広島遠征二日目は下祗園を再訪してから呉線と福塩線の未訪問駅を中心に巡りました。
広島を5:40発普通梅林行き2731M(クモハ226-94)で出発し、下祗園へ。昨日は人や車が多くあまり写真を撮れませんでしたが、早朝ということもあって心ゆくまで撮影することができました。
改良工事中のこの駅についてはこちらの記事にまとめてあります。
下祗園6:15発発普通広島行き2734M(クモハ226-94)と広島6:42発普通坂行き2606M(クモハ227-34)で坂へ。安芸郡坂町の玄関口で、快速も停車します。駅舎は平成12年7月21日に橋上化。改札前では私服姿の6,70代くらいの男性が立って「○○です!おはようございます!」と行き交う人に挨拶をしていましたが、町会議員の朝立ちだったのでしょうか。
坂7:16発普通広行き608M(クモハ227-102)で川原石へ。呉市街を見下ろす築堤上の駅で、平成11年2月7日に現在地に移転しました。ホームからは中国地方唯一の現役円形校舎・呉市立港町小学校が見えます。昭和37年に建てられたもので、耐震性不足から解体が決定しています。
川原石8:06発普通広島行き621M(クモハ226-42)で天応(てんのう)へ。海に背を向けた立地の駅で、駅前には崖がすぐそこまで迫っています。古くからの木造駅舎が残っているものの、事務室部分は縮小されて断面はスッパリと切られています。明治36年12月27日開業時の所在地は安芸郡大屋村で、昭和26年11月3日に町制施行して安芸郡天応町となり、昭和31年10月1日に呉市に編入されました。
天応8:40発普通広島行き2913M(クモハ226-21)で呉ポートピアへ。阪急や呉市が出資した遊園地・呉ポートピアランドへのアクセス駅として開園前日の平成4年3月19日に開業した駅で、国道31号を挟んで向かい合っています。呉ポートピアランドは来園者減少により平成10年8月31日に休園し、平成12年7月20日に市民公園・呉ポートピアパークとして復活しています。遊園地の閉園に当たっては駅の廃止も取沙汰されましたが、周辺住民の利用もあったことから存続しています。ただしみどりの窓口は平成11年6月に営業終了し、令和3年4月1日からは無人駅となっています。
呉ポートピア9:12発普通広行き622M(クモハ227-25)で呉へ。吉浦駅構内踏切の安全確認をした影響で、9分遅れで到着しました。海軍呉鎮守府が置かれ、呉海軍工廠で世界最大の戦艦「大和」が建造された軍港都市・呉市の代表駅で、日中の普通列車は当駅で折り返します。駅舎は昭和56年7月7日オープンの四代目で、改札口は二階にあります。
13分遅れの呉9:42発普通広行き624M(クモハ227-42)で安芸阿賀へ。呉市の中心部と休山で隔てられた阿賀地区にある駅で、平成18年7月1日に半橋上駅舎に改築されています。駅周辺は昭和3年4月1日に呉市に編入されるまでは賀茂郡阿賀町で、市の中心との間には路面電車も走っていました。
2分遅れの安芸阿賀10:10発快速安芸路ライナー広行き5600M(クモハ227-21)と広10:18発普通三原行き114M(クモハ227-90)で安登(あと)へ。昭和33年4月1日に豊田郡安浦町と川尻町に分割合併された豊田郡安登村の名を今に伝える駅で、駅前には日本一短い都道府県道・広島県道204号安登停車場線があります。安登村は昭和4年1月1日まで賀茂郡内海跡村を名乗っていました。
安登11:18発普通広行き119M(モハ226-23)と広11:36発快速安芸路ライナー広島行き5617M(モハ226-27)で新広へ。呉市広地区の西部にある駅で、平成14年3月23日に開業しました。当初は簡易委託駅でしたが、想定を超える利用者数の多さに対応するべく平成28年7月から翌年3月にかけて駅舎の改装が行われ、みどりの窓口と自動改札機が設置されました。駅舎二階には就労支援作業所が入居しています。呉線は当駅を最後に全駅訪問達成。
新広11:44発快速安芸路ライナー広行き5605M(モハ226-42)と広11:51発普通糸崎行き116M(クモハ227-23)で三原へ。曇っているのをこれ幸いと駅周辺を散策し、昭和28年創業の本町食堂でカツ丼を頂きました。昭和の映画に出てきそうな時間が止まった雰囲気のお店でした。
三原もレベルの高い近代建築の多い街で、いつか泊まりで来たいものです。この後は、福塩線へ向かいます。
三原14:34発普通長船行き424M(モハ114-1195)と福山15:19発府中行き249M(クハ104-26)で鵜飼へ。府中市街の東部にある駅で、無人化後に駅舎が撤去されてブロック積みの待合所に改築されています。少し離れたところにある便所は昭和11年8月に建てられた古いもの。
鵜飼16:16発福山行き256M(クモハ105-31)で高木へ。ホーム上に昭和48年10月改築の待合所がある駅で、周辺には住宅が多いものの店などは少なめです。駅西側には「国府」の地名がありますが、備後国府があった場所はもっと府中市中心部寄りのようです。
高木16:46発福山行き258M(クモハ105-8)で福山に戻り、増結作業を見届けてから17:45発府中行き257M(クハ104-26)で折り返して備後本庄へ。国有化、新線切替後の昭和15年2月1日に開業した駅で、ICOCA導入に合わせて平成17年7月に駅舎入口部分が増築されています。福山市街の西北の外れに位置し、いくつかの学校の最寄り駅ですが、利用者は300人台にとどまっています。
福塩線および広島県内のJRはこれにて全駅訪問達成。備後本庄18:00発福山行き260M(クモハ105-1)、福山18:09発普通三原行き425M(クハ115-1404)、三原19:13発普通岩国行き341M(クモハ226-41)を乗り継いで新白島へ。駅前のマクドで時間を潰してから21:55発普通糸崎行き350M(クモハ227-62)で広島へ戻り、22:15発ジャムジャムエクスプレス522便で大阪へ帰りました。