まだ見ぬ駅を求めて~逆瀬の駅巡り旅~

駅巡りの記録をひたすら載せていくブログです。やたら更新する時と全く更新しないときがあります。

9/24 名鉄河和線・知多新線・常滑線駅めぐり

9月の終わりに名古屋鉄道1DAYチケットを使って知多半島を中心に駅を巡りました。

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早朝の金山駅

前夜22:50に東京鍛冶橋駐車場を出たWILLER EXPRESS T351便に乗り、金山駅前に着いたのは5時ちょうど。今まさに総合駅自体が開くという時間でした。早速1DAYチケットを購入して名鉄のホームへ。

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太田川駅

金山5:15発急行中部国際空港行き530(3523)に乗り、太田川へ。常滑線河和線の分岐駅で、2層構造の巨大な高架駅です。近鉄布施や京急蒲田のような感じですが、下りホーム2面4線のさらに上に上り1面2線があるという構造で、ホームの数だけ見れば他のいわゆる「要塞駅」よりも巨大です。

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内海駅

太田川5:49発急行内海行き534(3119)を乗り通し、終点の内海へ。昭和55年に全通した知多新線の終着駅で、知多郡南知多町唯一の駅です。2面4線の高架駅で、終着駅にふさわしい立派な設備を備えていますが、今年5月25日に無人化されました。駅前に商業施設等は乏しく、寂しげな雰囲気が漂っています。半島の先端近くにある「名鉄最南端の駅」だけあってか最果て感のある終着駅です。

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野間駅

内海7:00発特急新鵜沼行き287(1902)で野間へ。昭和51年に開業した駅で、内海延伸までの4年間は終着駅でした。相対式ホーム2面2線の高架駅で、駅間が長い単線区間にあるため、列車交換が行われます。駅のある知多郡美浜町野間は、平治の乱で敗れて落ち延びてきた源義朝が入浴中にだまし討ちにあって非業の死を遂げた地として知られており、義朝の墓がある野間大坊があります。

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知多奥田駅

野間7:22発普通富貴行き725(6815)で知多奥田へ。昭和50年に開業した駅で、野間延伸まで一年間は終着駅でした。日本福祉大学南知多ビーチランドの最寄り駅であるため、知多新線内では最も利用客が多く、始発駅の富貴を除けば線内唯一の有人駅です。

相対式2面2線の高架駅で、駅員がいる分他の駅ほど寂しい感じはしませんが、駅自体は街外れのような立地で、駅周辺には田園地帯が広がっています。

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美浜緑苑駅

知多奥田7:45発普通金山行き6757(6252)で美浜緑苑へ。名鉄不動産が開発した美浜緑苑ニュータウンへの最寄り駅として昭和62年に新設された駅で、知多新線では唯一単式ホームの棒線駅です。駅近くには杉本美術館もありますが、駅自体は森に囲まれていて、見える範囲に人家はないため、秘境駅のような雰囲気が漂います。

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上野間駅

美浜緑苑8:02発快速急行佐屋行き941(6503)で上野間へ。昭和49年に開業した駅で、相対式ホーム2面2線の高架駅。知多新線の駅は開業年度が比較的新しいため、古い駅舎などはありませんが、駅ごとに開業年度が少しずつ違うため細かな違いがあって面白いです。これまで見てきた線内の駅に比べると、駅周辺に人家が多く賑わいが感じられますが、ここも無人駅で、駅前に商業施設等は見られません。

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富貴駅

上野間8:21発普通金山行き6855(6915)で富貴へ。河和線知多新線の分岐駅で、知多郡武豊町の南部に位置します。駅舎はおそらく昭和7年知多鉄道としての開業時に建てられたもので、名鉄ではすっかり貴重になった古き良き木造駅舎です。駅窓口で、ネット申し込みの抽選で当たっていた名鉄知多新線全線開業40周年記念入場券を購入。

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河和駅

富貴8:39発特急河和行き276(2403)で終点の河和へ。知多郡美浜町の中心地に位置する駅で、駅ビルにはスーパーマーケットが入居しています。構内は2面4線の頭端式ホーム。駅前のバス停からは高速船に接続する港行のバスが出るなど、港町にある終着駅らしい風情です。

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河和口駅

河和8:54発特急名鉄名古屋行き299(2303)で河和口へ。国道247号を隔てて海と向かい合う駅で、駅舎は平成19年改築のいわゆる量産型トランパス駅舎です。駅前には地元の小学生が卒業記念に作った「かっぱの花ちゃん」の像があります。

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知多武豊駅

河和口9:10発急行新鵜沼行き975(5114)で知多武豊へ。知多郡武豊町役場の最寄り駅で、JR武豊駅へは徒歩15分ほど。町の玄関口だけあってさすがに駅員が配置されています。改札口は各ホームにそれぞれ設置されており、西口駅舎は昭和52年10月改築、東口駅舎は平成18年改築のトランパス駅舎です。

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青山駅

知多武豊9:30発普通金山行き6951(5106)で青山へ。半田市南部にある駅で、平成17年まで「南成岩」を名乗っていました。平成25年完成の近代的な高架駅で、ホームは相対式です。駅周辺には商業施設等も多く、何も知らずに降りたらここが市の中心だと錯覚しそうです。高架化前の駅舎は平成5年改築の橋上駅舎で、平成22年の仮駅舎移転までわずか17年の使用と短命でした。

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上ゲ駅

青山9:48発普通河和行き6982(6405)で上ゲへ。漢字カタカナ交じりの個性的な駅名の駅で、武豊町立図書館・中央公民館・歴史民俗資料館の最寄り駅です。普通列車しか停車しないため本数は極めて少なく、日中は一時間に2本しか停車しません。

駅舎はトランパスタイプで、改札内でホーム同士を行き来することはできません。

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成岩駅

上ゲ10:02発普通金山行き6955(3628)で成岩へ。特急以外は全ての種別が停車する駅ですが、駅舎はトランパスタイプで、典型的な名鉄の小駅といったスタイルです。

河和線と一部区間で並行に走るJR武豊線には東成岩駅がありますが、位置的には南成岩駅(現青山)より南にあります。

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知多半田駅

成岩10:21発急行新鵜沼行き1073(3415)で知多半田へ。名鉄における半田市の玄関口で、JR半田駅とは650mほど離れています。構内は2面3線で日中は普通列車の約半分が折り返します。駅舎は昭和63年に橋上化されました。

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住吉町駅

知多半田10:38発普通金山行き7053(3210)で住吉町へ。昭和24年に「農学校前」から改称された駅で、朝に下り特急が一本停車する有人駅です。昭和57年に橋上化されましたが、バリアフリー化によって改札口が地上(各ホーム知多半田寄り)に移されています。

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半田口駅

住吉町10:51発普通金山行き7055(9602)で半田口へ。「ごんぎつね」「手袋を買いに」で知られる童話作家・新見南吉の生家最寄り駅で、駅のあちこちにごんぎつねをモチーフとした装飾がなされています。駅舎はトランパスタイプで、改札内でのホームの行き来はできません。

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植大

半田口11:11発普通金山行き7057(6913)で植大へ。知多郡阿久比町の南部に位置する駅で、駅裏には田園地帯が広がっています。駅舎はトランパスタイプで、ホーム同士は構内踏切で結ばれています。

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坂部駅

植大11:24発普通金山行き7151(6252)で阿久比を飛ばして坂部へ。昭和58年の阿久比駅開業までは急行停車駅だった駅で、徳川家康が生き別れた生母・於大の方との再会を果たした坂部城の最寄り駅です。駅舎はトランパスタイプで、ホーム同士の行き来はできません。

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白沢駅

坂部でしばらく列車を撮影してから12:06発普通金山行き7155(6914)で白沢へ。昭和24年まで「知多白沢」を名乗っていた駅で、かつては普通列車も一部が通過していました。ここもホームの行き来ができないトランパス駅です。

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巽ヶ丘駅

白沢12:23発普通金山行き7157(3412)で巽ヶ丘へ。名鉄が開発した巽ヶ丘団地の最寄り駅として昭和30年に開業した駅で、特急も一部が停車します。三角屋根の西口駅舎は平成8年に改築されたもので、反対側の東口駅舎はトランパスタイプでこそないものの簡素なものです。

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八幡新田駅

巽ヶ丘12:40発普通金山行き7251(5106)で八幡新田へ。各ホームの両端4ヵ所に改札口がある駅で、4つある駅舎はいずれもトランパスタイプです。駅舎新築前はホームが近隣住民の通路として使用されており、ホームを自転車が通ると言うこともあったそうです。駅は東海市加木屋町にありますが、駅名は知多市「八幡」と東浦町「新田」から取られています。

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南加木屋駅

八幡新田12:56発普通金山行き7253(3621)で南加木屋へ。特急も一部停車する駅で、終日駅員配置でこそないものの駅員がいます。駅舎はトランパスタイプを少し立派にしたもので、跨線橋が設置されているため、ホームの行き来は可能です。隣の高横須賀駅との間にはかつて「加木屋駅」があり、令和5年には新駅の開業が予定されています。

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高横須賀駅

南加木屋13:15発普通金山行き7255(5109)で高横須賀へ。平成12年5月に高架化された駅で、それとほぼ同時に名鉄で初めて駅集中管理システムが導入されました。周辺は住宅街で利用者は多いものの、駅自体はがらんとしています。

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道徳駅

高横須賀13:32発普通金山行き7257(6915)で常滑線に入り、道徳で下車。名古屋市南区にある高架駅で、平成17年に無人化されています。周囲は下町といった風情です。

この後は、竹鼻線方面を目指します。