まだ見ぬ駅を求めて~逆瀬の駅めぐり旅~

駅めぐりの記録をひたすら載せていくブログです。やたら更新する時と全く更新しないときがあります。

1/21 豪雪の野岩鉄道・会津鉄道駅めぐり その1

3月ダイヤ改正野岩鉄道会津鬼怒川線の列車が大幅減便されると聞き、「ゆったり会津東武フリーパス」で会津鉄道会津線と合わせて駅をめぐってきました。

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特急リバティ会津

高田馬場5:26発山手線外回り0561G(モハE235-74)、日暮里5:58発常磐線533H(モハE230-113)、北千住6:11発急行南栗橋行き531K(5401)、南栗橋7:02発急行東武日光行き31(24431)を乗り継いで下今市へ。下今市からは8:16発特急リバティ会津101号会津田島行き1101(510-3)に乗車。下今市から先の区間では特急列車にも普通乗車券のみで乗車できるのがありがたいところです。鬼怒川温泉辺りでも雪は積もっていましたが、北へ向かうにつれて車窓に見える雪の量が増えてきました。

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川治温泉駅

新藤原から野岩鉄道会津鬼怒川線に入り、2つ目の川治温泉で下車。昭和61年10月、野岩鉄道の開業と同時に開設された駅で、島式1面2線のホームがいかにも公団建設線らしい雰囲気です。大谷石を使った駅舎は凝った造りでなかなか立派ですが、窓口は休止していて人気も無く、寂しげな雰囲気でした。意匠設計は中山繁信氏という建築家だそうです。駅があるのは藤原町小網の集落で、駅名になっている川治温泉へは隣の川治湯元駅の方が便利です。

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森山欣司胸像

駅前には第一次大平内閣で運輸大臣を務めた地元選出の国会議員、森山欣司氏の胸像が建てられています。野岩鉄道会津鬼怒川線の建設に尽力し、その開通を見届けた翌年に亡くなりました。奥さんは昨年亡くなった森山眞弓氏(第一次小泉内閣法務大臣)です。ご覧の通り雪を被って忘れ去られたような感じでしたが、東京浅草から特急一本でこの駅まで来ることができるのも彼のおかげでしょう。

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小網ダム

駅周辺に温泉旅館はありませんが、その代わりに小網ダムがあります。昭和33年竣工の重力式コンクリートダムで、その上を渡ることができますが、雪が降っていて風も強いので反対側までは行きませんでした。

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川治湯元駅

川治温泉9:52発快速AIZUマウントエクスプレス会津若松行き3155(AT751+AT601)で川治湯元へ。川治温泉の最寄り駅で、高架下にこじんまりとした駅舎があります。駅自体は川治温泉駅の方が立派でしたが、こちらの方が温泉に近いだけあって利用者も多く、エレベーターも設置されています。温泉街へは徒歩10分ほどですが、駅からは見えず、宿泊者は旅館の送迎バスを利用するようです。

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名誉駅長 かわじい

駅前ロータリーには名誉駅長のゆるキャラ「かわじい」の像がありますが、こちらも雪を被っていました。口周りに着けられたマスクだけが辛うじて確認できます。雪国では生きた人間だけではなく像も大変なようです。

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龍王峡駅

川治湯元10:17発普通新藤原行き854(6176)で龍王峡へ。景勝地龍王峡の最寄り駅で、駅前にはドライブインや土産物店などが集まっているため、線内の他の駅と比べると賑やかな印象を受けます。ホームより高い位置にある駅舎はこじんまりとしているものの窓口が設置されています。

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龍王峡駅 ホーム

駅舎から長い階段を下ったところにあるホームは、新藤原寄り半分がトンネルの中で、福知山線武田尾駅棒線駅にしたような駅だなという印象を受けました。ホームから見えるのは壁と谷底だけで、ここだけ見ると駅前の様子は想像できません。

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男鹿高原駅

龍王峡10:40発普通会津田島行き853(6276)で男鹿高原へ。福島県との県境近くの山の中にある無人駅で、周辺に人家が一軒もないことから「秘境駅」として知られています。駅舎はなく、地下鉄の駅のような入口が雑木林の中の細道に向かって口を開けているだけです。現状でも特急リバティ会津のほとんどが通過し、快速AIZUマウントエクスプレスも停まらないことから停車本数は多くありませんが、3月ダイヤ改正以降は一日5往復の普通列車が停車するのみとなり、訪問難易度がぐっと上がりそうです。

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男鹿高原駅 ホーム

一日の平均乗車人員は一人以下と、JR北海道ならとっくに廃止していそうな利用者数ですが、訪問時は除雪されている方がいました。野岩鉄道会津鬼怒川線は利用者の少ない駅でも管理が行き届いているような印象を受けますが、これも全部で9駅しかなく、全線のほとんどが日光市内というコンパクトな路線だからこそできる技なのでしょう。苦しい状況ではありますが、頑張ってほしいものです。

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中三依温泉駅

男鹿高原12:10発普通下今市行き320(6176)で中三依温泉へ。平成18年3月に「中三依」から改称された駅で、昭和30年に藤原町と合併した旧・塩谷郡三依村の中心近くに位置します。山間の村に開業した公団建設線の駅といった風情で、開業時は折り返し列車も設定されていましたが、現在は無人駅です。待合室はホーム入口にあります。駅名の由来になった中三依温泉は平成4年に湧出した新しい温泉で、キャンプ場と一体となって運営されていますが、冬季は休業しています。

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中荒井駅

中三依温泉12:46発普通会津田島行き855(62103)で県境を越えて会津線内に入り、中荒井へ。昭和22年12月、会津線が荒海まで開業した際に設置された駅で、国鉄時代は木造駅舎がありましたが、会津鉄道への転換後にログハウス風駅舎に改築されました。駅名は明治の町村制で荒海村が成立するまで存在した旧・南会津郡中荒井村に由来します。ホーム、駅入口ともに除雪の後に雪が積もって歩くのにも苦労する状態だったので、待合室設置のスコップで最低限除雪をしておきました。

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七ヶ岳登山口駅

中荒井13:54発普通東武日光行き326M(61103)で七ヶ岳登山口へ。昭和28年11月、会津線会津滝ノ原まで全通した際に「糸沢」として開業した駅で、会津鉄道への転換時に改称されました。駅舎は中荒井と同型のログハウス風です。標高1635.8m、日本三百名山の七ヶ岳への最寄り駅で、一日平均乗車人員はわずか8人、国道121号や集落を見下ろす高台にあります。

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会津山村道場駅

七ヶ岳登山口14:55発普通会津田島行き315M(6279)で会津山村道場へ。平成13年7月に開業した新しい駅で、野外活動体験施設・会津山村道場への最寄り駅です。駅入口に待合室が設置されていますが、除雪されている方がいたので、駅入口側の方はあまり撮影できませんでした。

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会津荒海駅

雪道を15分ほど歩いて会津荒海へ。昭和22年12月、会津田島から伸びてきた会津線の終点「荒海」として開業した駅で、会津滝ノ原延伸までの6年間は終着駅でした。会津鉄道への転換時に改称されて「会津」が冠されています。昭和30年の合併で田島町となった旧・南会津郡荒海村の玄関口で、駅前の集落は大きいものの、特急と快速の大半は通過します。駅舎は会津鉄道と田島町農協が合同で建築したもので、南会津で広く栽培されている尾瀬リンドウをイメージしていますが、農産品直売所は閉じられて久しいようです。

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会津荒海に停車する下今市行き330M

しばらく待っていると15:57発普通下今市行き330Mがやってきました。対向列車との待ち合わせのため3分間停車します。会津荒海は会津高原尾瀬口会津田島会津線電化区間では唯一の交換可能駅のため、多くの列車が当駅で行き違いを行います。

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会津荒海で交換する6050系

会津荒海15:58発普通会津田島行き319M(6273)に乗車。3月ダイヤ改正では会津鉄道線内への野岩鉄道の普通電車の乗り入れも廃止されるため、これらの中間駅に電車が停車する風景もまもなく過去のものとなります。

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電車の終点・会津田島

8分で終点・会津田島に到着。ここは会津鉄道の途中駅に過ぎませんが、浅草から下今市、新藤原、会津高原尾瀬口を経て続いてきた電化区間はここで終点で、この先は全て気動車での運転となります。気動車についても快速を除き当駅でほとんど分断されているため、この駅が野岩鉄道会津鉄道の境界かのような印象を受けますが、ダイヤ改正以降は普通電車がやってこなくなるので、大きく様変わりしそうです。

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ふるさと公園駅

会津田島16:36発普通会津若松行き2320M(AT552+AT501)でふるさと公園へ。平成14年8月に開業した新しい駅で、大川ふるさと公園の最寄り駅です。正直全国どこにでもなりそうな個性の薄い駅名ですが、大川ダム公園との混同を避けるために「大川」を冠さなかったのでしょう。ここでも地元の方が駅のスロープの除雪をされていました。

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田島高校前駅

ふるさと公園17:21発普通会津田島行き2315D(AT502+AT551)で田島高校前へ。昭和26年11月に「田部原」として開業した駅で、会津鉄道への転換時に改称されました。田島高校の最寄り駅で、ホーム上には国鉄時代からの大きな木造待合室があります。

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田島高校前駅

駅入口には基礎がブロック積みの木造上屋があります。駅舎にしては簡素ですし、待合所にしても中途半端ですが、国鉄時代の写真にも写っており、造りから見るに結構古そうです。駅舎入口の車寄せを残したもののようにも見えますが、果たして何なのでしょうか。

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会津田島駅

3分遅れの田島高校前18:15発普通会津田島行き2317D(AT752)で会津田島へ。南会津地方の中心で、平成18年の合併で南会津町となった旧・南会津郡田島町の玄関口です。この日は駅から徒歩5分ほどのホテルニューセンチュリー63に泊まりましたが、飲食店がほとんど開いていなかったので、ヨークベニマルでおつとめ品の弁当を買って食べました。翌日も引き続き会津・野岩の駅をめぐっていきます。