5/2 GW九州遠征 熊本電鉄駅めぐり
九州遠征最終日のこの日は、熊本電鉄の駅を巡ります
6時半に快活をチェックアウトして外に出てみると、町には霧が立ち込めていました
熊電上熊本駅の始発は休日は7:20と遅いので、隣の韓々坂まで歩きます
始発前の静かな無人駅も霧に包まれていて幻想的です
7:09 北熊本から朝一番の列車が到着
誰の乗り降りもないままに上熊本へと走り去って行きました
開業は平成5年1月と見た目の割に新しめです
かつてはホーム上に木造の待合所がありましたが、昨年5月の火事で焼失しています
その後のリニューアル工事の時に引き抜かれたのか、駅名標は横倒しになって石垣に立てかけられていました
駅近くの路上から北熊本行き3を撮影
日比谷線で活躍していた頃の面影を残しながらも前パン化されているのがなかなかかっこいいです
打越8:05発上熊本行き6(03831)で池田へ
起伏に富んだ住宅地にある駅で、トンネルの上の歩道からこのように見下ろして撮ることが可能です
菊池線と藤崎線が乗り入れる運行拠点駅で、車両基地も設けられています
昭和24年4月開業時に建てられた駅舎は一部2階建てで、かつて系列のタクシー会社が入居していた部分に現在はグッズショップが営業しています
せっかくなので75周年記念乗車券を購入
旧菊池郡西合志町(現合志市)の中心地にある1面1線のみの簡素な終着駅で、昭和61年まではこの先菊池まで線路が伸びていました。バス停と一体化した珍しいスタイルで、菊池方面からのバスから藤崎宮方面への電車への対面乗り換えが可能です
時刻表などが貼ってあるボードの裏にはヤモリが貼り付いていました
ちなみに医学校だった再春館は熊本大医学部の前身で、新千円札の顔となる北里柴三郎も一時そこで学んでいたそうです
再春荘前10:42発藤崎宮前行き20(01635)で黒石へ
島式ホームの交換可能駅で、かつては貨物扱いもある大きな駅でしたが、国道387号改良に伴う線路付け替え工事で、平成13年2月に現在地に移転しています
黒石11:16発藤崎宮前22(6238A)で亀井へ
住宅街の中にある無人駅で、駅の南北を第4種踏切に挟まれています
30分に1本という頻度の運転で第4種踏切というのは正直危ない気がするのですが
亀井11:34発御代志行き21(01135)で三ツ石へ
この駅の周辺も市街化が進んでいますが、熊本市内の駅と比べると緑が多めです
熊電では数少ない駅舎のある駅で、駅舎内には定期券発売所があります。駅舎にはフィギュアショップと唐揚げ屋が入店していますが、もう一室はテナント募集中でした
都会の中にひっそりと存在するターミナル駅で、他の路線との接続もありません
かつては熊本市電が2路線も乗り入れていたものの昭和47年に廃止されています
ネットに上がっていた四半世紀前の写真と比べても景色がほとんど変わっていないのだから驚きです。200形の引退までにここで撮影しておきたいものですが
撮影を終えてから7分歩いて黒髪町へ
ホーム上に小さな駅舎のある駅で、周辺に高校が多いことから平日朝のみ駅員が配置されます。住宅の裏手にあるので駅入口は分かりにくいです
熊電の駅は駅前広場の片隅にあり、駅舎は簡素で窓口はありません
この駅への下車を以て、熊本電鉄は全駅制覇となりました。
後は、お土産を買ってから宝塚へと帰るだけです