消えた駅舎2016
早いもので2016年ももう終わりです。振り返ってみれば今年新たに訪問した駅は575駅トータルでの訪問駅は1388駅になりました
訪問した駅の中には駅舎が改築されてしまったり、駅自体が廃止されてしまった駅もあります。今日は未訪問の駅も含め今年消えた駅舎について振り返っていきます
1月
分割民営化時に信号場から昇格した駅で、待合室は信号場時代の詰所を再利用したモルタルのものでしたが1月中旬に解体され、3月に新駅舎が建てられました
昭和14(1939)年12月築の木造駅舎。1月19日から解体、新駅舎は3月9日使用開始
大正5(1916)年11月開業、平成20(2008)年4月廃止。廃止後もそのまま残されていましたが1月31日に解体。跡地には休憩所が新築されました
2月
別所駅と合わせてそのうち行こうと思っていた矢先に、解体されたという情報が入ってきたので思いついたときに行っておくべきだと痛感させられました
3月
昭和61(1986)年6月改築。改築工事のため2月6日仮駅舎使用開始、旧駅舎3月上旬解体
昭和15(1940)年改築の駅舎。平成26年改築の予定だったのが延期に次ぐ延期で解体が始まったのは昨年12月12日。旧駅舎は3月10日の新駅舎使用開始後に解体
改築されるという噂を聞いて昨年の9月6日に訪問していましたが、それから半年後に解体されてしまいました
改札口がホーム上に移されて無用の長物と化していた駅舎が3月20日頃から解体され跡地は駐車場に転用されました
4月
明治40(1907)年8月開業時のものと思われる入母屋式木造駅舎。4月1日から新駅舎使用開始。
昭和4(1929)年11月開業時に建てられた洋風木造駅舎。4月23日から新駅舎使用開始。3月末訪問時には隣に新駅舎が完成していました
6月
昭和7(1932)年10月開業、今年3月26日廃止。開業時の木造駅舎が比較的良い状態で残されていましたが、6月中旬から解体されました
停車する列車は上下1本ずつしかありませんでしたが、周辺には人家も結構あり秘境という感じではありませんでした
昭和10(1935)年改築の木造駅舎。平成17(2005)年4月廃止後も残されてきましたが、昨年秋の暴風雨で屋根が破損。修理に多額の費用がかかることから解体が決定
駅舎の部材の一部は深名線 沼牛駅の復元改修のために活用されました
7月
大正14(1925)年7月開業時の木造駅舎。7月16日より新駅舎使用開始
3月末に訪問した時には既に新駅舎の一部が姿を現していました
大正9(1920)年10月開業、昭和43(1968)年8月営業休止、昭和47(1972)年5月廃止。廃止後、駅舎は農作業小屋として残されていましたが、老朽化で破損が激しかったため7月下旬に解体されました
8月
東京のオフィスビル街の中に残されていた古い木造駅舎で、牛込橋に直結する形で線路上に建てられていました。8月7日に仮駅舎使用開始
昭和2(1927)年11月開業時の木造駅舎。8月10日に仮駅舎使用開始。
8月2日に訪問した時には駅舎の隣でトイレを解体し、仮駅舎を建設している最中でした。仮駅舎完成までまだ時間がかかるのだろうと思っていましたが、訪問からわずか8日後には旧駅舎は役目を終えてしまいました
平成7(1995)年1月17日の阪神大震災で倒壊した旧駅ビルに変わって建設された「神戸阪急ビル東館」。2021年完成予定の新駅ビルへの建て替え工事が8月から本格化しました
昭和41(1966)年5月開業、公団高尾アパートと一体化した構造で当初は注目されましたが姫路駅から近すぎることが理由で利用が低迷し、昭和43(1968)年1月休止、路線廃止に伴い昭和54(1979)年1月廃止。その後はアパート部分と下層階の店舗部分のみが使用されてきましたが、耐震基準を満たしていないことから解体が決定。今年8月13日と14日に一般公開を行い、その後解体工事が開始されました
平成26(2014)年5月11日廃止後も残存していた木造待合室が8月中に解体されました
昭和22(1947)年8月廃止後は倉庫会社に貸し出され、倉庫として使用されていたが、倉庫会社の撤退により8月18日から解体工事が開始されました
9月
昭和62(1986)年改築の貨車駅舎。平成26年5月11日廃止後も残存していましたが9月中旬に解体されました
大正3(1914)年開業時のものと思われる木造駅舎。駅舎改築のため9月28日に仮駅舎使用開始
10月
昭和5(1930)年12月開業時の木造駅舎。10月1日に新駅舎使用開始
3月26日廃止後、待合室については保存しようという動きもあったものの、保存を断念し10月中旬に解体
昭和25(1950)年に改築された天井の高い個性的なスタイルの木造駅舎。4月の震災で大きな被害を受けたため10月下旬から解体
11月
大正11(1922)年開業時の木造駅舎。11月3日に仮通路使用開始、旧駅舎は上旬に解体
昭和50(1975)年12月改築の鉄筋コンクリート造の駅舎。廃止後も残存していましたが、11月14日から解体されました
昭和13(1938)年改築の木造駅舎。4月の震災で被災したため11月下旬から解体
写真は10月に阿蘇に旅行した友人が撮影したものを許可を得て褐載
12月
昭和42年2月改築。12月3日から仮駅舎使用開始。旧駅舎は来年2月から改築予定