まだ見ぬ駅を求めて~逆瀬の駅巡り旅~

駅巡りの記録をひたすら載せていくブログです。やたら更新する時と全く更新しないときがあります。

2/10 ダイヤ改正前の牟岐線駅めぐり

3月は出かけっぱなしで前回の訪問から1か月近く開いてしまいましたが、これからも移転まではこれまでと同じように不定期更新していく予定です。移転先どうしましょうかね

 
この日は「四国再発見早トクきっぷ」を使い、3月ダイヤ改正で大きく変化する牟岐線の駅を巡ります
イメージ 1
5時過ぎにネットカフェをチェックアウトして夜明け前の街を歩き、徳島駅
牟岐線の一番列車、5:45発普通海部行き4525D(1232)に乗り込んで南へと向かいます
イメージ 2
途中の日和佐で特急むろと2号5052Dと後続の普通534Dの交換のため21分間停車
イメージ 3
せっかくの停車時間なので駅舎を撮影
ウミガメで知られる海部郡美波町日和佐地区の玄関口で、昭和14年12月開業時の駅舎もウミガメの甲羅をイメージしたデザインにリニューアルされています
特急も停車する主要駅ですが無人化されており、乗車券は駅裏の道の駅で販売されています。とは言え駅舎ももぬけの殻というわけではなく、観光案内所が入居することで活用されています
イメージ 4
8:03着の阿波海南で下車
合併で海陽町となった旧海部郡海南町の駅で、昭和48年に開業した単式ホームだけの駅ですが、交換設備を増設するための敷地が確保されています。阿佐海岸鉄道へのDMV導入の際には牟岐線阿佐海岸鉄道の乗換駅となるそうですが、果たしてどのように変貌するのでしょうか
イメージ 5
駅前には「阿波海南駅前交流館」があり、実質的に駅舎の役割を果たしていますが、訪問時は外国人観光客の団体が室内で列車を待っていました。周囲には特にめぼしい観光地もなさそうなので、団体が来ているのは意外でした
イメージ 6
阿波海南8:16発普通徳島行き4542D(1232)で鯖瀬へ
海辺の集落を見下ろす築堤上にあるホームだけの無人駅です
イメージ 7
せっかくなので駅近くの海岸へ
綺麗な砂浜ですが、あまりの寒さに一通り写真だけ撮って退散しました
イメージ 8
鯖瀬8:59発普通海部行き4527D(1255)で終点の海部へ
牟岐線の終着駅、そして阿佐海岸鉄道の始発駅で、牟岐線を降りた乗客の多くが隣のホームに停まる阿佐海岸鉄道の列車へと乗り換えていきます
駅自体は列車の本数に似つかわしくない立派な高架駅ですが、エレベーターやスロープが設置されていないのでバリアフリーとは対極のところにあります
イメージ 9
高架下には一応駅舎と呼べるものがありますが、平成27年無人化されて現在は交流施設が入居しています。乗換駅ではあるもののあまりにも寂しい終着駅です
イメージ 10
駅の牟岐方面には「山のないトンネル」として知られる町内トンネルがあります
かつては山があったそうですが、宅地開発によって山が切り崩されて現在の姿になりました。雑誌やテレビで取り上げられたことで一躍有名になりましたが、多くの観光客を引き寄せるには至っていません
イメージ 11
海部9:44発普通牟岐行き4544D(1255)で牟岐
海部では甲浦から到着した阿佐海岸鉄道からの乗り換え客が乗り込んでくるまでは乗客は自分だけでしたが、甲浦からの列車が到着するとたちまち席のほとんどが埋まりました。終点の牟岐では特急むろと4号5054Dに接続しており、乗客のほとんどが乗り換えていましたが、むろと4号は3月16日ダイヤ改正で廃止となりました
イメージ 12
牟岐線南部最大の駅である牟岐は海部郡牟岐町の玄関口で、牟岐線の駅では数少ない直営駅でもあります。駅舎は昭和17年7月開業時に建てられたもので、JR四国の駅としては原型をよく留めていると言えますが、庇の銀色が周囲から浮いているように感じられます。最盛期には岡山からの特急「うずしお」が乗り入れるなど活況を呈していましたが、減便に次ぐ減便ですっかり寂しくなってしまいました。牟岐線自体の廃止も噂されていますがなんとか残ってほしいものです
イメージ 13
駅構内には朝の阿佐海岸鉄道への乗り入れ運用を終えたキハ40-2144が留置されていました。阿佐海岸鉄道への乗り入れも3月16日ダイヤ改正で取りやめとなりました
イメージ 14
牟岐町内を散策してから11:10発普通徳島行き4550D(1254)で山河内へ
山間の集落にあるホームだけの無人駅ですが、貨物ホーム跡が残っています
イメージ 15
次の列車への待ち時間で駅前を歩いてみたところ徳島市営バスの廃車体を発見
どうやら物置として使用されているようですが詳細は不明
イメージ 16
山河内11:38発普通牟岐行き4539D(1510)で辺川へ
のどかな里山の風景の中にあるカーブした片面ホームだけの小さな駅です
近くの陸橋から見下ろすといい感じの写真が撮れます
模型にしたくなるような光景です
イメージ 17
辺川12:21発普通徳島行き4552D(1255)で北河内
日和佐の町はずれにあるホームだけの駅で、開業時は「赤河内」を名乗っていました
すぐ隣を国道55号線が通っています。山河内同様に貨物ホーム跡が残されています
イメージ 18
北河内12:56発普通海部行き4543D(1568)で浅川へ
高台にあるホームだけの無人駅で、いかにも公団建設線の駅といった雰囲気です
駅前からホームまではスロープで結ばれているので海部駅と比べればバリアフリーに配慮されていると言えます(駅が造られた当時にはそんな概念はなかったでしょうが)
イメージ 19
浅川13:50発普通牟岐行き4554D(1568)と牟岐14:04発普通徳島行き4560D(1510)を乗り継いで一気に北上し、見能林で下車
阿南市街の外れにあるカーブしたホームだけの無人駅です。周囲には人家が多くこれまで見てきた駅と比べると利用客の多そうな印象を受けます
イメージ 20
見能林15:10発普通海部行き4555D(1504)で阿波福井へ
牟岐線の駅には珍しく昭和12年6月開業時の駅舎が残されています
かつては駅舎内にうどん屋が営業していたようですが平成25年ごろに閉店しています
駅前を通る国道55号線は交通量が多く、明らかに法定速度を越えているだろうと思われる速度で飛ばしていく車が多く見受けられます
イメージ 21
阿波橘15:45発普通徳島行き4564D(1564)で阿波橘へ
昭和11年3月開業時に建てられた木造駅舎が現役です
平成17年3月まで簡易委託駅だったため、駅舎内には窓口跡が残っています
特急「むろと」のうち、ダイヤ改正後も残った一往復のみは当駅に停車します
イメージ 22
阿波橘16:19発普通海部行き4561D(1229)で新野へ
昭和12年6月開業時の妻面に入口がある木造駅舎は、外観こそ板張りですが、内部はきれいに改装されています
駅名は「にいの」あるいは「にゅうの」と読みたくなるところですが、正しくは「あらたの」です
イメージ 23
新野16:50発普通徳島行き4568D(1568)で南小松島
小松島市の代表駅で、駅舎内にはパン屋が併設されています
駅舎は大正5年11月開業時のものをリニューアルしたもので、それほど古さは感じさせません。訪問時には窓口の営業時間は終了していました
イメージ 24
南小松島17:50発海部行き567D(1557+1248+1564)で阿南へ
徳島県第二の都市、阿南市の代表駅で、平成15年11月に橋上化されました
3月16日ダイヤ改正では、徳島~阿南間でパターンダイヤが導入され、普通列車が30分ヘッドで運転されることになり、大増発が行われました。一方阿南以南では特急むろとも含めて減便となり、牟岐線内でも阿南を境として明暗が分かれる形となりました
イメージ 25
1番線に停車する折り返し18:35発特急ホームエクスプレス阿南2号徳島行き5092D(キハ185-22+キハ185-19) ダイヤ改正で廃止されるとあって撮影する鉄道ファンの姿が多く見受けられました
イメージ 26
ホームエクスプレス阿南を撮影した後は18:59発普通板野行き576D(1503+1255)で徳島へ
イメージ 27
せっかく徳島に来たのだから徳島ラーメンを食べようと、徳島駅近くの「中華そば 萬里」へ 甘辛い牛肉と生卵の組み合わせがすき焼きを思わせる美味しいラーメンでした
イメージ 28
ラーメンを食べた後は前日と同じく徳島駅ホームでキハ40を中心にひたすら撮影をしてから、前日と同じ快活クラブに宿泊しました
 
この日の新規訪問駅は15、総訪問駅数は2351に達しました
翌日は徳島線の駅を巡ります