まだ見ぬ駅を求めて~逆瀬の駅めぐり旅~

駅めぐりの記録をひたすら載せていくブログです。やたら更新する時と全く更新しないときがあります。

11/9 秋田県北をドライブ

この日は秋田県北部、大館を中心としたエリアに行ってきました。その旅の途中で人生最大のやらかしをしてしまったわけですが、それについては後述します。

f:id:Sakasegawa3019:20191124072628j:plain

ジュピター号

出発は池袋駅西口バス停。乗車するのは22時ちょうど発の大館・能代行き夜行バス「ジュピター号」。3列シートの真ん中で、トイレの近くだったので、トイレの灯りが漏れてきてなかなか寝付けませんでした。

f:id:Sakasegawa3019:20191124072927j:plain

霧のかかる朝の街角

目的地の「いとく大館ショッピングセンター北口」に到着したのは朝7時。街を取り囲む山々には霧がかかっており、神秘的な雰囲気でした。

f:id:Sakasegawa3019:20191124073303j:plain

大館の街を見下ろす

レンタカー営業所が開くまではまだ時間があったのでちょっとだけ市街地を歩いてみました。大館に来るのはこれが3度目。城跡や市役所がある高台からは遠くに樹海ドームの姿を望むことができます。

f:id:Sakasegawa3019:20191124073635j:plain

田村鉄工所

車を借りてまず向かったのは旧北秋田郡田代町にある田村鉄工所。なかなかの風格を感じさせる廃墟です。撮影しているとバスを待っていたおばあさんが昔のことについて教えてくれました。この工場は戦時中には軍需工場として栄えていたそうで、戦争があと二日続いていたらここも爆撃されていただろうとのこと。はす向かいの空き地に社宅が建つなどして昔は本当に多くの人がいたそうです。

社長さんが亡くなった後は跡を継いだ息子さんが税金の問題で困っているそうで、建物は市の抵当に入っているそうです。壊すにしても金がかかるし、土地が売れる場所でもないからこの放置状態なんだとか。

こうして地元の方から昔の話を聞けたのはいい機会だと思います。

f:id:Sakasegawa3019:20191124074706j:plain

切石小学校

おばあさんにお礼を言って別れ、40分ほど走り、旧山本郡二ツ井町の旧切石小学校へ。

平成20年3月31日に閉校になった小学校で、校舎と体育館が残っています。

f:id:Sakasegawa3019:20191124075202j:plain

仁鮒小学校

続いて同じ二ツ井町内の旧仁鮒小学校へ。切石小と同時に閉校になっていますが、美しく保たれた木造校舎とその前に立つ杉の木が雰囲気を感じさせます。残念ながら解体が検討されているとのことですが、是非とも残して映画のロケなんかで使うなど活用してほしいと思います。

f:id:Sakasegawa3019:20191124075921j:plain

田代小学校

仁鮒小から人家も稀な山道を30分走り、旧田代小学校へ。小学校のある田代集落への道は、「本当にこの先に小学校もあったような集落があるのか?」と思えるほどの道で、立地はまさに秘境。先程見てきた2つの廃校と比べてもあまり管理されていない様子で、見ている時にちょっと恐怖を感じるほど。「学校の怪談」系のドラマに出てくる古い学校そのものです。校舎前にはプールも残っていますが、所々苔むしていました。

f:id:Sakasegawa3019:20191124081033j:plain

田代地区への道

元来た道を戻って次の目的地へ。紅葉が綺麗なので、ところどころで車を停めて撮影。本当に家が一軒もないので、今にも熊が出るんじゃないかとびくびくしながら撮影してました。

f:id:Sakasegawa3019:20191124081234j:plain

北鹿ハリストス正教会

大館能代空港前を越えて大館市域に入り、北鹿ハリストス正教会曲田福音聖堂へ。

明治25(1892)年に建てられた日本最古の木造ビザンチン様式の建物で、小集落の中にひっそりと佇んでいます。

f:id:Sakasegawa3019:20191124082037j:plain

SR閣

続いて大滝温泉へ。車を停める場所が見つけられず、10分ほどぐるぐるしてました。

まずは「SR閣」の名で知られる城型ホテルの廃墟を撮影。観光地にある模擬天守を思い出す見た目ですが結構荒廃が進んでいます。

f:id:Sakasegawa3019:20191124082546j:plain

大滝グランドホテル

SR閣の対岸にあるひときわ目立つ巨大ホテルが「大滝グランドホテル」。遠めに見ると現役の施設のようにも見えますが、閉業してからすでに23年が経過しています。

f:id:Sakasegawa3019:20191124083333j:plain

SR閣 遠景

最後にSR閣の遠景を撮影。道が狭いので、近くで見るより遠くから望遠で撮る方が綺麗に全体像が入ります。ただし一階部分は草に隠れてしまっていますが

f:id:Sakasegawa3019:20191124083635j:plain

小坂レールパーク

鹿角市を経由して小坂町に入り、小坂レールパークへ。平成21年に廃止された旧小坂精練鉄道小坂線の小坂駅で、整備された構内にかつての車両が保存されています。

ブルートレイン「あけぼの」を再利用した宿泊施設が有名ですが、冬季は営業していません。

f:id:Sakasegawa3019:20191124084403j:plain

篭谷駅跡

ここからは小坂線の廃線跡を辿っていきます。古館駅跡は小坂町散策の時に回すとして飛ばし、篭谷駅跡へ。線路跡は草が繁っていて近づけず、ホームも撤去されてしまっているため痕跡ははっきりとは分かりません。現役当時の映像を見る限り、木製電柱の奥にホームが伸びていたようです。

f:id:Sakasegawa3019:20191124085244j:plain

茂内駅跡

次の茂内駅は、貨物営業廃止まで営業していた唯一の中間駅ということもあって全体的によく残っています。タブレット受けのような細かいものまで撤去されずに残っているので現役の駅と見まがうほど。線路上にはレールバイクが置かれ、構内の外れには木造貨車が放置されていました。

f:id:Sakasegawa3019:20191124085639j:plain

深沢駅跡

篭谷駅よりは場所の特定が容易ですが、駅入口の通路ともども草に覆われてしまっているので近づくのは簡単ではありません。

f:id:Sakasegawa3019:20191124090009j:plain

新沢駅跡

新沢駅はブロック造りの駅舎が残っていますが、屋根が落ちるなど崩壊してしまっています。これまでに見た廃駅の中で一番すさまじい姿かもしれません。

駅への道は細い一本道で、車を突っ込めたのはいいもののとてもUターンできそうにありません。帰りは仕方なくバックしていくことになりましたが、路肩に落ちそうになり慌てて反対側にハンドルを切った時には、時すでに遅し。

車が脱輪してロードサービスのお世話になることになりました。お巡りさんのお世話にもなりましたが、大館市の中心部から離れた山の中だけあって到着までにはかなりの時間を要しました。圏外じゃなかったのが不幸中の幸いです。

引き上げてもらったところ、幸いにも車の破損は大したことなく、自走して返却することができ、補償が効いたのでレンタカー代以外の支払いはありませんでした。

f:id:Sakasegawa3019:20191124091018j:plain

いとくから黄昏時の大館を眺める

予定では小坂線跡を大館まで辿ってから津軽湯の沢駅も行く予定でしたが、早めに車を返却し、後は暖房の効いたいとくショッピングセンターの中で過ごしました。

自分へのお土産にダックスムーンのCDも購入。「あ・き・た Myセレナーデ」「刺繍歌」は手に入れれなかったのでいずれ土崎の細川レコードなりライブ会場なりで購入したいものです。

f:id:Sakasegawa3019:20191124091416j:plain

ジュピター号

帰りはいとくの前から22時ちょうど発の上りジュピター号に乗車。なんと行きと同じ車両の同じ座席でした。池袋には予定より早く7時9分に到着。

 

いとくで買ったダックスムーンのCDを聞いていたらまた秋田に行きたくなってきましたが、今度はいつ行くことになるでしょうか。