まだ見ぬ駅を求めて~逆瀬の駅巡り旅~

駅巡りの記録をひたすら載せていくブログです。やたら更新する時と全く更新しないときがあります。

8/24 夏の山陰本線駅めぐり(長門エリア) 

この日は山口県内の山陰本線山陽本線の駅を巡った後、香川県の高松まで移動しました。

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益田5:56発普通長門市行き1561D(キハ120-10)

益田を長門市行き始発で出発。12月に乗った時はこの時間はまだ真っ暗でしたが、さすがに8月ともなればこの時間でも十分明るいです。

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阿川駅

終点長門市で7:54発普通小串行き965D(キハ40-2077)に乗り換えて阿川へ。昭和3年に滝部から伸びてきた国鉄小串線の終着駅として開業し、昭和5年長門古市から美禰線が伸びてきてから、昭和8年山陰本線編入されるまでの3年間は二つの路線の境界駅でした。開業時に建てられた駅舎が残っていますが、9月中より撤去工事が始まり、簡素な待合所だけの駅となるそうです。昨年訪問した飯浦、宇田郷と同様に解体を知ってから訪問を決めたわけですが、何とか間に合いました。宇田郷駅は海の目の前という環境もあって相当荒廃していましたが、この駅も宇田郷ほどではないものの随所に老朽化が感じられます。駅舎前に手作りの椅子や藤棚があるなど、地元の人から愛されていたようですが、最近はあまり手入れされていないようで駅舎にも蜘蛛の巣が目立ちます。

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阿川駅(真正面より)

駅舎を撮影していると地元のおばちゃんがやってきて、「兄ちゃん、男前に撮ったろか(笑)」というので、ご厚意に甘えて駅舎をバックに写真を撮っていただきました。

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阿川駅 駅舎ホーム側

その方に駅について聞いてみると、「鶴瓶の家族に乾杯」で阿川佐和子さんがやってきて、駅舎ホーム側の駅名標前で記念撮影をしていたとのこと。

 

阿川弘之さん佐和子さん親子の名字とここの駅名には関係があるのだろうかと気になったので、帰宅してから調べてみたところ、駅のある辺りが阿川姓発祥の地だそうで、生前の阿川弘之さんも佐和子さんと一緒に下車して阿川八幡宮を訪ねたことがあったそうです。

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長門古市駅

阿川9:09発普通長門市行き824D(キハ47-152+キハ47-1035)で長門古市へ。

長門市と合併した旧大津郡日置(へき)町の駅で、平成13年に建てられた駅舎はコミュニティ施設「ふれあいプラザはまゆう日置」との合築になっています。旧駅舎のイメージが継承されており、新しい駅舎にしては雰囲気もよさげです。

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日置農協

ホームから見えた農協の建物が良い感じだったので、近寄って見てみると解体工事中でした。農協建築もなかなかいいものが多いのですが、駅舎と比べても注目されることが少ないので、その多くはこうしてひっそりと消えていくのでしょう。

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長門古市駅トイレにいたアマガエル

駅に戻り、トイレで用を済ませ洗面所で手を洗おうとすると、そこにいたのは緑色のアマガエル。ここにいても出られずに死んでしまうのではと思ったので捕まえて駅前の休耕田に逃がしてやりました。

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改札ラッチ上のアマガエル

カエルを逃がした後は駅構内の観察へ。すると改札ラッチ上で2匹目のアマガエルを発見。色を変えてうまく溶け込んでいます。駅にいるカエルというのは大抵壁に貼り付いているか窓枠にいるものなので、ラッチ上にいるのは初めて見ました。

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長門粟野駅

長門古市10:07発普通下関行き967D(キハ47-1035+キハ47-152)で長門粟野へ。棒線化後も跨線橋が残っている駅で、駅めぐり旅では珍しく同業者に遭遇しました。相手の構図に入り込まないよう注意しながら撮影を続けます。

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長門粟野駅 駅舎

駅舎は昭和5年開業時に建てられたものと思われますが、妻面に入口がある待合室部分のみ屋根が一回り大きくいびつな形をしています。形がいびつなのは増築が理由である可能性が高そうですが、果たして増築前はどのような形をしていたのでしょうか。

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ホーム下関寄り

島式ホームの下関寄りには枠だけになった駅名標が残っており、草に覆われながらも一部が残るレールと合わせるとまるで廃線跡のような写真が撮れます。

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長門市駅

長門粟野10:57発普通長門市行き964D(キハ40-2077)で長門市へ。山陰本線美祢線仙崎支線の集まる一大拠点駅で、駅舎は昭和37年11月に改築された一部二階建ての古いコンクリ駅舎です。

山陰本線には気になる駅舎が多いのでこのまま巡っていきたいところですが、今日中に高松まで移動したいので美祢線に乗り換えて山陽側へと向かいます。