まだ見ぬ駅を求めて~逆瀬の駅めぐり旅~

駅めぐりの記録をひたすら載せていくブログです。やたら更新する時と全く更新しないときがあります。

【北海道ドライブ旅】9/14 深名線廃線跡巡り 

深川からは深名線廃線跡を巡っていきます。深名線には両端を除き26もの駅がありますが、時間がたっぷりあるわけではないので全駅は行きません。今回は駅舎が残っているところを中心に訪問しました。

f:id:Sakasegawa3019:20191011052757j:plain

幌成駅 駅舎

13:02 深川から5駅目の幌成駅の駅跡ではなく、その近くの工場へ。幌成駅は深名線では唯一の貨車駅舎で、廃止後は駅舎が工場内に移設されています。簡単に動かせる貨車駅舎だからこそ移設できたわけです。

f:id:Sakasegawa3019:20191011053814j:plain

幌成駅の主?

訪問時、ちょうど工場主のおじいさんは電話中でしたが、快く撮影を許可してくれました。許可をもらい、駅舎に近づいてみてはじめて猫がいるのに気がつきました。

f:id:Sakasegawa3019:20191011053443j:plain

猫の住処となった駅舎内

ひょっとして駅舎の軒下にでも住んでいるのかと思いきや、駅舎そのものが猫の家だったようで、中にも2匹の猫がいました。

貨車として25年、駅舎として10年活躍したかつての車掌車もまさか、余生を猫の住処として過ごすことになろうとは思いもしなかったのでしょうか。人間同様、貨車にも実に様々な余生があるものです。今後も末永く猫たちを風雨から守っていってほしいものです。

f:id:Sakasegawa3019:20191011054902j:plain

鷹泊駅 駅舎

13:14 工場を辞し、鷹泊駅跡へ。こちらは開業当時に建てられた木造駅舎が残っていますが、まさかの同業者に遭遇。向こうは大学生二人連れでしたが、暗黙の了解みたいな感じで、お互い撮影の邪魔にならないよう別々のところから撮り始めました。

f:id:Sakasegawa3019:20191011055258j:plain

鷹泊駅 ホーム側

駅舎は物置として使用されているようですが、老朽化によってホーム側の上屋が崩落しています。ただ、窓や戸が板で塞がれているのを除けば概ね原型を留めているので、やろうと思えば復元もできそうに思えます。中を覗いてみるとチッキ台が残っていました。

f:id:Sakasegawa3019:20191011055641j:plain

鷹泊駅 トイレ跡

つい最近まで駅舎の隣にはトイレも残っていたようですが、相当老朽化が進んでいたようで、雪の重みで潰れたのか瓦礫の山と化していました。こういうのを見ると駅舎の行く末も心配になりますが、果たしていつまで残るでしょうか。

f:id:Sakasegawa3019:20191011060340j:plain

沼牛駅 駅舎

13:34 峠を越えて深川市から雨竜郡幌加内町に入り、沼牛駅跡へ。ここも鷹泊同様に駅舎が物置として残存してきた駅ですが、平成27年クラウドファンディングによって修復され、往時の姿を取り戻しました。その美しい姿はもはや世界遺産レベルと言っても過言ではありません。修復に携わった方々にはただただ頭が下がる思いです。

f:id:Sakasegawa3019:20191011060849j:plain

沼牛駅 ホーム側

ホームもしっかり草刈りされており、レールさえあれば今にも列車が走ってきそうな雰囲気です。「クラウドファンディングで沼牛駅が修復される」というニュースが流れたとき、私はまだ高校生でしたが、自由になるお小遣いの少なさゆえに寄付できないのを残念に思ったものです。もし今後、鷹泊駅や添牛内駅が修復されるとなれば、是非とも寄付したいと思います。

f:id:Sakasegawa3019:20191011061515j:plain

JR深名線資料館

14:05 幌加内町の中心地にあるJR深名線資料館へ。深名線で実際に使用されていた小物の数々が展示されていますが、映像資料は昔のCGらしくツッコミどころが満載でした

f:id:Sakasegawa3019:20191011061933j:plain

幌加内駅跡

14:54 上幌加内駅跡へ。ホームの一部とレール、駅名標の枠が残されていますが、ホームは枕木が朽ちてほとんど骨組みだけになっており、駅名標の枠も雪の重みでひしゃげてしまっています。

f:id:Sakasegawa3019:20191011062400j:plain

第三雨竜川橋梁

15:08 雨煙別~政和温泉間の第三雨竜川橋梁へ。昭和6年に竣工したトラス橋で、土木遺産として保存されています。現役当時の姿をよく留めており、今にもディーゼルカーが渡ってきそうな雰囲気です。

f:id:Sakasegawa3019:20191011062828j:plain

政和駅 駅舎

15:26 政和駅跡へ。廃止後、駅舎は住居、物置、季節営業の食堂と用途を変えつつ残ってきましたが、今年4月末から5月にかけて大改修が行われてトラクターの車庫に転用されました。

駅舎正面の壁が取っ払われてしまったのは残念ですが、例え姿は変わっても建物自体が残るのであれば、仕方のないことでしょう。車庫としての役目を終えた後に復元することだってできないことではないでしょうし。

f:id:Sakasegawa3019:20191011063436j:plain

政和駅 ホーム側

正面を除けば、まだ駅舎らしさは残っていますが、上屋部分は食堂に転用するにあたっての改修の際に建屋に取り込まれてしまったようであまり原型は留めていません。

f:id:Sakasegawa3019:20191011064109j:plain

添牛内駅 駅舎

15:39 添牛内駅跡へ。比較的現役当時の姿を留めた木造駅舎が残っています。

ネット上に上がっている昨年の写真を見ると車寄せがかなり傷んでいますが、最近修復されたようで綺麗になっていました。

f:id:Sakasegawa3019:20191011065024j:plain

添牛内駅 ホーム側

ホーム側の上屋は雪による崩壊を防ぐためなのかバラされて柱が壁に建てかけてありました。ホームも残っていますが、線路跡は草に覆われていたので踏み込めませんでした。

f:id:Sakasegawa3019:20191011065346j:plain

朱鞠内駅跡

16:09 朱鞠内駅跡へ。幌加内駅と並ぶ運行拠点だった駅で、バス待合室の前に駅名標とレールが復元されています。生憎同窓会帰りらしい中年軍団が駅名標と待合室の間に車を停めていましたが、当分どきそうになかったのでそのまま撮りました。

f:id:Sakasegawa3019:20191011070010j:plain

朱鞠内湖

16:23 せっかくここまで来たのだからと朱鞠内湖を望む展望台へ。昭和18年に完成した日本最大の面積を誇る人口湖で、湖畔に原生林が広がるその景観はとても日本のものとは思えません。深名線はこの湖の西側と北側を回りこんで走っていました。無人の原生林の中には宇津内、蕗ノ台、白樺の駅跡が眠っています。

f:id:Sakasegawa3019:20191011070609j:plain

蕗ノ台駅跡に続く駅前通

朱鞠内湖の東側を走る国道275号をひた走り、道道688号名寄遠別線を左折、そして未舗装の道道528号蕗の台朱鞠内停車場線へと分け入り、蕗ノ台駅跡を目指します。国道沿いはまだ人の気配がありましたが、道道688号沿いは全くの無人地帯で、暗くなっていく空と相まって不安な気持ちを掻き立てます。そして、未舗装路へと分け入って蕗ノ台駅跡への駅前通りとの分岐点へ。ところが、駅前通りは草木が繁っていてとても進める状況ではありませんでした。ジムニーなら突っ込めそうですが、今乗ってる車で突っ込めば出れなくなりそうです。圏外なのでもし何かあってもJAFを呼ぶことすら困難そうです。車を降りて進むという手もありますが、熊が出てもおかしくなさそうな雰囲気。

ということで、ここは勇気ある撤退を選択。いずれ幻の駅宇津内駅と合わせて草の少ない時期にリベンジを試みたいと思います。

f:id:Sakasegawa3019:20191011072006j:plain

白樺駅跡

17:15 来た道を引き返し、道道688号沿いの白樺駅跡へ。こちらは車で近づくことができますが、草が繁っていたので駅跡をはっきり確認できませんでした。熊が怖く、一刻も早く立ち去りたかったというのもありますが。

駅跡では植樹のためなのか、木が何やら囲いで覆われていました。

f:id:Sakasegawa3019:20191011072636j:plain

北母子里駅跡

17:26 昭和53年2月に氷点下41.2度という戦後最低気温を記録した北母子里駅跡へ。ここまで来ればようやく人の生活が感じられてほっとします。駅跡は携帯電話の基地局になっていますが、ホームは残っているとのこと。草が繁っていたためにホーム跡まで行くことはできませんでした。

f:id:Sakasegawa3019:20191011073137j:plain

この日のお宿 天塩弥生駅

17:53 日没間近の峠を越えて名寄市に入り、天塩弥生駅跡の旅人宿へ。駅舎をイメージした民宿です。

この日の宿泊者は、自分と同行のふっちょさん、札幌からの男性二人、川崎から来た男性、青森から来た男性の6人で、みんな旅好きということもあって、夜の交流会では大いに盛り上がって時の経つのも忘れるほどでした。

また泊まりたい宿No.1なので、またこの辺に来る機会があれば泊りに来たいと思います。