まだ見ぬ駅を求めて~逆瀬の駅巡り旅~

駅巡りの記録をひたすら載せていくブログです。やたら更新する時と全く更新しないときがあります。

4/30 GW九州遠征 平成最後の日に平成筑豊鉄道駅めぐり

九州遠征三日目、平成最後の日となるこの日は平成筑豊鉄道の駅を巡ってから、熊本の平成駅へと向かいました

 
イメージ 1
小倉を5:31発日豊本線普通宇佐行き2521M(クハ411-205)で出発し、30分かけて平成筑豊鉄道田川線の始発駅・行橋へ
イメージ 2
田川線は、行橋駅の都会的な高架駅の片隅から発車しており、JRのホームとの間には中間改札が設置されています
イメージ 3
朝一番の行橋6:04発直方行き2401D(405)で今川河童へ
田園地帯の中にある片面ホームだけの無人駅です。駅名の由来は近くを流れる今川の河童伝説だそうで、駅入口には河童のブロンズ像が設置されています
イメージ 4
今川河童6:17発行橋行き5201D(409)で美夜古泉へ
今川河童同様の無人駅で、行橋の昔の地名「美夜古」から名づけられました
イメージ 6
美夜古泉6:37発直方行き2403D(409)で東犀川三四郎
夏目漱石の小説『三四郎』の主人公のモデル・小宮豊隆の出身地であることからこの名が付きました。昭和18年までこの地は東犀川村でした
イメージ 5
犀川三四郎6:54発行橋行き5203D(412)で豊津へ
相対式ホームの交換可能駅で、国鉄時代は木造駅舎がありました
合併で京都郡みやこ町となった旧豊津町から駅名が取られているものの、駅の所在地は行橋市です。本来の豊津町にある隣の新豊津まで歩いて向かいます
イメージ 7
雨の中、農道を飛ばす車に水をかけられながらも14分歩いて新豊津へ
京都郡豊津町の町域にある唯一の駅ですが、豊津の中心市街地から離れた中山間地域にあります。駅の周囲に人家は少なく、駅前にはやたら広い駐輪場くらいしかありません
イメージ 8
新豊津7:36発直方行き2405D(412)で柿下温泉口へ
一軒宿のみの小規模な柿下温泉の最寄り駅で、目の前を国道のバイパスの高架が通っています。田川郡香春町と田川郡赤村の境界付近のためか線内では比較的山深い印象を受けます
イメージ 9
柿下温泉口8:19発行橋行き2211D(408)で油須原へ
明治28年に豊州鉄道の駅として開業した当時からの木造駅舎が残る駅です
窓口などに昔の姿を色濃く残す築124年の駅舎は、映画『東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~』やドラマ『金田一耕助VS明智小五郎』のロケにも使用されました。国鉄時代には豊前川崎・大任とを結ぶ油須原線の計画がありましたが、結局実現しないままに終わりました
イメージ 10
油須原8:49発直方行き2409D(407)で内田へ
中山間の道道沿いにあるホームだけの無人駅で、赤駅との間に登録有形文化財の内田三連橋梁があります
イメージ 11
内田9:08発行橋行き2215D(409)で崎山へ
昭和29年4月に信号場として開業し、昭和31年に駅に昇格した駅です
駅舎は信号場時代からのものと思われ、他には類を見ない個性的な形をしています
イメージ 12
駅舎は、これが現役の駅なのかと思うほどのオンボロっぷりで、2階建て部分は蔦に侵食されています。扉の一部が壊れて穴が開いていたので中を覗き込んでみましたが、どう見ても廃墟です。不名誉ですが「日本で一番ボロい駅」の称号を与えてもいいくらいだと思います。何とか令和時代まで生き延びたものの果たしていつまで残るでしょうか
イメージ 13
崎山9:34発直方行き2413D(408)で源じいの森へ
自然公園「源じいの森」の最寄り駅で、駅前には源じいの森温泉があります
駅を出た直方行きの列車は写真奥の緑のトンネルに消えていきました。沿線の木を最低限しか切らないのか、平成筑豊鉄道に乗っていると結構緑のトンネルを見かけます
イメージ 14
源じいの森9:53発行橋行き2217D(403)で犀川
合併で京都郡みやこ町となった旧犀川町の中心地にある駅で、平成5年1月改築の「ユータウン犀川」は町民ホール・喫茶店・商工会議所との合築駅舎です
面白い形をしていますが、駅前がそれほど広いわけではないので全景を写真に収めるのには苦労します
イメージ 15
犀川10:22発直方行き2415D(409)で上伊田
JR日田彦山線との合流地点にある駅で、ホームの前を日田彦山線の線路が通っていますが、そちらに駅はありません
当駅は平成13年に新設された駅ですが、昭和60年に廃止された添田線にも同名の「上伊田駅」がありました
イメージ 16
伊田から15分歩いて田川市から香春町に入り、隣の勾金へ
田川高校の最寄り駅で、半分化された入母屋屋根の木造駅舎が残っていますが、美容院として使用されているので、乗客が入ることはできません
平成元年まで日本セメント専用線が分岐していたためか構内は広く、レンガ積みの危険品庫も残されています
イメージ 17
勾金11:38発行橋行き2221D(405)で赤へ
田川郡赤村役場の最寄り駅で、駅周辺に公共施設は集中しているものの、人家はほとんどありません。駅前には未成に終わった油須原線の用地を転用したトロッコ列車の線路があり、イベント時などに運転されるようです
イメージ 18
赤12:07発直方行き2419D(411)で金田へ
合併で田川郡福智町となった旧金田町の中心駅で、伊田線糸田線が乗り入れています。平成筑豊鉄道の本社と車両基地のある駅で、駅舎内の窓口では常備券を売っています。せっかくなので改元関連の切符類を購入。この日は10連休中唯一の窓口営業日でした
イメージ 19
駅の裏手には、平成元年の三セク転換時に製造され、平成23年まで活躍した304が保存されています。運転体験に使用されるほか、ギャラリー等としても使用されるようで、スカートにはエアコンの室外機が増設されています
イメージ 20
13:05には直方から「ありがとう平成」HMを付けた412が到着
改元という一大イベントを記念した車両には、鉄道ファン以外の利用客もカメラを向けていました
イメージ 21
金田13:09発直方行き1236D(409)で、終点の直方へ
JR筑豊本線との乗換駅で、JRの駅とは別に出入口があります
 
直方からはJRに乗って博多経由で熊本の平成駅を目指します