熊本まで来た目的は果たしたので、1日半かけて東京へと戻っていきます。
このまま上熊本駅で鳥栖行きを待ってもいいのですが、ちょうど下り列車がやってきたので一旦熊本駅へ。多少は着席できる可能性が高くなるでしょうし。
鳥栖までは1時間25分。結局熊本には3時間ほどしか滞在しませんでしたが、いずれ涼しい季節にでもゆっくりと来たいものです。
鳥栖からは約1時間半で八幡へ。結局帰りも福岡都市圏はスルーです。
ここに来てこの旅初の途中下車。八幡は製鉄で栄えた工業都市の玄関口です。
降りた瞬間、むわっとした空気に包まれました。嫌な湿度の高さですが、駅前から真正面に山が見える風景は気に入りました。
駅から5分ほど歩いて旧八幡総合授産所へ。向かう途中で夕立に遭いました。
変わったデザインのこの古いビルを知ったきっかけは、西日本新聞のニュース。
いつ、何のため?北九州に“謎のビル” 調査で浮かんだ数奇な歴史|【西日本新聞ニュース】
8月に解体ということで、これは見ておかねばと思い、この機会に訪問しました。
解体前に見れて良かったと思いますが、傘を片手に持ちながらの撮影はなかなか大変でした。
気になる街なので是非とも散策したいところですが、八幡駅に戻って、6分遅れの列車で小倉へ。朝から何も食べていなかったので、ホーム上のラーメン屋でもやしラーメンを食べました。
結局九州に滞在したのはほんの15時間。慌ただしく本州へと戻ります。
昨日は闇の中を通ってきたので、山口県内は実質的に初めて見る車窓なのですが、あまりにも太陽がまぶしかったのでずっとカーテンを閉めていました。
厚狭の辺りで突然爺さんが電動髭剃りで髭を剃りはじめたという事件以外、特に記憶に残っていません。
新山口からは2時間乗り続けて岩国へ。ロングシートの向かいには介助犬が乗っていたのですが、暑さのためかぐったりしていました。
乗り続けるうちに日もだいぶ傾いてきました。広島は西から入ると、心なしか東から入った時よりも大都会に見える気がします。
三原からはこの日のラストスパート。疲れていると岡山県ですら広く思えてきます。この時間でもそれなりに人が乗っている辺りやはり岡山は都会です。
この列車が瀬戸で止まらずに姫路まで行ってくれれば一応わが兵庫県にまでは帰れるのにと思いつつ岡山で下車。
駅構内のコンビニで明日の食事を買ってから、サンライズエクスプレスの併結作業を撮影。夏休みだけあってか親子連れがやたら多かったです。これに乗れたら明日の朝には東京に着けるのにと思いつつ、駅前のネットカフェへ。翌日も岡山から東京までひたすら乗り継ぎます。