3/21 南海本線系統駅めぐり その3
淡輪14:08発普通和歌山市行き6845(7138)でみさき公園へ
閑散としていて人気がありませんが、ホームは広く上屋も風格を感じさせます
かつては淡路島や徳島へのフェリーの乗り換え駅として栄えた駅ですが、今ではフェリーの発着もなく、ひっそりとしています
昭和23年開業時からのものと思われる駅舎
小さな駅舎ですが、繁忙期にはこの駅舎の改札だけでは対応できなかったようで、駅舎外に臨時改札も設けられています
使われなくなって久しい臨時改札
ラッチの多さが繁忙期のこの駅の利用者がいかに多かったかを示しています
今となっては無用の長物ですが、それでも残されているのは解体する費用すらないということでしょうか
ホームは港町を見下ろす築堤上にあります
かつては交換可能駅だったようで、使われなくなった対向ホームが草むして残っています
階段を降りたところに小さな木造駅舎があります
横に見えるアーチ橋がなかなか印象的です
駅近くの跨線橋から見た廃ホームへの階段
草木に埋もれた階段とアーチ橋の組み合わせはまるで遺跡のようです
ホームは櫛形でいかにも終着駅といった風情
ホームは1面しか使われておらず、降車ホームは草むしています
かつては淡路島へのフェリーに深日港で連絡する難波からの急行「淡路号」が発着していたため、重要な駅だったようでホームは駅の規模を考えると無駄に立派です
写真のみさき公園出口駅舎は平成2年に改築された海をイメージさせるヨットのデザインを取り入れたものです
駅裏のような東出口
家族連れで賑わうみさき公園側の出口に比べるとひっそりとしています
大阪和歌山の府県境の山間にある駅で、南海本線の駅の中ではもっとも利用者数が少ない駅です
駅前に国道が走っており、車が頻繁に行き交いますが、歩いている人を見かけることはありませんでした
次の列車が府県境を越えて和歌山県へと入ります