡地には新校舎が建つそうです

東京の近代建築はまだまだありますが、今回の近代建築めぐりはここで終了し、北関東へと向かいます