まだ見ぬ駅を求めて~逆瀬の駅めぐり旅~

駅めぐりの記録をひたすら載せていくブログです。やたら更新する時と全く更新しないときがあります。

11/2 盛岡市街近代建築巡り

11/2~4の3日間、近代建築を求めて岩手県内をドライブしました。

 

前夜22:20に東京駅鍛冶橋駐車場を出発したオリオンバス1021便が盛岡駅西口に到着したのは午前6時前。レンタカーを借りるまで2時間ほどあるので盛岡市街を少し散策することにします。

長谷川印刷

旭橋で北上川を渡り、まずは中央通へ。小ぶりながらも風格の感じられる看板建築の長屋。右端は長谷川印刷となっていますが、現在も営業しているのでしょうか。

盛岡聖公会

盛岡聖公会昭和4年築。マンションの谷間に建つこじんまりとした尖塔は都会の教会といった趣。綺麗に保たれているためとても90年以上前の建物とは思えません。

桜城小学校旧玄関

その向かいにある桜城小学校の敷地内には明治41年に建てられたかつての校舎の玄関部分が保存されています。

クリーニングのいんべ

中央通りに面したクリーニングのいんべは昭和40~50年代のものと思われる古そうなビル。

ヒノヤタクシー

こちらも戦後の建築ですが、ヒノヤタクシー。駐車場と一体化した三階建てのビルです。柱がなかなかいい感じ。

ライト写真館

ライト写真館は昭和8年に建てられたもの。直線的なモダニズムアールデコ、三角屋根と様々な要素を詰め込んだ楽しい感じの意匠です。よくこれだけ詰め込んだものだと思います。角度によって印象が変わるので見ていて飽きません。

佐藤写真館

その向かいにある佐藤写真館もまた素晴らしい建築。こちらは昭和3年築で、正統派の洋館風です。ファザード、玄関部分が凝った造りでこちらも見ていて飽きません。ライト写真館と共に末永く残ってほしいものだと思います。

内丸教会

バプテスト系の内丸教会は昭和30年築。会堂は戦後のモダニズム建築ですが、左後ろの牧師館は大正13年築。牧師館はフランク・ロイド・ライトの弟子(名前不詳)による設計とのことです。

てらさわ理容室

てらさわ理容室が入居する木造の商店長屋。なかなか年季の入った建物で右端の理容室以外は店を閉めて久しいようです。中央の三角形のファザードがアクセント。

岩手医科大学

岩手医科大学1号館(手前)は旧岩手病院診療棟として建てられたもので、大正15年築。2号館(左奥)は旧岩手医学専門学校附属医院として建てられたもので、昭和7年築。設計は盛岡市出身の建築家・葛西萬司で、辰野金吾と共に辰野葛西設計事務所を運営していたいわば「辰野金吾の相棒」です。

橋本屋本店

江戸時代の元和4(1618)年頃創業という老舗そば店「橋本屋本店」の店舗は昭和30年代に建てられたもの。戦後の建築らしくすっきりとはしていますが、老舗らしい風格が漂っています。

東商店分家

背の高さゆえにほっそりとした印象を受ける看板建築。岩手マツダ創業の店だったそうだと近代建築万華鏡にあるので、昔は自動車販売店だったのでしょう。

駒龍

昭和30年創業の老舗料亭・駒龍。風格はありますが、建物の造りからして創業と同じ昭和30年頃の建物でしょうか。

東光書店

上の橋の袂に建つ年季の入った現役の古書店。サイディング張りになってはいるものの、丸や菱形や縦長の窓、ドーマー窓が目を引きます。

中央タクシー上の橋営業所

その向かいにあるタクシー営業所。なめらかな曲線がなんともモダンです。昭和30年代前後の建築でしょうか。

藤原養蜂場

戦後のモダニズム建築。角の部分のファザードの模様は蜂の巣の正六角形。

盛岡市総合福祉センター

昭和54年9月1日竣工?オーソドックスな感じの庁舎です。

立花テレビ商会・京都屋 たきもと

年季の入った木造の商店長屋。電器屋の方は閉業して久しいようです。

紺屋町番屋(旧盛岡市消防組第四部詰所)

交差点に建つ木造の消防屯所。現在は交流施設で、カフェも入居しているそうです。

盛岡市役所 本庁舎

中津川の畔に建つ盛岡市役所は昭和37年10月1日竣工。県庁所在都市にふさわしい8階建ての堂々たる庁舎ですが、築60年を超えて老朽化しているため建て替えが検討されています。

岩手県公会堂

岩手県公会堂は昭和2年開館。設計は大隈講堂や日比谷公会堂を設計した佐藤功一。建築当時は盛岡で最も高い建物で、塔屋からは市内が一望できたそうです。国の登録有形文化財

岩手県

岩手県庁は昭和40年4月30日完成。設計は山下設計。地上12階建てで、当初は東北地方で最も高い建物でした。建設から半世紀を超え、さすがに老朽化してきていることからこちらも建て替え計画があります。

中央通の洋館付き住宅

官庁や銀行の建ち並ぶ一角、一本入ったところで洋館付きの木造住宅を見つけました。おそらく戦前のものでしょう。

菊丹

旅館・ホテルを営業する不動産会社の本社とのことで、旧旅館でしょうか?改修されているものの古そうです。

きもの松田

角地に建つ木造平屋の商店兼住居。右が店としての玄関で、左が住居としての玄関?

旧宣教師館

大正9年に建てられたジャーマン・リフォームド・チャーチ教団の宣教師館。道路拡張のため昭和51年に曳家で移築されています。現在は公民館として活用されているそうです。

岩手県国保会館

昭和46年開館。なかなかかっこいいモダニズム建築です。この手の建物は顧みられず消えていく傾向にあるので、今のうちに記録しておきたいものです。

レンタカーを借りる時間が近づいていたので今回はここまで。盛岡にはまだまだ近代建築があるのですが、さすがに2時間では足りませんでした。また日の長い夏にでも来て歩くことにしましょうか。