6/27 松本・諏訪・伊那建築巡りドライブ
6/27~28の二日間、信州をドライブして建築を巡りました
前夜21:40になんばを出たどっとこむライナーSY3302-1便が松本駅東口に着いたのは4:38。小雨が降っていますが、レンタカーを借りる時間まで松本の近代建築をちょっとだけ見て回るとしましょう。
松本市役所は本庁舎が昭和34年、東庁舎が昭和44年建設。いずれも老朽化していることから新庁舎建設計画が進められています。
松本は大きな街なのでさすがにすべての近代建築を見て回ることができず、一部は次回に巡ることにして松本駅へ。駅前ロータリーでは務台俊介議員が演説をしていて、この日が29年の節目となる松本サリン事件のことやプリゴジンの反乱などについて話していましたが、護衛などもないので昨今の風潮的に心配になってしまいます。
レンタカーを借りてまずは岡谷へ。現在は中央印刷本社として使われているこちらの建物は製糸業で財閥を築いた片倉組の本部事務所として明治43年に建てられたものです。
岡谷は製糸業で栄えた街で、製糸関係を中心に「宝庫」と言っていいくらい多くの近代建築が残っています。見落とした建物も多そうで、また来なければなりません。
続いて諏訪(高島)へ。諏訪湖東岸の高島は諏訪氏高島藩三万石の城下町として栄えたところで、城跡のすぐ隣に市役所があるのは松本と同じです。諏訪市役所は昭和44年竣工。
諏訪もまた近代建築の宝庫で、良質な近代建築が数多く残っており、建物を見ながら散策するだけでお腹いっぱいになれます。片倉館など有名どころは次回に見るとしましょう。
公民館や農協建築を見ながら茅野へ。岡谷や諏訪ほどではないほどにしろ茅野にも近代建築は残っていますが、時間も押してるので今回はスルー。
茅野郊外の集落にあるこちらの建物、明治時代に建てられた旧銀行らしいですが、ぱっと見は普通の集会所にしか見えません。
杖突峠を越えて上伊那へ。農協長藤支所は令和2年3月末閉所との貼り紙がされていました。
山を下って高遠へ。高遠藩の城下町として栄えたところで、ここもまたゆっくりと来たくなるような街です。
国道から一本入ったところには平成30年11月25日まで使われていた旧高遠町総合支所が残っています。昭和41年に高遠町役場として建てられたもので、平成18年3月31日の伊那市との合併以降は総合支所として使われました。使われなくなって5年が経ちますが、解体工事の入札が行われているので近いうちに解体されることでしょう。
伊那公園、北の原公園、与田切公園と南下しながら保存車を撮影。SLの保存車は定番のD51ですが、珍しい専用線動力車もありました。
農協建築や近代建築を見ながら南下して飯田へ。慌ただしく見てきましたが、密度の濃い一日でした。
夕食は丼々恋 グルメ館で。メニューが豊富で近くにあったら通うだろうなと思えるようなお店でした。この日はホテルエルボン飯田に宿泊。日の長さを利用して翌日も信州の建築を巡っていきます。