まだ見ぬ駅を求めて~逆瀬の駅巡り旅~

駅巡りの記録をひたすら載せていくブログです。やたら更新する時と全く更新しないときがあります。

8/14 近畿地方庁舎めぐり+東海道本線・おおさか東線駅巡り

この日は解体予定の庁舎二つと近場で未訪問だった東海道本線2駅、おおさか東線の未訪問駅を巡りました

守山市役所 旧庁舎

宝塚5:24発快速松井山手行き4514M(クハ207-115)、尼崎5:46発普通京都行き(クハ204-104)、大阪5:54発快速長浜行き700M(クモハ223-2087→京都で車間移動→クハ222-2087)を乗り継いで守山へ。守山市役所はこの日から新庁舎で業務開始で、先週末で役目を終えた旧庁舎はひっそりと静まり返っていました。旧庁舎は昭和40年に野洲郡守山町役場(守山総合ビル)として建てられたもので、昭和45年7月1日の市制施行後は守山市役所として半世紀以上に渡って使われてきました。

守山市役所 新庁舎

この日は業務開始となる新庁舎は設計:隈・安井設計JV、施工:竹中工務店で、いかにも隈研吾といった感じのデザイン。

JAレーク滋賀吉見支店(旧:JAおうみ冨士本店)

市役所と道路を挟んで建つ農協の建物も建て替え工事中。高度成長期も撮れるうちに記録しておくに越したことはありません。

守山の街並み

守山は中山道六十九次67番目の宿場町で、今も中山道沿いに古い建物が何軒か残っています。上写真中央の町家は69日の短命内閣だった第75代総理大臣・宇野宗佑の実家の造り酒屋で、現在は「うの家」として開放されています。

旧U写真館

焼肉 結

市役所から駅へ戻る道中で近代建築も撮影。小粒ながらいい味を出している建物が残っていました。

玉水駅

守山8:00発新快速姫路行き3412M(クハ222-2087)、京都8:45発区間快速奈良行き3653M(サハ221-20)で玉水へ。綴喜郡井手町の玄関口で、平成30年12月15日に橋上化されています。前回訪問は旧駅舎時代だったので、あまりの変わりように驚くばかりです。

旧:綴喜郡井手町役場

駅近くの綴喜郡井手町役場は去る7月18日に新庁舎に移転済み。旧庁舎は本館が昭和43年7月、西別館が昭和55年1月、議会棟が昭和63年6月の建設で、木津川に近い浸水域に位置していたことから、山の手の田園地帯の中に移転しました。井手は奈良時代の貴族・橘諸兄ゆかりの地として知られています。

大阪駅21番ホーム

玉水9:52発みやこ路快速京都行き2606M(モハ220-16)、京都10:30発新快速姫路行き3439M(サハ223-2026)、新大阪11:04発おおさか東線大阪行き2439S(クモハ221-25)で大阪へ。3月18日に開業して以来まだ一度も訪問していなかった大阪駅うめきた新駅を撮影。あくまでも大阪駅の一部なので訪問駅数にはカウントしません。

大阪駅うめきた地下口

改札口には顔認証システム付きのゲートが導入されています。全体的に近未来的な雰囲気が漂いますが、この駅が真価を発揮するのは周辺の再開発がもっと進んでからになるでしょう。まだシャッターが下ろされたままの通路が目立ち、「準備中」といった感じです。

茨木駅

梅田で待ち合わせてフォロワーと昼食を一緒に食べてから大阪13:53発快速米原行き772T(クモハ223-3040)で茨木へ。茨木市の代表駅で、新快速通過駅としては最も利用者の多い駅です。駅舎は昭和44年10月1日に橋上化、平成27年3月16日にリニューアルされているのでそれほど古い駅舎には見えません。

JR総持寺駅

茨木14:19発普通高槻行き(クモハ321-19)でJR総持寺へ。平成30年3月18日に開業した駅で、駅前にはエレベーターを製造するフジテックの本社があります。駅名の由来は西国三十三所第22番札所の総持寺で、駅舎も総持寺をイメージしたデザイン。駅名公募時に最多だったのは「安威川」で、わざわざ阪急の駅名に被せに行かなくてもという感じがします。

南吹田駅

JR総持寺14:29発普通須磨行き(クモハ320-23)、茨木14:37発快速網干行き779T(クハ221-6)、新大阪14:55発普通久宝寺行き2470S(クモハ221-25)で南吹田へ。ここからはおおさか東線の駅を巡っていきます。おおさか東線が放出から新大阪まで延伸開業したのは平成31年3月16日。いつのまにか4年も経っていましたが、乗るのも今回が初めてです。南吹田は東海道本線を跨いで別れてからすぐのところにある駅で、仮称は「西吹田」でした。吹田市内に位置するものの、両隣が大阪市内のためか運賃計算上は「大阪市内」の駅として扱われます。

JR淡路駅

南吹田15:13発普通久宝寺行き2472S(クハ221-10)でJR淡路へ。東淀川区内にある唯一のJR駅で、阪急淡路駅へは徒歩五分ほどで乗換可能です。平安時代菅原道真太宰府に流される途中、船が着いた当地を淡路島と勘違いしたという伝承から淡路の地名が付いたと言われています。

城北公園通駅

JR淡路15:31発普通久宝寺行き2474S(クハ221-7)で城北公園通(しろきたこうえんどおり)へ。旭区にある唯一のJR駅で、都島区との境界が近接しています。仮称は「都島」でしたが、地下鉄都島駅と離れていることなどから反対意見が多く上がっていました。駅名の由来は駅北方を通る道路で、当地は大正14年4月1日の大阪市編入まで東成郡城北村(しろきたむら)でした。私はこの辺りに縁がない人間なので、実際乗ってみるまでは「じょうほく」だと思っていました。駅近くの都島区毛馬は江戸時代の俳人与謝蕪村の出身地です。

大東さくら児童公園

駅前の大東さくら児童公園はバスの廃車体が倉庫代わりに置かれています。ネット上にはトロリーバスの廃車体としてしている情報もありますが、車体の形状から見てものコックバスをスケルトン風に改造したいわゆる「バケルトン」ではないでしょうか。貴重な個体なのでできることなら復元してほしいものです。

JR野江駅

城北公園通16:03発普通久宝寺行き2478S(クハ221-62)でJR野江へ。京阪野江駅に近接した駅で、地下鉄谷町線野江内代駅へも乗換可能です。正面から撮れない城北公園通とは対照的に、正面から一歩引いて撮るのが一番綺麗に写る駅です。

鴫野駅

JR野江16:23発普通久宝寺行き2480S(クハ221-49)で鴫野へ。片町線との乗換駅で、この先、放出まで一駅間並走していきます。おおさか東線開業前に一度訪問していますが、駅の増改築で当時からはだいぶ変化しています。

衣摺加美北駅

鴫野16:41発普通久宝寺行き2482S(クハ221-80)で衣摺加美北へ。JR総持寺と同日、平成30年3月17日に新設された駅で、東大阪市衣摺(きずり)と隣接する大阪市平野区加美北に跨っています。仮称は「衣摺」で、大阪市平野区加美には既に「加美」「新加美」があることを考えると「衣摺」のままの方がシンプルでわかりやすかったのではないかという気がします。

おおさか東線はこれにて全駅訪問達成。衣摺加美北17:06発普通大阪行き2491S(クモハ221-49)、放出17:17発快速篠山口行き5503M(クハ206-1024)を乗り継いで宝塚へ帰りました。