まだ見ぬ駅を求めて~逆瀬の駅めぐり旅~

駅めぐりの記録をひたすら載せていくブログです。やたら更新する時と全く更新しないときがあります。

北杜夫没後十年

今日で作家の北杜夫さんが亡くなって10年になります。当時私は小学6年生で、パソコンの授業の時にトップページのYahoo!Japanに「北杜夫さん死去」と出ていたのを見て、「祖父(北さんと同じ昭和2年生まれで当時すでに故人)の本棚にあった人だな」と思ったのを覚えています。当時はまだ作品に触れたこともなく、その人となりも知りませんが、後に興味を持って高校生の時から読むようになりました。

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青山脳病院跡

それから10年という節目の年、せっかくなので港区青山の青山脳病院跡にある斎藤茂吉歌碑を見に行ってきました。北さんの祖父にあたる斉藤紀一が開設した精神病院で、ローマ式建築が名物でしたが、関東大震災で焼失。再建後は松沢に本院が移り、小さな分院となりましたが、昭和20年の空襲で焼失しました。この病院については『楡家の人びと』にその全盛期から没落までが書かれています。病院を経営する斎藤一族も病院のそばに住んでいたので、ここが北杜夫生家跡ということになります。その作品の生み出されるルーツとなった場所ですが、もはや作品に登場する戦前とは違い過ぎて面影は全くありませんでした。