まだ見ぬ駅を求めて~逆瀬の駅めぐり旅~

駅めぐりの記録をひたすら載せていくブログです。やたら更新する時と全く更新しないときがあります。

11/29 みんなの九州きっぷで佐賀・長崎へ

みんなの九州きっぷ二日目は長崎方面へ向かいました。

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特急かもめ1号

博多を5:55発特急かもめ1号長崎行き2001M(クモハ786-7)で出発。特急はやはり快適で、いつまでも乗っていたくなりますが、鳥栖で早くも下車。6:26発普通佐賀行き2827M(クハ810-1504)に乗り換えます。

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肥前麓駅

2駅目の肥前麓で下車。時刻は6:37ですが、思った以上に薄暗くすっかり日が短くなってしまったことを感じさせられます。

肥前麓は戦時中に信号場として開業し、戦後に昇格した駅で、駅舎は平成10年3月に改築されたもの。小さな駅ですが、平成27年まで有人駅でした。

駅裏には陸上自衛隊鳥栖分屯地があり、戦時中の開業の経緯にはその前身の帝国陸軍鳥栖弾薬庫が関わっています。信号場とは言っても弾薬庫への引き込み線を分岐させるための信号場だったようで、戦時中にはその存在は極秘扱いとされていました。

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神埼駅

肥前麓6:47発普通佐賀行き2829M(クハ816-3007)で神埼へ。平成18年3月の合併で誕生した神埼市の代表駅で、平成13年4月に橋上化されています。ガラス張りで弧を描く形状、斜めの壁面など随分思いきったデザインの駅舎です。建てられた当時はさぞや新しさを感じさせたものでしょうが、20年経った今となってはすっかり「平成」を感じさせるレトロフューチャーなデザインになってしまいました。

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神埼市役所 旧庁舎(旧神埼郡神埼町役場)

駅からちょっと歩いて神埼市役所旧庁舎へ。9月20日に使用開始されたばかりの新庁舎の向かいに閉鎖された旧庁舎があります。合併による神埼市誕生前は神埼町の役場だった建物で、昭和46年に建てられたもの。小さいながらも堂々としたデザインです。

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神埼駅卑弥呼

神埼駅に戻り、北口の方も撮影。駅前には巨大な卑弥呼像があります。指差す先に吉野ケ里遺跡があるのですが、邪馬台国の所在地については近年は畿内説が有力視されています。あちこちの町が町おこしに邪馬台国を使っている辺り、ロマンはロマンではっきりさせない方がいいのかもしれません。

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佐賀駅

神埼8:17発普通肥前山口行き2835M(クハ810-1504)で佐賀へ。特急への乗り換え待ちの時間で駅前に出てみましたが、これまでに見た県庁所在駅の中では一、二を争う寂しさでした。駅は昭和52年2月に高架化されています。

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諫早からは普通列車

佐賀8:33発特急かもめ7号長崎行き2007M(サハ885-4)で諫早へ。佐賀平野を走っている時は空はどんより曇っていましたが、長崎との県境が近づくにつれて晴れてきました

諫早からは9:50発普通長与廻り長崎行き231D(YC1-203)に乗車。イカ釣り漁船みたいな電気式ディーゼルカーを見るのはこれが初めてですが、何とも言いようもない見た目をしていますね

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本川内駅

本川内で下車。かつてはスイッチバックのあった駅で、今も変わった形状の木造駅舎が現役です。他に類を見ないデザインで、引き戸や窓枠がアルミサッシ化されていないのもポイント高いです。無人化されて久しいものの、状態は全体的に良く、大切にされているようです。

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陸橋から本川内駅を望む

スイッチバックが廃止されたのは平成14年。勾配の急な区間での行き違いを可能にするために設けられたもので、坪尻駅や新改駅と同じようなタイプのものでした。廃止から18年が経つというのに未だにレールの一部が残っており、引き上げ線の分岐の跡がよく分かります。

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現ホーム(左)と旧ホーム(右)

新旧のホームを見比べてみると高さが違うのが分かります。これは現ホームが奥に向けて下っている本線上に設けられているためで、両ホームのつなぎ目では同じ高さですが、長与方に進むにつれて平坦な旧ホームとの高さの差が大きくなっていきます。

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旧引き上げ線(左)と本線(右)

せっかくなので旧ホームからさらに先へと伸びる引き上げ線を辿れるところまで辿ってみました。近隣の農家の通り道になっているためか線路の部分は草が少なくて歩きやすかったです。車止めは草に埋もれて見ることができませんでしたが、行ける限界まで行って振り返ってみると上写真のような感じでした。右が現役の本線で、ホームの部分では同じ高さだったのにここまで来ると随分な高度差です。

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東園駅

本川内11:32発普通竹松行き232D(YC1-1203)で東園へ。大村湾に面した立地の駅ですが、ちょうどホームからは切通や草木に阻まれて海を見ることができません。昭和36年に信号所として開業、41年に駅に昇格、平成12年に現在地に移転しました。旧駅は若干喜々津寄りにあり、海側のホームへ地下通路で連絡していました。今も一部の痕跡が残っていますが、訪問時はそんなことはつゆ知らず、色々見逃してしまいました。

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長崎駅

東園12:21発普通長崎行き235D(YC1-206)で長崎へ。今年3月28日に高架化されたばかりで、工事中の部分が目立ちます。新しい高架駅の中には商業施設が乏しく、プレハブの観光案内所とファミリーマートしかありません。駅前もまだまだ未整備です。

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長崎駅 地上ホーム跡

役目を終えた地平ホームは3・4番線の一部を残して解体され更地になりました。3・4番ホームは新駅への仮通路として使われていますが、これがなかなか遠く、重い荷物を持った観光客や使う頻度の高い地元の人にとってはたまったもんじゃないだろうなと思います。高架下に商業施設が開業するのが新幹線が開業する2年後、全体の完成はそのさらに3年後です。

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長崎駅 旧駅舎

地平駅時代の駅舎は解体されずに残っています。ステンドグラスが特徴だった改札口も単なる通路になり、駅舎内の店も全て移転してしまっています。左側の駅ビルについては今後も存続とのことですが、計画図を見る限り、旧駅舎の位置は多目的広場になるようなのでこちらもいずれ解体されるのでしょう。

駅ビル内の土産物屋で駅弁を買おうとしましたが、販売休止中とのことで買えず、結局ファミリーマートの弁当を買いました。

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浦上駅

長崎13:58発区間快速シーサイドライナー佐世保行き4236D(キハ200-1101+キハ200-208)で浦上へ。こちらも長崎駅と同時に高架化されました。長らく使用されてきた駅舎は高架化工事のため、平成25年12月に仮駅舎に移転して解体。仮駅舎も高架化に伴って役目を終えましたが、今なおファミリーマートの店舗として駅前一等地に鎮座しています。役目を終えた仮駅舎は速やかに解体されるのが常ですが、この駅の場合はコンビニが入居していたおかげで生き延びることができました。とはいえ、周辺整備が終わったわけではないので、いずれはファミリーマートも高架下に移転して仮駅舎も解体されるのかもしれません。

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浦上駅 仮ホームの残骸

長崎駅ほどではないものの、浦上駅にも地平ホームの一部が通路として残っています。ただしこちらは高架化工事に伴って造られた仮設ホームなので古いものではありません。通路にするならベンチも駅名もいらないはずですが、何故かそのままなので、まるで地平駅があった事を記念するモニュメントのようです。

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特急かもめ24号

浦上14:23発特急かもめ24号博多行き2024M(モハ885-10)に乗車し、博多へ。「鬼滅の刃」ラッピングの編成でした。九州が舞台というわけではないようですが、観光需要の落ち込みで打撃を受けたJR九州としてはコラボで何とか増収につなげたいのでしょう、SLの方は大好評だったようです。

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特急ソニック39号

博多でのわずかな時間を利用して地域共通クーポンで駅弁を購入し、16:19発特急ソニック39号3039M(クモハ885-9)に乗り換えて小倉へ。新幹線と並走する区間で、時間では新幹線に軍配が上がりますが、在来線特急にもそれなりに需要があるようです。

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関門海峡を越えて下関へ

小倉17:16発普通下関行き220M(クハ411-103)に乗り換えて関門海峡を越え下関へ。本州にあるJR九州唯一の駅で、ここから先はJR西日本となります。みんなの九州きっぷが使えるのもここまで。

この日は駅前のヴィアイン下関に宿泊。一旦宿にチェックインし、地域共通クーポンを受け取ってから駅に戻り、山口エリア版の自由周遊きっぷを購入。翌日から2日間はこちらを使って駅めぐりしていきます。

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下関駅

山口県最大の都市・下関市の玄関口である下関駅は、3面6線の立派な高架駅。かつてはブルートレインも発着していましたが、今はローカル列車がやってくるのみです。現在の駅ビルは平成26年にオープンしたもので、駅としての施設は高架下にあります。長らく三角屋根の木造駅舎がありましたが、平成18年の放火事件で焼失、長らく仮駅舎での営業となっていました。