まだ見ぬ駅を求めて~逆瀬の駅めぐり旅~

駅めぐりの記録をひたすら載せていくブログです。やたら更新する時と全く更新しないときがあります。

3/26 春雨の日南線駅めぐり その1

3月も末になると、例のウイルスの感染者数の増加から不要不急の外出の自粛が呼びかけられるようになりましたが、一か月以上前から決めていたのと、行き先が基本的に無人駅なので集・近・閉を避けつつ旅行できるだろうと思ったのとで、日南線駅めぐりは決行することになりました。(緊急事態宣言発令後は駅めぐりは自粛したので、泊りがけでの駅めぐりはこれが最後になりました)

 

高田馬場を4:56発山手線内回り0462G(モハE234-125)で出発し、品川で5:26発快速急行羽田空港行き474K(3851)に乗り換えて羽田空港へ。

f:id:Sakasegawa3019:20200414063914j:plain

ソラシドエア6J 51便

羽田空港からは6:40発宮崎空港行きソラシドエア6J 51便に搭乗。晴れていたので離陸の際には富士山が大きく見えました。よく考えてみれば明るい時間に飛行機で飛ぶのは一人旅では初めてのことなので、目に映る全てのものが新鮮です。

田辺市上空辺りまでは晴れていましたが、紀伊水道を越えて四国上空に入った途端下界は雲に閉ざされて何も見えなくなりました。

8:19 宮崎空港に着陸。晴れていた関東と違い、こちらはどんよりとした曇り空の下。予報では雨と出ていますが、激しく降らないことを祈るばかりです。

f:id:Sakasegawa3019:20200414064630j:plain

宮崎空港駅

宮崎県に来るのは人生でこれが初めて。旅行先にいつも北海道や東北といった北を選ぶ傾向がありましたから、南の方はずっとなおざりになってきました。空港に着いて外に出てみると、古そうなキュービックが停まっており、早速度肝を抜かれました。

空港に隣接する宮崎空港駅は平成8年7月開業。一駅間1.4㎞だけの宮崎空港線の終着駅です。島式1面2線の高架駅で、特急の起終点としては随分簡素な造りです。

f:id:Sakasegawa3019:20200414065428j:plain

田吉駅

宮崎空港8:59発普通宮崎行き6522M(クハ787-5)で田吉へ。2度の廃止と復活を経た駅で、現在の駅は日南線宮崎空港線の分岐駅として平成8年に開業した3代目。初代は昭和37年に宮崎交通線の廃止に伴って廃止され、昭和38年に宮崎交通線の跡地を利用して日南線の2代目の駅が開業しましたが、利用客が少ないことから昭和46年に廃止されました。路線の分岐駅としては随分小さなもので、狭い島式ホームと狭い駅舎があるだけです。

f:id:Sakasegawa3019:20200414070204j:plain

油津駅

田吉9:18発普通油津行き1929D(キハ47-9056+キハ47-8123)で油津へ。一部列車が折り返す運行拠点駅で、昭和12年大堂津から伸びてきた志布志線の終着駅として開業しました。駅舎は開業時に建てられたもので、平成30年2月4日に赤く塗り替えられて「カープ油津駅」の愛称が付きました。これは日南市が広島東洋カープのキャンプ地であるのにちなんだものです。

f:id:Sakasegawa3019:20200414070830j:plain

志布志駅

油津10:46発普通志布志行き1931D(キハ40-8069)に乗り換えて終点の志布志へ。志布志まで乗っていたのは自分以外にお爺さん一人と榎原から乗ってきたお婆さんだけで、この区間の将来が不安になるような利用の少なさです。終着駅・志布志は平成18年の合併で誕生した鹿児島県志布志市の代表駅で、この駅に降り立ったことによって鹿児島県の土を初めて踏んだことになります。これで47全都道府県制覇となりました(ただし行ったことのない県庁所在都市が3つ残っています)

志布志はかつて、志布志線・大隅線も乗り入れる一大ターミナル駅でしたが、昭和62年に両線が廃止された後、平成2年に移転・縮小されて片面ホームと側線があるだけの小さな終着駅へと変貌を遂げました。駅舎は移転時に改築されたもので、無人化後に総合観光案内所が入居しています。駅自体は寂しげですが、志布志の街自体は結構大きく活気があります。

f:id:Sakasegawa3019:20200414072107j:plain

大隅夏井駅

途中ファミリーマートで食料調達しつつ一時間歩いて、隣の大隅夏井へ。幸いにも雨は止んでおり、しっとりとした雨上がりの空気のなかを歩くのは気持ち良かったです。

鹿児島県最東端の駅・大隅夏井は、ダグリ岬遊園地や枇榔島といった観光地への最寄り駅ですが、本数の少なさを考えれば観光客の利用はほとんど無さそうです。駅舎は簡素なものですが、窓口跡が残っているので、おそらく昭和37年の無人化以前に建てられたものだと思われます。駅前には「線路にこぼるゝ萩の花かな」という山頭火の句碑が建てられています。

f:id:Sakasegawa3019:20200414073145j:plain

日向大束駅

大隅夏井13:19発普通油津行き1940D(キハ40-8069)で日向大束へ。昭和29年の串間市誕生まで存在した旧南那珂郡大束村の駅で、昭和10年4月開業時に建てられた木造駅舎が残っていますが、改修の際に庇が撤去されたようで、のっぺりとした外観になっています。ホームは相対式で、交換可能駅です。

f:id:Sakasegawa3019:20200414073824j:plain

福島高松駅

日向大束14:17発快速日南マリーン号志布志行き1935D(キハ40-8060)で福島高松へ。日南線における宮崎県最西端の駅で、のどかな雰囲気が漂っています。「秘境駅」として紹介されることも多い駅ですが、駅前に人家があるので秘境感はそれほどありません。いわゆる「田舎の香水」が漂っているので、その手の臭いが苦手な人にとっては長居するのは厳しそうです。駅舎は有人駅時代のものを縮小したと思われるもので、最近改修されて外壁が綺麗になっています。

f:id:Sakasegawa3019:20200414074712j:plain

福島今町駅

30分歩いて隣の福島今町へ。宮崎県最南端の駅で、志布志方面への最後の交換可能駅です。駅名に冠されている「福島」は串間市成立まで存在した旧南那珂郡福島町のことで、志布志線今町駅(都城市)との混同を避けるためのもの。「日向今町」としなかったのは、今町駅も同じ宮崎県内(日向国)にあったからだそうです。駅舎は台風で被害を受けて昭和31年3月に改築されたもので、60年以上の歳月を経ていい感じに古びてきています。駅舎内には燕が巣を作っていました。駅を撮っていると歩行中は止んでいた雨が降り出しました。

f:id:Sakasegawa3019:20200414081531j:plain

南郷駅

福島今町16:10発普通油津行き1946D(キハ40-8060)で南郷へ。平成21年に日南市と合併した旧南那珂郡南郷町の駅で、駅舎には観光案内所が入居しています。昭和27年4月改築で、平成21年10月にリニューアルされた駅舎は、今年2月2日に白と紺色に塗られ「ライオンズ南郷駅」の愛称が付きました。これは南郷町西武ライオンズのキャンプ地であることにちなんだものです。

f:id:Sakasegawa3019:20200414082250j:plain

日南市南郷町総合支所 旧庁舎

雨が降っていますが、待ち時間を利用して駅近くの旧南郷町役場へ。日南市への合併後は総合支所として使われていましたが、平成28年12月19日に南郷ハートフルセンターに総合支所が移転して以降は空き家となっています。

f:id:Sakasegawa3019:20200414082805j:plain

北郷駅

南郷17:28発快速日南マリーン号宮崎行き1948D(キハ40-8104+キハ40-8100)で北郷へ。平成21年に日南市と合併した旧南那珂郡北郷町の駅で、昭和16年の開業から昭和38年の日南線全通までは志布志線の終着駅でした。平成8年2月改築のログハウス風駅舎にはタクシー会社が入居しています。

f:id:Sakasegawa3019:20200414083359j:plain

日南市北郷町総合支所 旧庁舎

相変わらず雨が降り続いていますが、こちらでも列車の待ち時間を利用して旧北郷町役場へ。こちらも日南市への合併後は総合支所として使われていましたが、南郷総合支所と同時に移転して空き家となっています。昭和40年に建てられたモダニズム建築で、このまま取り壊されてしまうのはあまりにも惜しく思われます。せめて解体前に見学会でも開いてほしいものですが。

f:id:Sakasegawa3019:20200414083900j:plain

伊比井駅

北郷18:31発普通南宮崎行き1950D(キハ47-8088+キハ47-9073)で伊比井へ。日南線でも最後に開業した区間にある駅で、国道から階段を登ったところにコンクリート造の駅舎が建っています。ホームは島式で、終日ほぼこの駅で列車交換が行われます。

f:id:Sakasegawa3019:20200414084711j:plain

夜の油津駅

1950Dと交換する伊比井18:46発普通志布志行き1949D(キハ47-9083+キハ47-8052)で油津へ。この日から2日間、油津駅前のビジネスホテルサンライズに宿泊。文字通り駅前にあるので日南線駅めぐりにはうってつけのホテルです。