徳島線駅めぐりを実行したこの日、比較的温暖な徳島には珍しく雪が降っていました

徳島を出たときはまだまだ闇に沈んでいた車窓が明るくなるにつれ、雪を被った家々や白一面の田畑の姿が見えてきました

跨線橋や対向列車の屋根は雪で真っ白でした

まさか徳島がここまで寒いとは思っておらず、碌に寒さ対策をしてこなかったので当然ですが寒いです。普段はそれほど寒い地域ではないという証拠なのか駅舎内の待合室には入口側にしか扉が無く締め切りは不可能でした

積雪は西へ向かうにつれて多くなるようで、駅は小島以上に真っ白でした

旧事務室部分にはかつて飲食店が入居していたそうですが、現在は「空き店舗 募集中」の看板が掲げられています

駅のそばには風情のありそうな神社が二つもありました

昭和58年3月に改築された駅舎はプレハブのような簡素なものですが、かつては駅舎内に商店があったようです。ホームへと続く地下道へは駅舎内を通らずに行くことができます。駅舎のホーム側出入口は何故か施錠されていました
旧三好郡三加茂町の実質的な玄関口と言える駅で、全ての特急列車が停車します
駅舎内の旧事務室には「加茂ふれあい館さくら広場」という交流施設が入居しており、特急券の発売などが委託されています
駅舎は大正3年3月開業時の駅舎をリニューアルしたもので、四国のリニューアル駅舎の中ではかっこいい方だと個人的には思います



こちらも旧麻植郡山川町の駅で、木造駅舎はリニューアルされてゴテゴテとよく分からない飾りつけがなされています。左手の青い鉄骨を見たときは「駅舎左側の庇屋根が飛んでるじゃないか」と思いましたが、よく見てみると飾りでした

縁起駅名として知られる駅で、「ご入学」で知られることから入場券5枚セットが受験のお守りとして人気です。ただし当駅は無人駅なので入場券は普段は四国内の主要駅でのみ販売されており、駅員の派遣されてくる受験シーズンのみ当駅で買うことができるそうです。駅舎内の掲示によれば今年は1月1日から8日まで当駅で販売されたようです
半田そうめんで有名な旧美馬郡半田町の駅で、かつては島式ホームの交換可能駅だったようですが、棒線化されています

阿波半田は簡易委託駅で、この正木商店で切符の販売が行われていますが、訪問時は不在だったので、こちらに置かれているというスタンプも押すことができませんでした。「JR四鉄」という不思議な表記は「国鉄」から無理やり書き換えたことによるものなのでしょうか
阿波半田の駅裏辺りを歩いていると地元のおばあさんに話しかけられました。「背格好がウチの孫とよく似ていた」とのことで、どこから来たのかといったことでしばし世間話をしました


駅舎は建物財産標によれば明治32年8月開業時のもののようですが、リニューアルにより原型を留めていません
一方で写真のような看板もある辺り、深刻な軋轢も生まれているようです
駅舎はリニューアルされているものの原型を比較的留めています。ホームは片面

西麻植16:47発普通徳島行き470D(1562+1565)で牛島へ
訪問時は跨線橋の再塗装のために足場が組まれていました

ホームだけの簡素な無人駅で、周囲は田畑が広がっていますが、住宅も多く見受けられます。この日の駅めぐりはこの駅で終了、17:41発普通徳島行き472D(1510)で徳島へ

ネカフェ連泊の上、フェリーにはシャワーが付いていないとのことなのでキハ40が来ない時間帯を見計らって駅前ホテルの日帰り温泉で入浴を済ませました
ただしキハ40を最後まで撮っているとフェリーターミナルへの終バスには間に合わないのでフェリーターミナルへは歩いて向かいます

乗船予定のフェリーは日付が変わって2:55発 4時間半以上あるので寝にくいですが待合室の椅子に雑魚寝して仮眠を取りました