まだ見ぬ駅を求めて~逆瀬の駅巡り旅~

駅巡りの記録をひたすら載せていくブログです。やたら更新する時と全く更新しないときがあります。

3/1 弥生の羽越本線駅めぐり

まだまだ寒い3月初頭、東北地方の日本海側に一週間行ってきました。

f:id:Sakasegawa3019:20200301051308j:plain

象潟駅に到着したエクスプレス鳥海1号

前夜21:20に東京駅八重洲南口を出発したエクスプレス鳥海1号が夜明け前の象潟駅前に到着したのは5:12。一応駅は開いていますが、窓口は営業時間外で待合室は閉鎖されていました。

f:id:Sakasegawa3019:20200301054419j:plain

夜明けの象潟駅

にかほ市の代表駅・象潟の駅舎は昭和41年11月に改築された国鉄モダニズムスタイルのコンクリ平屋で、平成24年10月にリニューアルされて和風の風除室が付きました。特急も停まる大きな駅ですが、始発前の時間だけあって人気もなく静まり返っています。

f:id:Sakasegawa3019:20200301060334j:plain

上浜駅

象潟5:53発普通酒田行き520M(クハ700-19)で上浜へ。昭和26年に仮乗降場として開業した駅で、つい最近まで木造駅舎が残っていました。駅舎は平成30年12月に改築されたもので、日本海の波をイメージしたという互い違いの小窓が付いています。木造駅舎が消えたのは残念ですが、これはこれでなかなか良さげな駅舎です。末永く利用者に愛されていってほしいと思います。

f:id:Sakasegawa3019:20200301062344j:plain

金浦駅

上浜6:07発普通秋田行き525M(クモハ701-2)で金浦へ。平成17年の合併でにかほ市となった旧由利郡金浦町の駅で、平成10年改築の駅舎は図書館が併設された立派なものです。委託ながら窓口も設けられており、なかなか大きな駅のように見えましたが、特急は停車しません。

f:id:Sakasegawa3019:20200301071611j:plain

女鹿駅

金浦6:40発普通酒田行き524M(クハ700-25)で県境を越えて山形県に入り、女鹿へ。昭和37年10月に信号場として開業した駅で、上り2本・下り4本しか停車しない極端に本数の少ない駅です。上りは7:07発の乗ってきた524Mが最終列車。この次は12:53発の下り始発まで列車は停車しません。駅前に人家はなく、利用者はほとんどいなさそうですが、こんな秘境駅でも廃止にする気はないようで、駅舎は平成28年3月に改築されています。

f:id:Sakasegawa3019:20200301072852j:plain

女鹿の海岸

駅前の細い道を進み、国道に出るとそこに一軒人家があり、小砂川方に少し進むと飽海郡遊佐町女鹿の集落があります。もう少し集落に近い所に駅を造っておけばそれなりに利用者があったのかもしれないとは思えるほどにそこそこの規模のある集落です。

日本海に沿って国道7号を進み、7:53に県境を越えてにかほ市に入りました。

f:id:Sakasegawa3019:20200301082443j:plain

小砂川駅

8:24 小砂川駅に到着。昭和30年まで存在した旧由利郡上浜村の駅で、日本海沿いの集落の高台に位置します。平成18年3月改築の駅舎は簡易なもののように思えますが、これでも平成27年11月まで有人駅でした。

f:id:Sakasegawa3019:20200301092408j:plain

岩城みなと駅

小砂川8:28発普通秋田行き537M(クモハ701-25)で岩城みなとへ。平成17年の合併で由利本荘市となった旧由利郡岩城町の中心地にある駅で、平成13年12月に開業しました。駅前には広い駐車場があり、隣接して「ウエーブ岩城」という図書館などの入る公共施設があるほか、駅裏に道の駅があります。

f:id:Sakasegawa3019:20200301101505j:plain

仁賀保駅

岩城みなと9:36発普通酒田行き536M(クハ700-18)で仁賀保へ。平成17年の合併でにかほ市となった旧由利郡仁賀保町の駅で、特急も停車します。ヨーロッパの宮殿をイメージしたという駅舎は平成13年6月に改築されたもので、旅行会社が入居しています。

訪問時は待合室内ギャラリーの絵の掛け替えが行われていました。

f:id:Sakasegawa3019:20200301111446j:plain

下浜駅

仁賀保10:23発普通秋田行き541M(クモハ701-26)で下浜へ。昭和29年10月に秋田市編入された旧由利郡下浜村の駅で、今年2月22日に開業100周年を迎えました。駅舎は平成11年3月に改築されたもので、駅前には交通量の多い国道7号線が通っています。駅裏の高台上にも住宅地があり、そちらへは跨線橋から繋がる東口があります。

f:id:Sakasegawa3019:20200301120346j:plain

羽後岩谷駅

下浜11:27発普通羽後本荘行き2540M(クハ700-25)で羽後岩谷へ。平成17年の合併で由利本荘市となった旧由利郡大内町の駅で、平成12年3月改築の半橋上駅舎は商工会館との合築になっています。駅裏には「道の駅おおうち」があり、自由通路「ぽぽろーど」で駅と結ばれています。

f:id:Sakasegawa3019:20200301130641j:plain

西目駅

羽後岩谷12:50発普通酒田行き542M(クハ700-17)で西目へ。平成17年の合併で由利本荘市となった旧由利郡西目町の駅で、平成18年2月に既存跨線橋に接する形で改築され、半橋上駅舎となりました。自由通路で結ばれた駅裏に由利本荘市西目総合支所(旧西目町役場)があります。

f:id:Sakasegawa3019:20200301141552j:plain

新屋駅

西目13:26発普通秋田行き545M(クハ700-18)で新屋へ。秋田市郊外にある駅で、今年2月22日に開業100周年を迎えました。駅舎は開業時に建てられたもので、平成28年12月に開業時の姿をイメージしてリニューアルされて木目調になりました。まだまだ木の質感が新しいですが、これから歳月を重ねていい感じに味が出てくることでしょう。

リニューアル前にも来たことがありますが、そのころと比べると増築部分が撤去されているのですっきりとした印象を受けます。

f:id:Sakasegawa3019:20200301145157j:plain

道川駅

新屋14:34発普通羽後本荘行き2544M(クハ700-30)で道川へ。国道7号に面した立地の駅で、同時に開業した隣の下浜と似た雰囲気があります。駅舎は平成12年に改築されたもので、この手の簡易駅舎には珍しく、待合室内にトイレがあります。駅裏の高台と跨線橋で結ばれているのも下浜と同様です。この駅も2月22日に開業100周年を迎えました。駅近くには日本ロケット発祥記念の碑があるそうです。

f:id:Sakasegawa3019:20200301160938j:plain

羽後本荘駅

道川15:37発普通酒田行き546M(クハ700-23)で羽後本荘へ。由利本荘市の代表駅で、平成17年の合併までは本荘市の代表駅でした。由利高原鉄道の分岐駅で、特急も停まる秋田県由利地方の中心駅です。橋上化のため平成31年6月15日より仮駅舎で営業中ですが、さすがに主要駅だけあって仮駅舎のプレハブも2階建ての大きなものです。

f:id:Sakasegawa3019:20200301184349j:plain

脇本駅

羽後本荘16:41発普通秋田行き551M(クモハ701-17)で秋田へ。17:46発普通男鹿行き1139D(キハ40-575+キハ40-547)に乗り換えて脇本で下車。すっかり暗くなっていますが、平成28年11月改築の駅舎だけが明るく闇の中に浮かび上がっています。

脇本19:24発普通秋田行き1142D(キハ40-547+キハ40-575)で秋田へと戻り、ホームでしばらくキハ40や701系を撮影してから22:27発普通羽後本荘行き2562M(クハ700-21)で羽後牛島へ。この日は快活クラブ秋田牛島店に宿泊しました。