まだ見ぬ駅を求めて~逆瀬の駅巡り旅~

駅巡りの記録をひたすら載せていくブログです。やたら更新する時と全く更新しないときがあります。

2/11 厳冬の釧網本線&根室へ 

北海道遠征5日目は釧網本線の駅を中心に巡りました。

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細岡駅

釧路を6:03発普通網走行き4726D(キハ54-517+キハ54-515)で出発、6:26着の細岡で下車。釧路湿原の真っただ中にある無人駅です。他に中高年男性2人が下車しましたが、駅ノートによれば駅の近くに撮影地があるらしくどうやらSLを撮りに来た人たちだったようです。

駅舎は平成5年3月に改築されたログハウス風のもので、周囲に人家はほとんどありませんが、観光客の利用がそこそこあるので当分は安泰そうです。

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遠矢駅

細岡6:44発普通釧路行き4721D(キハ40-1779)で遠矢へ。釧路郡釧路町にある駅で、屋根なし跨線橋で結ばれている駅裏に住宅街が広がっています。駅舎は昭和63年10月改築で、入口には「トイレありません」と手描きの貼り紙がありました。

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釧路で並ぶキハ54

遠矢7:41発普通釧路行き4723D(キハ54-519)で釧路へ。予定では大楽毛行きに乗り換えて根室本線新富士~西庶路の各駅を訪問しに行く予定でしたが、ホームのどこにも大楽毛行きは停車していません。祝日でも平気で授業をやる非人道的な大学にいるせいですっかり忘れていましたが、この日は祝日。平日のみ運行の大楽毛行きは運転されていないのでした。さてどうしようと思って時刻表を見てみると、ちょうど今から根室に行って折り返して来ればいい感じの時間になることが判明。根室駅だけ未訪問のまま残っているのでこの機会に行ってみることに。

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最果て感を感じさせる車窓

釧路8:18発普通根室行き5627D(キハ54-514)に乗り込んで一路根室を目指します。東根室根室を除けば一昨年夏に何度も通った区間ですが、冬に乗るとまた違った景色です。特に落石あたりの最果て感漂う風景は冬に見ると余計に寂しさを感じさせます。

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根室

10:49 根室着。日本最東端の終着駅かつ有人駅で、根室市の代表駅です。駅舎は昭和34年7月に改築されたもので、待合室は広く取られていますが、ホームは一本だけで留萌駅と比べても小さな駅と言った感じです。平成17年に放送された「列島縦断 鉄道乗りつくしの旅」のゴールがこの根室駅だったのを子供心に覚えていて今も印象に残っています。あの番組からもう15年も経つのですね。

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釧路駅

根室11:03発快速はなさき釧路行き3628D(キハ54-514)で慌ただしく折り返し釧路へ。根室市内を散策できなかったし、納沙布岬にも行けてないのでまたゆっくりと来たいですね。

釧路では釧網本線への乗り換え時間が約一時間あるので駅併設の釧祥館のザンたれ丼で昼食。590円とリーズナブルです。

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札弦駅

釧路14:14発普通網走行き4730D(キハ54-526)で札弦へ。乗車時間は約2時間、すっかり日も傾いています。斜里郡清里町にある駅で、駅名はアイヌ語の「サクル(夏・道)」または「サッル(乾いた・道)」に由来します。昭和31年4月までは「札鶴」という表記でした。駅裏にはベニヤ工場があり、かつてはそこまでの専用線が伸びていたそうです。

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斜里岳を望む駅

駅前通りの奥には日本百名山の一つ・斜里山の雄姿が聳え立っています。事前にこれを知らずに降りたので駅前の景色を見たときには思わず息をのみました。雪を被った山というのはどうしてこんなに美しいのでしょうか。

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札弦駅と4729D

16:27発普通釧路行き4729D(キハ54-524+キハ54-507+キハ54-508)で札弦を後にします。

17:07 川湯温泉美留和で鹿と接触のため急ブレーキがかかり、運転再開まで13分かかりました。北海道の列車に乗るとこういうトラブルは日常茶飯事ですが、警笛を鳴らしてるのに鹿もどうしてさして早くもない列車に気付かないのかなと思います。

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茅沼駅

10分遅れで茅沼に到着。タンチョウが見られることで有名な駅で、平成元年に改築された駅舎はログハウス風デザインです。想像以上に真っ暗で駅周辺は何も見えませんが、星空が綺麗でした。

列車を待っているとタンチョウらしき鳴き声や雪の上を何かが歩く足音が聞こえてきましたが、姿を確認することはできませんでした。

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茅沼駅と4734D

8分遅れの18:22発普通摩周行き4734D(キハ40-1779)で茅沼を後にします。列車は茅沼駅に入線する直前に汽笛を鳴らして停止していましたが、タンチョウが退くのを待っていたのでしょうか。

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標茶

4734Dは標茶で列車交換のため18:56まで停車。その停車時間を利用して駅舎を撮影します。三角形が特徴の駅舎は昭和49年12月に改築されたもので、平成11年12月にリニューアルされています。平成元年までは標津線が分岐していました。

駅前にはセブンイレブンがあって便利です。北海道のこの手の駅と言うのは窓口営業時間が終わって日が暮れると途端に寂しくなるので、駅前に明るいコンビニがあると人の気配が感じられてホッとします。

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磯分内駅

さらに一駅乗って磯分内で下車。川上郡標茶町の集落にある駅で、昭和12年12月改築の木造駅舎がコンパクト化されて残っています。

駅近くにセイコーマートがあるので、列車の待ち時間にそこまで歩いてホットシェフの豚丼を買ってきて待合室で食べました。

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夜の美留和

磯分内19:56発普通網走行き4736D(キハ54-525)で美留和へ。駅前に民宿の御主人が迎えに来てくださっていました。

この日は美留和駅徒歩5分の民宿ましゅまろに宿泊、宿泊者は自分一人だけでした。